本日は、ドイツ・ブンデスリーガ2016-2017年王者、バイエルン・ミュンヘンについて、
シーズンの結果を紐解いていきたいと思います。
目次
■最終成績(総合・ホーム・アウェー)
総合成績
勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 |
82 | 34 | 25 | 7 |
負数 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
2 | 89 | 22 | 67 |
ホーム成績
勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 |
43 | 17 | 13 | 4 |
負数 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
0 | 55 | 9 | 46 |
アウェイ成績
勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 |
39 | 17 | 12 | 3 |
負数 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
2 | 34 | 13 | 21 |
ホーム・アウェー共に圧倒的な数字となっています。
特に長いシーズンを通して、リーグでは2敗しかしておらず、ホームでは負けなしと、他を寄せ付けない強さを誇っています。
それにしても、ホームで55得点9失点得失点差46は半端ないですね。
今シーズン、ホームで複数失点したのは、第30節のFSVマインツ05戦のみ(2-2の引き分け)で、その他の16試合で複数失点はありません。
ちなみに当該試合では、元日本代表の武藤嘉紀選手が先発フル出場しておりました。
■国籍別所属選手
国籍 | 人数 | 国籍 | 人数 |
ドイツ | 19人 | ポーランド | 1人 |
スペイン | 4人 | ブラジル | 1人 |
フランス | 2人 | チリ | 1人 |
オーストリア | 2人 | セルビア | 1人 |
ポルトガル | 1人 | オランダ | 1人 |
所属選手の内、57%がドイツ出身の選手となっています。
2位はスペイン出身選手が4人。
これはペップ時代の名残ですね。
自国の強豪チームの半数以上が、自国選手というのは非常に良いことですね。
■ポジション別出場試合数
①GK
背番号 | 名前 | 出場試合数 | 先発出場 | 出場時間 |
1 | マヌエル・ノイアー | 27 | 27 | 2525分 |
22 | トム・シュタルケ | 3 | 3 | 284分 |
26 | スヴェン・ウルライヒ | 4 | 4 | 373分 |
33 | エンリコ・カルーソ | 0 | 0 | 0分 |
36 | クリスティアン・フリュヒトル | 0 | 0 | 0分 |
37 | レオ・ウェインコーフ | 0 | 0 | 0分 |
ドイツ代表の守護神ノイアーが、全試合出場しているのかと思っていましたが、7試合も欠場と、意外に欠場が多くなっていました。
また、6名のGKは全員ドイツ出身です。
②DF
背番号 | 名前 | 出場試合数 | 先発出場 | 出場時間 |
5 | マッツ・フンメルス | 27 | 24 | 2269分 |
13 | ラフィーニャ | 19 | 9 | 987分 |
17 | ジェローム・ボアテング | 13 | 10 | 862分 |
18 | フアン・ベルナト | 18 | 13 | 1290分 |
21 | フィリップ・ラーム | 27 | 25 | 2255分 |
32 | ジョシュア・キミッヒ | 27 | 15 | 1611分 |
34 | マルコ・フリードル | 0 | 0 | 0分 |
レギュラーといえるのは、マッツ・フンメルスとフィリップ・ラームの2名でしょうか。
しかし、ラームが今季限りでの引退を表明しています。
27試合に出場、25試合に先発出場しており、チームの精神的支柱でもあったキャプテンの穴は、なかなか埋まらないと思います。
来期は、同じドイツ出身の22歳キミッヒの成長が鍵を握っているかと思います。
③MF
背番号 | 名前 | 出場試合数 | 先発出場 | 出場時間 |
6 | ティアゴ・アルカンタラ | 27 | 26 | 2374分 |
7 | フランク・リベリー | 22 | 14 | 1284分 |
8 | ハビ・マルティネス | 25 | 25 | 2204分 |
11 | ドウグラス・コスタ | 23 | 14 | 1436分 |
