本日は、J1、2017年年間14位、清水エスパルスについて、シーズンの結果を紐解いていきたいと思います。
■年間成績(総合・ホーム・アウェー)
・総合成績
勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 |
34 | 34 | 8 | 10 |
負数 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
16 | 36 | 54 | 18 |
・ホーム成績
勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 |
11 | 17 | 3 | 2 |
負数 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
12 | 16 | 36 | -20 |
・アウェイ成績
勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 |
23 | 17 | 5 | 8 |
負数 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
4 | 20 | 18 | 2 |
最終節のアウェイ神戸戦で勝利をおさめ、なんとかJ1残留を果たしました。
残留を争っていた甲府が最終節勝利していましたので、もし清水が引き分け以下に終わっていた場合は清水がJ2降格だったことを考えると、本当にギリギリのJ1残留であったと言えます。
今シーズン、2年ぶりにJ1の舞台に戻ってきたため、J1残留という最低限の目標は達成できましたが、古豪復活への道のりはまだまだだと感じるシーズンでした。
戦績を見ると、とにかくホームで勝てないシーズンでした。
17試合でたったの3勝、引き分けが2試合あり残り12試合は敗れました。
後半戦はホームで2勝、引き分けすらなく敗戦の繰り返し。
正直アウェイでの善戦がなければ、J2に降格していても何らおかしくない戦績だったと思います。
来シーズンに向けてとにかくホームでの勝癖をつけなければいけませんね。
*【清水エスパルス】移籍組活躍も、、、J1残留のカギはホームでの勝利~2017シーズン前半戦 順位・結果~ はこちら
今シーズンのように、来シーズンもアウェイで善戦できる保証はどこにもないため、まずはこの部分をしっかり立て直して、10位以内に入る事を目標に戦ってほしいと思います。
■年間成績(詳細)
キックオフ | 節 | 開催 | 勝敗 | ホーム | 試合結果 | アウェイ |
2/25(土) | 1 | ホーム | ● | 清水 | 0-1 | 神戸 |
3/4(土) | 2 | アウェイ | 〇 | 広島 | 0-1 | 清水 |
3/11(土) | 3 | アウェイ | 〇 | 新潟 | 0-2 | 清水 |
3/18(土) | 4 | ホーム | ● | 清水 | 2-3 | 鹿島 |
4/1(土) | 5 | アウェイ | ● | 磐田 | 3-1 | 清水 |
4/8(土) | 6 | アウェイ | 〇 | 柏 | 0-2 | 清水 |
4/16(日) | 7 | ホーム | △ | 清水 | 1-1 | 大宮 |
4/21(金) | 8 | アウェイ | △ | 川崎F | 2-2 | 清水 |
4/30(日) | 9 | ホーム | ● | 清水 | 0-3 | 仙台 |
5/5(金) | 10 | アウェイ | △ | G大阪 | 1-1 | 清水 |
5/14(日) | 11 | ホーム | △ | 清水 | 1-1 | 鳥栖 |
5/20(土) | 12 | アウェイ | △ | 浦和 | 3-3 | 清水 |
5/27(土) | 13 | ホーム | ● | 清水 | 1-3 | 横浜FM |
6/4(日) | 14 | ホーム | ● | 清水 | 0-2 | FC東京 |
6/17(土) | 15 | アウェイ | △ | C大阪 | 1-1 | 清水 |
6/25(日) | 16 | ホーム | 〇 | 清水 | 1-0 | 甲府 |
7/1(土) | 17 | アウェイ | ● | 札幌 | 1-0 | 清水 |
7/8(土) | 18 | ホーム | 〇 | 清水 | 2-0 | G大阪 |
7/29(土) | 19 | アウェイ | △ | 横浜FM | 2-2 | 清水 |
8/5(土) | 20 | アウェイ | ● | 鳥栖 | 2-1 | 清水 |
