本日は、J1、2017年年間18位、大宮アルディージャについて、シーズンの結果を紐解いていきたいと思います。
■年間成績(総合・ホーム・アウェー)
・総合成績
勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 |
25 | 34 | 5 | 10 |
負数 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
19 | 28 | 60 | -32 |
・ホーム成績
勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 |
16 | 17 | 3 | 7 |
負数 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
7 | 14 | 22 | -8 |
・アウェイ成績
勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 |
9 | 17 | 2 | 3 |
負数 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
12 | 14 | 38 | -24 |
昨シーズンJ1を5位で終えたチームが、まさかの最下位でJ2降格となってしまいました。
シーズン前に、家長と泉澤という攻撃の二枚看板をそれぞれ川崎F・G大阪に強奪され、チームの攻撃の形が出来ないまま開幕。
開幕から負けが込み、2度の監督交代を経てもチームが浮上するきっかけは作れず、一度も降格圏を脱出できないまま、J2降格となりました。
戦績を見ると、特にアウェイでは目も当てられない状況です。
獲得勝点は17試合でたったの9、得失点差は-24もあります。
今シーズンは攻撃陣だけでなく、守備もまともに機能しないまま、シーズンを終えることとなってしまいました。
*【大宮アルディージャ】主力移籍、江坂頼りの攻撃 迫りくる降格の足音~2017シーズン前半戦 順位・結果~ はこちら
来シーズンは2015年以来のJ2を戦います。
今シーズン3人目の監督であった元鹿島の石井監督が来シーズンも引き続き指揮を執るとのことです。
石井監督は今シーズン、残り3節の時点で監督に就任し全勝しなければJ2降格という非常に厳しい状況での監督就任でした。
来シーズンは開幕から指揮を執れますし、石井監督の色を出してJ1復帰へ向け突き進んで欲しいと思います。
■年間成績(詳細)
キックオフ | 節 | 開催 | 勝敗 | ホーム | 試合結果 | アウェイ |
2/25(土) | 1 | ホーム | ● | 大宮 | 0-2 | 川崎F |
3/4(土) | 2 | アウェイ | ● | FC東京 | 2-0 | 大宮 |
3/11(土) | 3 | ホーム | ● | 大宮 | 1-2 | 磐田 |
3/18(土) | 4 | アウェイ | ● | 甲府 | 1-0 | 大宮 |
4/1(土) | 5 | ホーム | ● | 大宮 | 0-1 | 鹿島 |
4/8(土) | 6 | ホーム | ● | 大宮 | 0-2 | 神戸 |
4/16(日) | 7 | アウェイ | △ | 清水 | 1-1 | 大宮 |
4/21(金) | 8 | アウェイ | ● | G大阪 | 6-0 | 大宮 |
4/30(日) | 9 | ホーム | 〇 | 大宮 | 1-0 | 浦和 |
5/6(土) | 10 | アウェイ | ● | 札幌 | 1-0 | 大宮 |
5/14(日) | 11 | ホーム | 〇 | 大宮 | 2-1 | 仙台 |
5/20(土) | 12 | ホーム | ● | 大宮 | 0-3 | C大阪 |
5/27(土) | 13 | アウェイ | ● | 柏 | 4-2 | 大宮 |
6/4(日) | 14 | ホーム | △ | 大宮 | 1-1 | 鳥栖 |
6/17(土) | 15 | アウェイ | 〇 | 新潟 | 1-2 | 大宮 |
6/25(日) | 16 | アウェイ | 〇 | 広島 | 0-3 | 大宮 |
7/1(土) | 17 | ホーム | ● | 大宮 | 1-2 | 横浜FM |
7/8(土) | 18 | ホーム | △ | 大宮 | 2-2 | 札幌 |
