本日は、ドイツ・ブンデスリーガ2016-2017年間2位、RBライプツィヒについて、シーズンの結果を紐解いていきたいと思います。
目次
■最終成績(総合・ホーム・アウェー)
・総合成績
勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 |
67 | 34 | 20 | 7 |
負数 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
7 | 66 | 39 | 27 |
・ホーム成績
勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 |
38 | 17 | 12 | 2 |
負数 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
3 | 35 | 16 | 19 |
・アウェイ成績
勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 |
29 | 17 | 8 | 5 |
負数 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
4 | 31 | 23 | 8 |
ホーム・アウェー共に、昇格組としては、素晴らしい成績となっています。
Jリーグでは昇格即優勝等の珍事がたまに起きますが、欧州のトップリーグでは、通常そんなことはなかなか起こりません。
そんな中、いきなりブンデスリーガで2位というのは、快挙と言ってもいいでしょう。
内容も、ホームでは3敗しかせず、アウェイでも4敗のみ、勝ちきれない試合もきちんと引き分けに持ち込み(アウェイ5分け)、堂々のリーグ年間2位となりました。
シーズン開幕時にRBライプツィヒが2位になるとは、どれ位の人が予想できたでしょうか?
正直私は、RBライプツィヒというチーム名も知りませんでした。
■国籍別所属選手
国籍 | 人数 | 国籍 | 人数 |
ドイツ | 18人 | デンマーク | 1人 |
オーストリア | 2人 | スコットランド | 1人 |
ポーランド | 1人 | スウェーデン | 1人 |
フランス | 1人 | スイス | 1人 |
ブラジル | 1人 | ギニア | 1人 |
ハンガリー | 1人 |
所属選手の内、62%がドイツ出身の選手となっています。
その他は、オーストリア出身の2人を除いて、各国1名ずつですね。
バイエルン・ミュンヘンもそうですが、ブンデスリーガは多国籍軍ではなく、ドイツ出身の選手が多いですね。
■ポジション別出場試合数
①GK
背番号 | 名前 | 出場試合数 | 先発出場 | 出場時間 |
1 | ファビオ・コルトルティ | 1 | 1 | 92分 |
21 | マリウス・ミュラー | 0 | 0 | 0分 |
22 | ベンヤミン・ベロットス | 0 | 0 | 0分 |
32 | ペテル・グラチ | 33 | 33 | 3109分 |
リーグ戦34試合中、33試合でゴールマウスを守ったのは、ハンガリー代表GKのペテル・グラチです。
190cmと長身でまだ27歳ということを考えると、今後もRBライプツィヒのゴールマウスには、彼が立ちはだかりそうです。
②DF
背番号 | 名前 | 出場試合数 | 先発出場 | 出場時間 |
4 | ヴィリ・オルバン | 28 | 28 | 2630分 |
14 | ドミニク・フランケ | 0 | 0 | 0分 |
16 | ルーカス・クロスターマン | 1 | 1 | 94分 |
17 | ダヨ・ウパメカノ | 12 | 8 | 715分 |
20 | ベンノ・シュミッツ | 16 | 11 | 1045分 |
23 | マルセル・ハルステンベルグ | 30 | 30 | 2766分 |
33 | マルヴィン・コンパー | 25 | 25 | 2192分 |
36 | ケン・ギプソン | 0 | 0 | 0分 |
レギュラーは、ヴィリ・オルバン、マルセル・ハルステンベルグ、マルヴィン・コンパーの3名です。
3名とも2000分以上、リーグ戦に出場しており、特にマルセル・ハルステンベルグは2766分出場、ヴィリ・オルバンは2630分出場と、守備の要と言えるでしょう。
逆にサブでは、ベンノ・シュミッツの1045分出場が最も多く、控えメンバーの層は厚くはありません。
③MF
背番号 | 名前 | 出場試合数 | 先発出場 | 出場時間 |
3 | ベルナルド | 22 | 21 | 1973分 |
6 | ラニ・ケディラ | 10 | 1 | 190分 |
7 | マルセル・サビッツァー | 32 | 31 | 2702分 |
8 | ナビー・ケイタ | 31 | 29 | 2513分 |
10 | エミル・フォルスベルグ | 30 | 27 | 2481分 |
13 | ステファン・イルサンケル | 33 | 29 | 2778分 |
