本日は、J1、2017年前半戦17位、サンフレッチェ広島について、シーズン前半戦の結果を紐解いていきたいと思います。
*【サンフレッチェ広島】降格圏と勝点1差、奇跡のJ1残留~2017シーズン 順位・結果~ はこちら
■前半戦成績(総合・ホーム・アウェー)
・総合成績
勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 |
10 | 17 | 2 | 4 |
負数 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
11 | 15 | 30 | -15 |
・ホーム成績
勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 |
4 | 9 | 0 | 4 |
負数 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
5 | 6 | 15 | -9 |
・アウェイ成績
勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 |
6 | 8 | 2 | 0 |
負数 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
6 | 9 | 15 | -6 |
直近5年で3度のJ1制覇。
あれだけの勝負強さを誇ったサンフレッチェが、降格の危機に瀕しています。
前半戦を終わって、17試合で勝点10。
18チーム中、17位と目も当てられない惨状となってしまいました。
前半戦では一度もホームで勝てず、アウェイでも2勝止まり。
第17節で浦和に敗れ、名将森監督が辞任しました。
毎年のように主力が移籍する中、これまでよく戦っていたと思いますが、さすがに持ち堪えられなかったですかね。
勝点35あたりが残留ラインと考えると、後半戦、最低でも25点程は勝点を積まなければなりません。
17試合で8勝1分8敗、もしくは7勝4分8敗あたりでしょうか。
いずれにせよ、サンフレッチェにとっては厳しい状況です。
夏の移籍期間で、G大阪からパトリック、丹羽の両選手を獲得しました。
勝利の味を知る2人が、崖っぷちのサンフレッチェを救えるかどうか。
後半戦は王者の意地を見せて、なんとかJ1残留を果たして欲しいです。
■前半戦成績(詳細)
キックオフ | 節 | 開催 | 勝敗 | ホーム | 試合結果 | アウェイ |
2/25(土) | 1 | ホーム | △ | 広島 | 1-1 | 新潟 |
3/4(土) | 2 | ホーム | ● | 広島 | 0-1 | 清水 |
3/11(土) | 3 | アウェイ | ● | 鳥栖 | 1-0 | 広島 |
3/18(土) | 4 | アウェイ | ● | 札幌 | 2-1 | 広島 |
4/1(土) | 5 | ホーム | ● | 広島 | 0-2 | 柏 |
4/7(金) | 6 | アウェイ | 〇 | G大阪 | 0-1 | 広島 |
4/16(日) | 7 | ホーム | ● | 広島 | 0-1 | 横浜FM |
4/22(土) | 8 | ホーム | △ | 広島 | 3-3 | 仙台 |
4/30(日) | 9 | アウェイ | ● | FC東京 | 1-0 | 広島 |
5/6(土) | 10 | ホーム | △ | 広島 | 1-1 | 神戸 |
5/14(日) | 11 | アウェイ | ● | C大阪 | 5-2 | 広島 |
5/20(土) | 12 | アウェイ | 〇 | 甲府 | 1-2 | 広島 |
5/27(土) | 13 | ホーム | △ | 広島 | 0-0 | 磐田 |
6/4(日) | 14 | ホーム | ● | 広島 | 1-3 | 鹿島 |
6/17(土) | 15 | アウェイ | ● | 川崎F | 1-0 | 広島 |
6/25(日) | 16 | ホーム | ● | 広島 | 0-3 | 大宮 |
7/1(土) | 17 | アウェイ | ● | 浦和 | 4-3 | 広島 |
開幕戦は引き分けたものの、その後4連敗。
さらに14節〜17節までも4連敗と、一度連敗してしまうと、中々立て直すことが出来ていません。
前半戦で2勝しか出来ていないのは、サンフレッチェ広島と最下位の新潟の2チームだけです。
両チーム共、降格圏に沈んでいるのは必然と言えるかもしれません。
元々、堅い守備が持ち味だったサンフレッチェですが、今シーズンは多くの試合で複数失点してしまっています。
特に3失点以上している試合が、17試合中5試合もあります。
更に今夏、ディフェンスのレギュラーであった塩谷が、UAEのアル・アインに移籍してしまいました。
G大阪から代役として丹羽を獲得しましたが、すぐにフィットできるわけでもなく、厳しい状況が続くことが予想されます。
2009年以来、J1で戦い、輝かしい成績を残してきたサンフレッチェがJ2に降格する姿は見たくありません。
なんとか後半戦、挽回を期待したい所です。
■前半戦全試合出場
前半戦、全試合出場したのは、DFの水本裕貴選手のみです。
また全試合フル出場しているのは、おりません。
大宮の記事でも書きましたが、実は、16位大宮、18位新潟と、降格圏に沈んでいる3チームのみ、17試合全試合にフル出場している選手がいません。
また、大宮と同じく、広島も前半戦17試合で実に3人のGKを起用しています。
林選手がヘルニアの手術で離脱したというのもありますが、やはりGKが固まらないのはキツイですね。
その他、16試合に出場しているのも、MFの柴崎晃誠選手一人です。
チームの確たる柱の選手が中々定まらず、色々と迷走したことが、わかります。
後半戦、まずはチームを軌道に乗せるためにも、チームの核となる選手を固めたい所です。
■前半戦チーム内得点ランキング
順位 | ポジション | 背番号 | 名前 | 得点 |
1 | FW | 44 | アンデルソン ロペス | 5 |
2 | FW | 50 | 工藤 壮人 | 3 |
3 | DF | 4 | 水本 裕貴 | 2 |
3 | MF | 30 | 柴崎 晃誠 | 2 |
5 | MF | 14 | ミキッチ | 1 |
5 | MF | 18 | 柏 好文 | 1 |
5 | FW | 22 | 皆川 佑介 | 1 |
チーム内得点王は、15試合で5得点のアンデルソン ロペス選手です。
チーム15得点の内、3分の1にあたるゴールを決めています。
昨シーズンまで所属していた、ピーターウタカ選手までとは言いませんが、助っ人外国人として、まずまずの結果を出しています。
2位は工藤選手。
オフに移籍したチームのレジェンド、佐藤寿人選手の後釜として加入しました。
もう少し活躍して欲しい所ですが、移籍1年目としては仕方ないでしょうか。
しかし後半戦はパトリックの加入もあり、出場機会は減るものと思われます。
前半戦で結果を出せなかったことが痛かったです。
その他、3位タイに守備の要でもある水本選手がランクインしています。
以上、J1、2017シーズン前半戦17位のサンフレッチェ広島の順位・結果でした。
次回は、2017シーズン前半戦第18位の、アルビレックス新潟を見てみたいと思います。
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