14 | シャビ・アロンソ | 27 | 22 | 1976分 |
19 | メリタン・シャバニ | 0 | 0 | 0分 |
23 | アルトゥーロ・ビダル | 27 | 21 | 1890分 |
27 | ダヴィド・アラバ | 32 | 29 | 2607分 |
29 | キングスレイ・コマン | 19 | 10 | 960分 |
30 | ニクラス・ドルシュ | 0 | 0 | 0分 |
35 | レナト・サンチェス | 17 | 6 | 650分 |
38 | エルダル・エズトゥルク | 0 | 0 | 0分 |
39 | ニコラス・フェルトハーン | 0 | 0 | 0分 |
40 | ファビアン・ベンコ | 0 | 0 | 0分 |
ティアゴ・アルカンタラ、ハビ・マルティネス、シャビ・アロンソのスペイン出身3名がレギュラーといえます。
スペイン人選手が中盤を固めているのは、ペップ時代の名残がありますね。
ただ、シャビ・アロンソも今季限りでの引退です。
来季は、ユーロ2016でブレイクした、コマンやレナト・サンチェスの出場機会が増えるといいですね。
その他、アルトゥーロ・ビダルや、ダヴィド・アラバもチームの主力と言えますね。
④FW
背番号 | 名前 | 出場試合数 | 先発出場 | 出場時間 |
9 | ロベルト・レヴァンドフスキ | 33 | 31 | 2888分 |
10 | アリエン・ロッベン | 26 | 21 | 1892分 |
15 | ラファエル・オーベルマイアー | 0 | 0 | 0分 |
20 | フェリックス・ゲッツェ | 0 | 0 | 0分 |
25 | トーマス・ミュラー | 29 | 25 | 2353分 |
41 | ミロス・パントビッチ | 0 | 0 | 0分 |
ロベルト・レヴァンドフスキはまさかの得点王を逃しましたが、それでも大車輪の活躍でした。
トーマス・ミュラーと共に、シーズンを通して長期離脱もなく試合に出場し続け、そして得点を量産し続けました。
また、今季はロッベンも活躍した方ではないでしょうか?シーズン26試合も出場できるとは思いませんでした。
出場すれば違いを生み出す選手ですが、来期34歳とキャリアの終盤を迎えています。
ロッベンが来期も同じ活躍が出来る保証はなく、計算できるFWがレヴァンドフスキとミュラーだけというのは、少し心もとない気もします。
■チーム内得点ランキング
順位 | 背番号 | ポジション | 名前 | 得点 |
1 | 9 | FW | ロベルト・レヴァンドフスキ | 30 |
2 | 10 | FW | アリエン・ロッベン | 13 |
3 | 32 | DF | ジョシュア・キミッヒ | 6 |
3 | 6 | MF | ティアゴ・アルカンタラ | 6 |
5 | 7 | MF | フランク・リベリー | 5 |
5 | 25 | FW | トーマス・ミュラー | 5 |
ロベルト・レヴァンドフスキが圧倒的な得点源です。
ただ二桁得点を記録しているのが、レヴァンドフスキとロッベンだけです。
もう一人、2桁得点できるFWがいるといいですね。オフの補強に期待ですね。
■チーム内警告ランキング
順位 | 背番号 | ポジション | 名前 | 警告 | 退場 |
1 | 23 | MF | アルトゥーロ・ビダル | 8 | 0 |
2 | 14 | MF | シャビ・アロンソ | 6 | 0 |
3 | 9 | FW | ロベルト・レヴァンドフスキ | 5 | 0 |
3 | 8 | MF | ハビ・マルティネス | 5 | 0 |
5 | 6 | MF | ティアゴ・アルカンタラ | 4 | 0 |
5 | 5 | DF | マッツ・フンメルス | 4 | 0 |
警告数1位はビダルでした。
プライベートでも何かとお騒がせな同選手ですが、試合でも警告を多く貰ってしまっていますね。
ただ、ブンデスリーガは、イエローカード累積5枚で次節1試合に出場停止なので、ビダルのように8枚イエローを貰っても出場停止は1試合のみで済みます。
ちなみに、日本のJ1はイエローカード累積4枚で次節1試合出場停止なので、日本だと2試合の出場停止になりますね。
以上、ブンデスリーガを制したバイエルン・ミュンヘンのシーズン結果でした。
次回は、2016-2017シーズン2位の、RBライプツィヒを見てみたいと思います。
*【まとめ】サッカー ドイツ・ブンデスリーガ 2016-2017シーズン 順位・結果はこちら
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