本日は、J1、2017年年間15位、サンフレッチェ広島について、シーズンの結果を紐解いていきたいと思います。
■年間成績(総合・ホーム・アウェー)
・総合成績
勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 |
33 | 34 | 8 | 9 |
負数 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
17 | 32 | 49 | -17 |
・ホーム成績
勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 |
15 | 17 | 3 | 6 |
負数 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
8 | 13 | 24 | -11 |
・アウェイ成績
勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 |
18 | 17 | 5 | 3 |
負数 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
9 | 19 | 25 | -6 |
前半戦を終わって、17試合で勝点10、18チーム中、17位。
前半戦一度もホームで勝てず、流石にJ1残留は厳しいかと思いました。
しかし監督交代後チームは息を吹き返し、後半戦だけで勝点23を稼ぎ出し、最終節を待たずして一気にJ1残留を決めました。
振り返れば夏の移籍期間で、G大阪から加入したパトリックの存在が本当に大きかったと思います。
彼が加入したことで前線にターゲットが出来、アンデルソン ロペスや柴崎がその周りを動き回ることでチャンスが生まれるようになりました。
ただ、J2へ降格した甲府とは勝点差1の15位。
ここ6年で3度J1を制したチームとしては、非常に厳しいシーズンとなりました。
今シーズンはスタートダッシュに失敗した為、来シーズンは開幕からエンジン全開で戦えるよう、オフのトレーニングをしっかりと実りあるものにして欲しいですね。
■年間成績(詳細)
キックオフ | 節 | 開催 | 勝敗 | ホーム | 試合結果 | アウェイ |
2/25(土) | 1 | ホーム | △ | 広島 | 1-1 | 新潟 |
3/4(土) | 2 | ホーム | ● | 広島 | 0-1 | 清水 |
3/11(土) | 3 | アウェイ | ● | 鳥栖 | 1-0 | 広島 |
3/18(土) | 4 | アウェイ | ● | 札幌 | 2-1 | 広島 |
4/1(土) | 5 | ホーム | ● | 広島 | 0-2 | 柏 |
4/7(金) | 6 | アウェイ | 〇 | G大阪 | 0-1 | 広島 |
4/16(日) | 7 | ホーム | ● | 広島 | 0-1 | 横浜FM |
4/22(土) | 8 | ホーム | △ | 広島 | 3-3 | 仙台 |
4/30(日) | 9 | アウェイ | ● | FC東京 | 1-0 | 広島 |
5/6(土) | 10 | ホーム | △ | 広島 | 1-1 | 神戸 |
5/14(日) | 11 | アウェイ | ● | C大阪 | 5-2 | 広島 |
5/20(土) | 12 | アウェイ | 〇 | 甲府 | 1-2 | 広島 |
5/27(土) | 13 | ホーム | △ | 広島 | 0-0 | 磐田 |
6/4(日) | 14 | ホーム | ● | 広島 | 1-3 | 鹿島 |
6/17(土) | 15 | アウェイ | ● | 川崎F | 1-0 | 広島 |
6/25(日) | 16 | ホーム | ● | 広島 | 0-3 | 大宮 |
7/1(土) | 17 | アウェイ | ● | 浦和 | 4-3 | 広島 |
7/8(土) | 18 | アウェイ | △ | 横浜FM | 1-1 | 広島 |
7/30(日) | 19 | ホーム | ● | 広島 | 0-1 | 鳥栖 |
8/5(土) | 20 | アウェイ | 〇 | 磐田 | 2-3 | 広島 |
8/9(水) | 21 | ホーム | △ | 広島 | 2-2 | G大阪 |
8/13(日) | 22 | アウェイ | ● | 仙台 | 1-0 | 広島 |
8/19(土) | 23 | ホーム | 〇 | 広島 | 1-0 | 甲府 |
8/26(土) | 24 | アウェイ | △ | 大宮 | 1-1 | 広島 |
