本日は、J1、2017年年間17位、アルビレックス新潟について、シーズンの結果を紐解いていきたいと思います。
■年間成績(総合・ホーム・アウェー)
・総合成績
勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 |
28 | 34 | 7 | 7 |
負数 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
20 | 28 | 60 | -32 |
・ホーム成績
勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 |
13 | 17 | 4 | 1 |
負数 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
12 | 11 | 31 | -20 |
・アウェイ成績
勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 |
15 | 17 | 3 | 6 |
負数 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
8 | 17 | 29 | -12 |
最終獲得勝点28、得失点差-32、降格するべくして降格したと言わざるを得ない数字ですね。
それでも第17節を終えて、勝点8で断トツの最下位だったことを考えると、最後までよく粘り最下位でのJ2降格を免れたのは、来シーズンに向けて良かったのではないかと思います。
*【アルビレックス新潟】監督交代も効果なく 降格は不可避か~2017シーズン前半戦 順位・結果~ はこちら
やはり、まずは兎にも角にも、守備の再構築が最優先課題です。
今シーズン失点が60の大台にのっているのは、アルビレックス新潟と最下位の大宮アルディージャの2チームだけ。
年間64得点54失点の浦和が年間7位止まりですから、どれだけ攻撃陣を強化しても、失点を減らさなければ勝点を積み上げることは出来ないです。
オフにラファエル・シルバ(浦和へ移籍)とレオ・シルバ(鹿島へ移籍)という、チームを個人技で支えてきた2人がいなくなり、その穴埋めがうまくいかなかったことで得点力が落ちたこともあるかもしれませんが、それ以上にまず守備をゼロからやり直さなければいけません。
来シーズンは2003年シーズン以来のJ2での戦いとなります。
近年、J2では頭一つ抜けているはずのC大阪や名古屋グランパスが、自動昇格圏である2位以内に入れず、POで勝ちあがって何とかJ1昇格を決めています。
もはや強豪でも簡単に勝ち抜けないJ2リーグ。
しっかりと足元を固めて、J2の戦いに挑んで欲しいと思います。
■年間成績(詳細)
キックオフ | 節 | 開催 | 勝敗 | ホーム | 試合結果 | アウェイ |
2/25(土) | 1 | アウェイ | △ | 広島 | 1-1 | 新潟 |
3/4(土) | 2 | アウェイ | ● | 神戸 | 2-1 | 新潟 |
3/11(土) | 3 | ホーム | ● | 新潟 | 0-2 | 清水 |
3/18(土) | 4 | アウェイ | △ | 横浜FM | 1-1 | 新潟 |
4/1(土) | 5 | ホーム | ● | 新潟 | 2-3 | G大阪 |
4/8(土) | 6 | アウェイ | ● | 鳥栖 | 3-0 | 新潟 |
4/16(日) | 7 | アウェイ | 〇 | 甲府 | 0-2 | 新潟 |
4/22(土) | 8 | ホーム | ● | 新潟 | 0-3 | FC東京 |
4/30(日) | 9 | ホーム | ● | 新潟 | 0-1 | 柏 |
5/5(金) | 10 | アウェイ | ● | 川崎F | 3-0 | 新潟 |
5/14(日) | 11 | ホーム | ● | 新潟 | 1-6 | 浦和 |
5/20(土) | 12 | ホーム | 〇 | 新潟 | 1-0 | 札幌 |
5/28(日) | 13 | アウェイ | ● | 仙台 | 2-1 | 新潟 |
6/4(日) | 14 | アウェイ | ● | C大阪 | 4-0 | 新潟 |
6/17(土) | 15 | ホーム | ● | 新潟 | 1-2 | 大宮 |
6/25(日) | 16 | アウェイ | ● | 鹿島 | 2-0 | 新潟 |
7/1(土) | 17 | ホーム | ● | 新潟 | 0-2 | 磐田 |