7/29(土) | 19 | アウェイ | ● | 神戸 | 3-1 | 大宮 |
8/5(土) | 20 | アウェイ | △ | 浦和 | 2-2 | 大宮 |
8/9(水) | 21 | ホーム | ● | 大宮 | 1-2 | FC東京 |
8/13(日) | 22 | ホーム | 〇 | 大宮 | 1-0 | 新潟 |
8/19(土) | 23 | アウェイ | ● | 鳥栖 | 3-0 | 大宮 |
8/26(土) | 24 | ホーム | △ | 大宮 | 1-1 | 広島 |
9/9(土) | 25 | アウェイ | ● | 鹿島 | 1-0 | 大宮 |
9/16(土) | 26 | ホーム | △ | 大宮 | 2-2 | G大阪 |
9/23(土) | 27 | アウェイ | ● | 磐田 | 2-1 | 大宮 |
9/30(土) | 28 | ホーム | △ | 大宮 | 0-0 | 清水 |
10/14(土) | 29 | アウェイ | △ | 横浜FM | 1-1 | 大宮 |
10/21(土) | 30 | ホーム | △ | 大宮 | 1-1 | 柏 |
10/29(日) | 31 | アウェイ | ● | C大阪 | 2-1 | 大宮 |
11/18(土) | 32 | アウェイ | ● | 仙台 | 3-0 | 大宮 |
11/26(日) | 33 | ホーム | △ | 大宮 | 0-0 | 甲府 |
12/2(土) | 34 | アウェイ | ● | 川崎F | 5-0 | 大宮 |
開幕6連敗もさることながら、第23節から第34節まで実に12試合連続勝利なし。
6分6敗で最終節まで終え、そのまま最下位でのJ2降格となってしまいました。
第22節で勝利した新潟は、当時断トツの最下位でしたから、そう考えるとほとんどのクラブに勝てておらず、やはりJ2降格は致し方なかったのかもしれません。
ちなみに今シーズン大宮が勝利したクラブは、浦和、仙台、広島、新潟の4クラブです。
浦和は今シーズン、大宮に負けてから調子を崩し最終7位、仙台は最終12位、広島は最終15位、新潟は最終17位。
浦和以外のトップ10には1試合も勝てていないことになりますね。
来シーズンは開幕後大型連敗をしないよう、石井監督の手腕に期待したいと思います。
■年間全試合出場
全試合出場したのは、MFの江坂任選手のみです。
また全試合フル出場している選手はおりません。
後にも述べますが江坂選手はチーム得点王にもなっており、今シーズン孤軍奮闘の活躍でチームを支えてきた存在です。
しかし、先日来シーズンの柏レイソルへの移籍が発表されました。
これは大宮にとっては本当に痛いです。
昨シーズンの家長・泉澤に続き中心選手の移籍。
J2でも厳しい道のりとなってしまうかもしれません。
他に30試合以上に出場している選手は、MFの茨田選手の30試合のみです。
なかなかレギュラーを固められなかった1年だったことがわかりますね。
■年間チーム内得点ランキング
順位 | ポジション | 背番号 | 名前 | 得点 |
1 | MF | 7 | 江坂 任 | 7 |
2 | MF | 16 | マテウス | 5 |
3 | DF | 2 | 菊地 光将 | 2 |
3 | MF | 44 | 瀬川 祐輔 | 2 |
3 | FW | 10 | 大前 元紀 | 2 |
チーム内得点王は、34試合で7得点の江坂任選手です。
チームで唯一34試合に出場し、さらにチーム内得点王。
彼がいなければさらに断トツで最下位となっていたかもしれません。
2位は25試合出場で5得点のマテウス選手。
MFなので仕方ないかもしれませんが、正直これでは助っ人外国人とは言えないかと思います。
3位には同率で3選手が並んでいます。
菊池選手、瀬川選手、そして大前選手で2得点。
大前選手は、移籍した家長・泉澤両選手の穴を埋める活躍が期待されましたが完全に期待外れに終わり、自身も清水エスパルス時代以来のJ2降格を味わいました。
まとめ
以上、J1、2017シーズン年間18位の大宮アルディージャの順位・結果でした。
最後の数試合を考えると、1年でのJ1復帰に関しては新潟よりも厳しい印象を受けてしまいますが、J2の常連にならないよう、闘ってほしいと思います。
今回で、2017シーズンの振り返り記事は以上となります。