9/9(土) | 25 | アウェイ | △ | 新潟 | 0-0 | 広島 |
9/16(土) | 26 | ホーム | 〇 | 広島 | 1-0 | C大阪 |
9/23(土) | 27 | アウェイ | 〇 | 清水 | 1-3 | 広島 |
9/30(土) | 28 | ホーム | △ | 広島 | 1-1 | 札幌 |
10/14(土) | 29 | アウェイ | ● | 鹿島 | 2-0 | 広島 |
10/21(土) | 30 | ホーム | ● | 広島 | 0-3 | 川崎F |
10/29(日) | 31 | ホーム | ● | 広島 | 0-1 | 浦和 |
11/18(土) | 32 | アウェイ | 〇 | 神戸 | 1-2 | 広島 |
11/26(日) | 33 | ホーム | 〇 | 広島 | 2-1 | FC東京 |
12/2(土) | 34 | アウェイ | ● | 柏 | 1-0 | 広島 |
前半戦は散々たる結果でしたが、潮目が変わったのは第20節の磐田戦からでしょうか。
20節の磐田戦で勝利した後、28節の札幌戦まで4勝4分1敗と、9試合で一気に勝点16を稼ぎました。
その後、鹿島⇒川崎F⇒浦和と絶望的な3連戦は、3連敗となってしまいましたが、神戸、FC東京との試合に勝利し、33節終了時点でJ1残留を決めました。
先程も述べましたが、やはり今シーズンの敗因は、スタートダッシュに失敗したことだと思います。
*【サンフレッチェ広島】ホーム0勝、監督交代 J1 3度優勝の名門が降格の危機~2017シーズン前半戦 順位・結果~ はこちら
11節まででたったの1勝しか出来ておらず、正直このあたりで森監督の解任という手段に出ていれば、もう少し違ったシーズンになったかもしれません。
しかし、チームに多大なる貢献をしてくれた監督ですし、中々解任に踏み切れなかったのも致し方ない気もします。
来シーズンは、FC東京やヴァンフォーレ甲府を指揮した城福監督が新監督として招聘されます。
正直、城福監督が有能な監督かどうか個人的にはわかりかねるのですが、以前のサンフレッチェのサッカーを取り戻して欲しいです。
■年間全試合出場
全試合出場したのは、DFの水本裕貴選手のみです。
また全試合フル出場しているのはおりません。
水本選手はチームで唯一34試合に出場し、DFリーダーとして奮闘しました。
後のも述べますが、チーム内得点ランキングでも4位に入っており、チームを攻守で支えましたね。
他に30試合以上に出場している選手は、FWのアンデルソン ロペス選手が32試合、DFの千葉選手、MFの青山選手が31試合、MFの柴崎選手が30試合です。
シーズン途中でUAEへと旅立った塩谷選手や、夏に加入したパトリック選手、丹羽選手など、選手の入れ替わりも多いシーズンとなり、30試合以上出場は5人に留まりました。
■年間チーム内得点ランキング
順位 | ポジション | 背番号 | 名前 | 得点 |
1 | FW | 44 | アンデルソン ロペス | 10 |
2 | MF | 30 | 柴崎 晃誠 | 4 |
2 | FW | 39 | パトリック | 4 |
4 | DF | 4 | 水本 裕貴 | 3 |
4 | FW | 50 | 工藤 壮人 | 3 |
チーム内得点王は、32試合で10得点のアンデルソン ロペス選手です。
チーム状況を考えれば、よく二桁まで得点をあげてくれたと思います。
2位は同率で柴崎選手とパトリック選手で4ゴール。
パトリック選手は途中加入の16試合出場のみですが4ゴール、さらに前線のターゲットマンとして、チームのJ1残留に本当に大きく貢献しました。
4位はこちらも同率で水本選手と工藤選手で3ゴール。
水本選手はDFながらゴールも決め、チームを盛り立てました。
またオフに移籍したチームのレジェンド、佐藤寿人選手の後釜として加入した工藤選手は、期待に応えることが出来ず、パトリック加入後はほとんど試合に出場することさえできませんでした。
前半戦スタメンで出ていた時に結果を残せなかったため仕方ないですが、やはりプロは厳しいですね。
まとめ
以上、J1、2017シーズン年間15位のサンフレッチェ広島の順位・結果でした。
今シーズンは厳しい結果となりましたが、それでもJ1に残留することが出来ました。
来シーズンは城福監督のもと、また息を吹き返してくれることを期待します。
次回は、2017シーズン年間16位の、ヴァンフォーレ甲府を見てみたいと思います。
*【ヴァンフォーレ甲府】残留力発揮できず、6シーズンぶりJ2降格~2017シーズン 順位・結果~ はこちら