本日は、J1、2017年年間13位、FC東京について、シーズンの結果を紐解いていきたいと思います。
■年間成績(総合・ホーム・アウェー)
・総合成績
勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 |
40 | 34 | 10 | 10 |
負数 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
14 | 37 | 42 | -5 |
・ホーム成績
勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 |
22 | 17 | 5 | 7 |
負数 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
5 | 18 | 17 | 1 |
・アウェイ成績
勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 |
18 | 17 | 5 | 3 |
負数 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
9 | 19 | 25 | -6 |
シーズン開幕前は超大型補強により、優勝候補の一角とされていたFC東京ですが、最終順位は13位。
攻守ともに最後までかみ合わず、あわや残留争いかといった順位になってしまいました。
大久保嘉人、永井謙佑、ピーターウタカのFW陣3人は最後まで全員が揃って力を発揮できるシステムを見つけることが出来ず、一人も二けた得点に乗せることは出来ませんでした。
MF高萩洋次郎、DF太田宏介、GKの林彰洋の3人がある程度稼働した為、どうにかこうにか失点を減らしJ1残留出来ましたが、もし守備が崩壊していればJ2への降格もあり得たかもしれません。
*【FC東京】実らぬ大型補強、大久保も怪我で離脱~2017シーズン前半戦 順位・結果~ はこちら
これだけの戦力を要しながら、この順位に甘んじてしまったのは監督やコーチ陣の責任は大きいと思います。
来シーズンは新監督として、2014年にG大阪で国内三冠を達成した長谷川監督が招聘されましたが、どのようなチームを作り上げるのでしょうか、その手腕に期待が集まりますね。
■年間成績(詳細)
キックオフ | 節 | 開催 | 勝敗 | ホーム | 試合結果 | アウェイ |
2/25(土) | 1 | アウェイ | 〇 | 鹿島 | 0-1 | FC東京 |
3/4(土) | 2 | ホーム | 〇 | FC東京 | 2-0 | 大宮 |
3/11(土) | 3 | アウェイ | ● | G大阪 | 3-0 | FC東京 |
3/18(土) | 4 | ホーム | 〇 | FC東京 | 3-0 | 川崎F |
4/1(土) | 5 | ホーム | △ | FC東京 | 3-3 | 鳥栖 |
4/8(土) | 6 | アウェイ | ● | 札幌 | 2-1 | FC東京 |
4/16(日) | 7 | ホーム | ● | FC東京 | 0-1 | 浦和 |
4/22(土) | 8 | アウェイ | 〇 | 新潟 | 0-3 | FC東京 |
4/30(日) | 9 | ホーム | 〇 | FC東京 | 1-0 | 広島 |
5/7(日) | 10 | アウェイ | 〇 | 仙台 | 0-2 | FC東京 |
5/14(日) | 11 | ホーム | ● | FC東京 | 1-2 | 柏 |
5/20(土) | 12 | アウェイ | △ | 神戸 | 1-1 | FC東京 |
5/28(日) | 13 | ホーム | △ | FC東京 | 1-1 | 甲府 |
6/4(日) | 14 | アウェイ | 〇 | 清水 | 0-2 | FC東京 |
6/18(日) | 15 | ホーム | ● | FC東京 | 0-1 | 横浜FM |
6/25(日) | 16 | アウェイ | ● | 磐田 | 2-0 | FC東京 |
7/2(日) | 17 | アウェイ | ● | C大阪 | 3-1 | FC東京 |
7/8(土) | 18 | ホーム | △ | FC東京 | 2-2 | 鹿島 |
7/30(日) | 19 | ホーム | △ | FC東京 | 1-1 | 新潟 |
8/5(土) | 20 | アウェイ | △ | 川崎F | 1-1 | FC東京 |