7/9(日) | 18 | アウェイ | ● | 浦和 | 2-1 | 新潟 |
7/30(日) | 19 | アウェイ | △ | FC東京 | 1-1 | 新潟 |
8/5(土) | 20 | ホーム | ● | 新潟 | 0-2 | 横浜FM |
8/9(水) | 21 | ホーム | ● | 新潟 | 0-2 | 川崎F |
8/13(日) | 22 | アウェイ | ● | 大宮 | 1-0 | 新潟 |
8/19(土) | 23 | ホーム | ● | 新潟 | 1-2 | 仙台 |
8/26(土) | 24 | アウェイ | △ | 柏 | 1-1 | 新潟 |
9/9(土) | 25 | ホーム | △ | 新潟 | 0-0 | 広島 |
9/16(土) | 26 | ホーム | ● | 新潟 | 2-4 | 鹿島 |
9/23(土) | 27 | アウェイ | △ | 札幌 | 2-2 | 新潟 |
9/30(土) | 28 | ホーム | ● | 新潟 | 0-2 | 神戸 |
10/14(土) | 29 | アウェイ | 〇 | G大阪 | 0-1 | 新潟 |
10/21(土) | 30 | アウェイ | △ | 磐田 | 2-2 | 新潟 |
10/29(日) | 31 | ホーム | 〇 | 新潟 | 1-0 | 鳥栖 |
11/18(土) | 32 | ホーム | 〇 | 新潟 | 1-0 | 甲府 |
11/26(日) | 33 | アウェイ | 〇 | 清水 | 2-3 | 新潟 |
12/2(土) | 34 | ホーム | 〇 | 新潟 | 1-0 | C大阪 |
最後の6試合、まるで優勝したチームのような戦績ですね。
28節の神戸戦で敗れ、事実上J1残留が厳しくなってから吹っ切れたのか、まさかの5勝1分でシーズンを終えました。
6試合で4失点しかしておらず、しかも4試合はクリーンシート。
30節の磐田戦も、後半アディショナルタイムまでは2-1でリードしていたことを考えると本当にもう少し早くエンジンがかかっていれば、奇跡の残留が出来たかもしれません。
そう思うと、やはり序盤戦で全くと言っていいほど勝点を稼げなかったことが、最後の最後に重くのしかかってしまいました。
せめて前半戦であと1勝できていれば、違った結果になっていたかもしれません。
■年間全試合出場
全試合出場した選手はおりません。
当然全試合フル出場している選手も、おりません。
30試合以上に出場している選手は、MFの小泉選手、加藤選手が33試合、FWのホニ選手が32試合、FWの山崎選手が31試合です。
30試合以上に出場している選手が4人しかいないというところも、チームの基本戦術がなかなか定まらなかった要因かと思います。
また甲府と同じく、GKもスタメンが固められておらず、大谷選手が23試合、守田選手が10試合、川浪選手が1試合出場となっています。
■年間チーム内得点ランキング
順位 | ポジション | 背番号 | 名前 | 得点 |
1 | FW | 7 | ホニ | 7 |
2 | MF | 10 | チアゴ ガリャルド | 3 |
2 | FW | 32 | 河田 篤秀 | 3 |
4 | MF | 8 | 小泉 慶 | 2 |
4 | FW | 9 | 山崎 亮平 | 2 |
4 | FW | 11 | ドウグラス タンキ | 2 |
4 | FW | 14 | 田中 達也 | 2 |
チーム内得点王は、32試合で7得点のホニ選手です。
浦和に移籍したラファエル・シルバ選手が25試合12得点をあげており、単純に数字だけでは比較は出来ないかもしれませんが、エースとして期待に答えられたとは言い難いですね。
2位は同率で、チアゴ ガリャルド選手と、河田選手で3得点。
チアゴ選手は23試合、河田選手は11試合しか出場がありませんが、少ない出場機会の中でも結果を出してくれたと思います。
その他4位に4選手が2得点ずつ決めています。
ドウグラス タンキ選手には、せめて甲府に加入したリンス選手位の活躍は期待したかった所です。
まとめ
以上、J1、2017シーズン年間17位のアルビレックス新潟の順位・結果でした。
J1ラスト6試合は非常に良い試合が出来ていました。
この調子を維持して是非とも1年でJ1の舞台に帰ってきて欲しいと思います。
次回は、2017シーズン年間18位の、大宮アルディージャを見てみたいと思います。
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