24 | ドミニク・カイザー | 25 | 7 | 1030分 |
24 | ヨーン・パトリック・シュトラウス | 0 | 0 | 0分 |
25 | カミル・ウォイトコウスキ | 0 | 0 | 0分 |
26 | ヴィタリ・ヤネルト | 0 | 0 | 0分 |
31 | ディエゴ・デメ | 32 | 32 | 2996分 |
40 | イドリッサ・トゥーレ | 0 | 0 | 0分 |
5名の選手が、2000分以上に出場しています。
その中でも、マルセル・サビッツァー、ナビー・ケイタ、エミル・フォルスベルグの3名は、各々がリーグ戦で8得点ずつゴールを挙げており、チームの核であったと言えます。
また、ドイツ出身の選手でレギュラーはディエゴ・デメのみです。
他の4選手は、オーストリア×2と、ギニア、スウェーデンと、バラエティに富んでいます。
ベルナルドが1973分出場している以外は、MFもDFと同じく、控えの層は厚くないです。
④FW
背番号 | 名前 | 出場試合数 | 先発出場 | 出場時間 |
9 | ユセフ・ポールセン | 29 | 25 | 2116分 |
11 | ティモ・ヴェルナー | 31 | 28 | 2483分 |
18 | フェデリコ・パラシオス・マルティネス | 2 | 0 | 63分 |
19 | オリバー・バーク | 25 | 5 | 695分 |
27 | ダヴィー・セルケ | 21 | 2 | 510分 |
レギュラーはユセフ・ポールセンとティモ・ヴェルナーの二人です。
特に、ティモ・ヴェルナーはまだ若干21歳にも関わらず、今シーズンブンデスリーガで21得点を上げ、得点ランキング4位になりました。
U-21ドイツ代表で、17歳でブンデスリーガデビューも果たしており、将来、ビッグクラブから声がかかってもおかしくない逸材です。
控えに関しても、20代前半のオリバー・バークや、U-19ドイツ代表として、2014年にU-19欧州選手権を制しMVPを獲得したダヴィー・セルケの2人がおり、DFやMFに比べると、層が厚く感じます。
【2017/7/7追記】
2017年6月1日、ダヴィー・セルケのヘルタ・ベルリンへの移籍が発表されました。
若く有望な選手でしたが、現在のRBライプツィヒでは、それほど多くの出場機会に恵まれなかったため、移籍という選択肢も止む無しでしょうか。
ヘルタでは多くの出場機会に恵まれ、選手として成長して欲しいですね。
■チーム内ゴールランキング
順位 | 背番号 | ポジション | 名前 | 得点 |
1 | 11 | FW | ティモ・ヴェルナー | 21 |
2 | 10 | MF | エミル・フォルスベルグ | 8 |
2 | 8 | MF | ナビー・ケイタ | 8 |
2 | 7 | MF | マルセル・サビッツァー | 8 |
5 | 9 | FW | ユセフ・ポールセン | 5 |
以前の記事でも記載しましたが、ティモ・ヴェルナーがブンデスリーガ得点ランキング4位にランクインし、大ブレイクしました。
まだ、若干21歳ということもあり、これから一気にメジャー選手となる可能性を秘めいています。
また、MF陣3人が、それぞれ8点ずつ取っていることも評価に値するかと思います。
チーム全体で得点を取れていますね。
■チーム内警告ランキング
順位 | 背番号 | ポジション | 名前 | 警告 | 退場 |
1 | 4 | DF | ヴィリ・オルバン | 9 | 1 |
2 | 8 | MF | ナビー・ケイタ | 8 | 0 |
3 | 13 | MF | ステファン・イルサンケル | 8 | 0 |
4 | 33 | DF | マルヴィン・コンパー | 6 | 0 |
5 | 11 | FW | ティモ・ヴェルナー | 4 | 0 |
5 | 9 | FW | ユセフ・ポールセン | 4 | 0 |
5 | 27 | FW | ダヴィー・セルケ | 4 | 0 |
5 | 31 | MF | ディエゴ・デメ | 4 | 0 |
5 | 23 | DF | マルセル・ハルステンベルグ | 4 | 0 |
警告数1位はDFのヴィリ・オルバンでした。警告9枚、退場も1回となっています。
DFというポジションの性質上、警告が多くなるのはしょうがないですかね。
ただ、ブンデスリーガは、イエローカード累積5枚で次節1試合に出場停止なので、オルバンのように9枚イエローを貰っても出場停止は1試合のみで済みます。
その他、DFだけでなく、MFやFWにも警告を貰っている選手がいます。
首位のバイエルンが警告数47に対して、RBライプツィヒは警告数68となっており、このあたりは来期、改善の余地があるかもしれませんね。
以上、ブンデスリーガ年間2位のRBライプツィヒのシーズン結果でした。
次回は、2016-2017シーズン3位の、ボルシア・ドルトムントを見てみたいと思います。
*【まとめ】サッカー ドイツ・ブンデスリーガ 2016-2017シーズン 順位・結果はこちら