8/9(水) | 21 | アウェイ | 〇 | 大宮 | 1-2 | FC東京 |
8/13(日) | 22 | ホーム | 〇 | FC東京 | 1-0 | 神戸 |
8/19(土) | 23 | アウェイ | ● | 浦和 | 2-1 | FC東京 |
8/26(土) | 24 | アウェイ | ● | 横浜FM | 1-0 | FC東京 |
9/9(土) | 25 | ホーム | ● | FC東京 | 1-4 | C大阪 |
9/16(土) | 26 | ホーム | 〇 | FC東京 | 1-0 | 仙台 |
9/23(土) | 27 | アウェイ | ● | 柏 | 4-1 | FC東京 |
9/30(土) | 28 | ホーム | △ | FC東京 | 0-0 | 磐田 |
10/15(日) | 29 | アウェイ | △ | 甲府 | 1-1 | FC東京 |
10/21(土) | 30 | ホーム | ● | FC東京 | 1-2 | 札幌 |
10/29(日) | 31 | ホーム | △ | FC東京 | 0-0 | 清水 |
11/18(土) | 32 | アウェイ | ● | 鳥栖 | 2-1 | FC東京 |
11/26(日) | 33 | アウェイ | ● | 広島 | 2-1 | FC東京 |
12/2(土) | 34 | ホーム | △ | FC東京 | 0-0 | G大阪 |
今シーズンリーグ戦で最後に勝利をおさめたのは、26節の仙台戦。
実に8試合未勝利でリーグ戦を終えてしまいました。
G大阪と同じく、優勝もJ2降格もなく、更に監督交代が濃厚となったため、皆モチベーションが維持できなかったのが原因かと思われます。
またこちらもG大阪と似たように、後半戦の得点力が大きく落ちています。
やはりモチベーションが下がると、必死に走ったり、あと一歩前に出るといった球際の部分で後れを取ってしまうのが原因なのかもしれません。
首都東京のクラブとして、来シーズンこそは良い戦いをみせてほしいと思います。
■年間全試合出場
全試合出場した選手はおりませんでした。
当然、全試合フル出場の選手もおりません。
30試合以上に出場している選手は、DFの太田選手が32試合、DFの丸山選手が31試合、MFの高萩選手、東選手、FWの永井選手が30試合です。
太田選手、高萩選手、永井選手は移籍1年目から出場機会を得て、出場試合数という点では合格点だったのではないかと思います。
ただ、本来なら、大久保選手や森重選手等が30試合以上に出場しなければいけないと思います。
両者共に怪我で戦線を離脱してしまい、30試合出場は叶いませんでした。
またGKの林選手もケガの影響で27試合の出場にとどまっています。
まずはGKがしっかり34試合全てで戦える状態にしたいですね。
■年間チーム内得点ランキング
順位 | ポジション | 背番号 | 名前 | 得点 |
1 | FW | 13 | 大久保 嘉人 | 8 |
1 | FW | 9 | ピーター ウタカ | 8 |
3 | MF | 37 | 橋本 挙人 | 5 |
4 | DF | 5 | 丸山 祐市 | 2 |
4 | DF | 14 | チャン ヒョンス | 2 |
チーム内得点王は、大久保選手とピーターウタカ選手で共に8得点です。
ファンであれば両選手にはあと5点ずつは取ってほしかったと思っているのではないでしょうか?
ここ数年のパフォーマンスから考えれば二人の実力はこんなものではないはずです。
ただ、2人のパフォーマンスを引き上げられなかったチームにも問題があるとは思いますが。。。
なお、大久保選手とピーターウタカ選手は、今シーズン限りで1年での退団が決定しています。
元々少なかった得点数から、さらに合計16点分のFW2人がいなくなる、これは早急に戦力補強をしないとまずいかと思います。
まとめ
以上、J1、2017シーズン年間13位のFC東京の順位・結果でした。
厳しいシーズンを送りましたが、来シーズン巻き返しを図れるのか。
長谷川監督は守備の構築がうまい監督ですが、攻撃に関してはG大阪で手詰まり感もあったため、どうなるか楽しみです。
次回は、2017シーズン年間14位の、清水エスパルスを見てみたいと思います。
*【清水エスパルス】最終節で残留決めるも、古豪復活へは道半ば~2017シーズン 順位・結果~ はこちら