8/9(水) | 21 | ホーム | 〇 | 清水 | 3-2 | C大阪 |
8/13(日) | 22 | ホーム | ● | 清水 | 1-4 | 柏 |
8/19(土) | 23 | アウェイ | ● | 鹿島 | 2-0 | 清水 |
8/27(日) | 24 | ホーム | ● | 清水 | 1-2 | 浦和 |
9/9(土) | 25 | アウェイ | 〇 | 甲府 | 0-1 | 清水 |
9/16(土) | 26 | ホーム | ● | 清水 | 0-3 | 川崎F |
9/23(土) | 27 | ホーム | ● | 清水 | 1-3 | 広島 |
9/30(土) | 28 | アウェイ | △ | 大宮 | 0-0 | 清水 |
10/14(土) | 29 | ホーム | ● | 清水 | 0-3 | 磐田 |
10/21(土) | 30 | アウェイ | △ | 仙台 | 0-0 | 清水 |
10/29(日) | 31 | アウェイ | △ | FC東京 | 0-0 | 清水 |
11/18(土) | 32 | ホーム | ● | 清水 | 0-2 | 札幌 |
11/26(日) | 33 | ホーム | ● | 清水 | 2-3 | 新潟 |
12/2(土) | 34 | アウェイ | 〇 | 神戸 | 1-3 | 清水 |
最終節こそ神戸に勝利しましたが、その前に勝利したのは25節のアウェイ甲府戦までさかのぼらなければいけません。
最終節で勝利し残留を決めるまで、約3ケ月で引き分けの勝点3しか取れなかったことを考えると、改めて本当によくJ1に残留出来たなと思います。
33節で新潟に敗れた時は、さすがにこれはヤバいかと思いましたが、同じように甲府も負けや引き分けを続けてくれたため、なんとか踏みとどまれました。
さすがに14位ともなってくると上位陣から勝利を挙げることは難しくなってきており、清水が勝利できたのも、C大阪と柏に1勝ずつくらいといった所です。
ただこれで、昨シーズンJ2からJ1に昇格したチームは全てJ1残留を成し遂げました。
従来であればJ1からすぐにJ2に逆戻りするクラブがある中で、2017シーズンのサプライズだったことは間違いありません。
■年間全試合出場
全試合出場したのは、GKの六反勇治選手のみです。
また全試合フル出場しているのも、GKの六反勇治選手のみです。
六反選手は今シーズンベガルタ仙台から移籍してきましたが、レギュラーGKとしてシーズン全ての試合でフル出場、いきなりチームの柱となっています。
ただ、本人だけの責任ではありませんが、複数失点する試合も多く、来シーズン以降DF陣との意思疎通も含め、まだまだ改善しないといけない課題が多く出たシーズンだったのではないかと思います。
他に30試合以上に出場しているのは、DFの松原選手が32試合、FWのミッチェル デューク選手が31試合、MFの枝村選手が30試合です。
思いの他、30試合以上に出場している選手は少なく、色々な選手を使いながら試行錯誤していたのが見受けられますね。
■年間チーム内得点ランキング
順位 | ポジション | 背番号 | 名前 | 得点 |
1 | FW | 9 | 鄭 大世 | 10 |
2 | FW | 23 | 北川 航也 | 5 |
3 | FW | 8 | チアゴ アウベス | 4 |
3 | FW | 30 | 金子 翔太 | 4 |
5 | MF | 10 | 白崎 凌兵 | 3 |
チーム内得点王は、23試合で10得点の鄭大世選手です。
年を重ねるごとにケガも多くなり、出場試合数は減りつつありますが、それでも得点数を二桁に乗せてくるあたり流石だなと感じます。
2位には26試合出場5得点の北川選手がランクイン。
鄭大世やチアゴ アウベス、白崎選手等が怪我で離脱した際に、彼らの穴を埋め、更に得点も決めるというなかなかの活躍を見せてくれました。
まだ21歳ということもあり、これからの伸びしろに期待したい所ですね。
3位はチアゴ アウベス選手と金子選手、5位は白崎選手がランクインしました。
まとめ
以上、J1、2017シーズン年間14位の清水エスパルスの順位・結果でした。
兎にも角にもJ1復帰1年で即J2降格とならなくて良かったと思います。
ただ、今シーズンのような戦いをしていると近い将来またJ2へ降格してしまうと思うので、今オフしっかりと立て直しをして欲しいと思います。
次回は、2017シーズン年間15位の、サンフレッチェ広島を見てみたいと思います。
*【サンフレッチェ広島】降格圏と勝点1差、奇跡のJ1残留~2017シーズン 順位・結果~ はこちら