本日は、J1、2017年年間2位、鹿島アントラーズについて、シーズンの結果を紐解いていきたいと思います。
■年間成績(総合・ホーム・アウェー)
・総合成績
勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 |
72 | 34 | 23 | 3 |
負数 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
8 | 53 | 31 | 22 |
・ホーム成績
勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 |
34 | 17 | 11 | 1 |
負数 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
5 | 22 | 12 | 10 |
・アウェイ成績
勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 |
38 | 17 | 12 | 2 |
負数 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
3 | 31 | 19 | 12 |
第33節、そして第34節の最終節、共に勝てば優勝という試合で連続引分け。
手の届くところにあったJ1連覇の夢は、手から零れ落ちていきました。
こういった試合では憎たらしいほど勝利をおさめタイトルを獲得してきた鹿島アントラーズですが、2017年シーズンはタイトルを逃し、無冠で終えることとなりました。
前半戦、アウェイは8戦全勝で17得点6失点でしたが、最終的にはホーム・アウェイ共にそれほど大きな差は出ませんでした。
結果だけを見ると、前半戦にホームで取りこぼした試合が多く、最終的にはそこであと勝点1積めていれば、、、という形になってしまいました。
来シーズン監督2年目の大岩監督が、常勝軍団鹿島をどのように立て直してくるか、楽しみにしたいと思います。
■年間成績(詳細)
キックオフ | 節 | 開催 | 勝敗 | ホーム | 試合結果 | アウェイ |
2/25(土) | 1 | ホーム | ● | 鹿島 | 0-1 | FC東京 |
3/4(土) | 2 | アウェイ | ○ | 甲府 | 0-1 | 鹿島 |
3/10(金) | 3 | ホーム | ○ | 鹿島 | 1-0 | 横浜FM |
3/18(土) | 4 | アウェイ | ○ | 清水 | 2-3 | 鹿島 |
4/1(土) | 5 | アウェイ | ○ | 大宮 | 0-1 | 鹿島 |
4/8(土) | 6 | ホーム | ● | 鹿島 | 0-1 | C大阪 |
4/16(日) | 7 | アウェイ | ○ | 仙台 | 1-4 | 鹿島 |
4/22(土) | 8 | ホーム | ● | 鹿島 | 0-3 | 磐田 |
4/30(日) | 9 | ホーム | ○ | 鹿島 | 2-1 | 鳥栖 |
5/4(木) | 10 | アウェイ | ○ | 浦和 | 0-1 | 鹿島 |
5/14(日) | 11 | ホーム | ● | 鹿島 | 1-2 | 神戸 |
5/19(金) | 12 | ホーム | ● | 鹿島 | 0-3 | 川崎F |
6/4(日) | 14 | アウェイ | ○ | 広島 | 1-3 | 鹿島 |
6/17(土) | 15 | ホーム | ○ | 鹿島 | 3-0 | 札幌 |
6/25(日) | 16 | ホーム | ○ | 鹿島 | 2-0 | 新潟 |
7/2(日) | 17 | アウェイ | ○ | 柏 | 2-3 | 鹿島 |
7/5(水) | 13 | アウェイ | ○ | G大阪 | 0-1 | 鹿島 |
7/8(土) | 18 | アウェイ | △ | FC東京 | 2-2 | 鹿島 |
7/29(土) | 19 | ホーム | 〇 | 鹿島 | 3-0 | 甲府 |
8/5(土) | 20 | ホーム | 〇 | 鹿島 | 2-0 | 仙台 |
8/9(水) | 21 | アウェイ | 〇 | 神戸 | 1-2 | 鹿島 |
8/13(日) | 22 | アウェイ | ● | 川崎F | 3-1 | 鹿島 |
8/19(土) | 23 | ホーム | 〇 | 鹿島 | 2-0 | 清水 |
8/26(土) | 24 | アウェイ | 〇 | C大阪 | 0-1 | 鹿島 |
9/9(土) | 25 | ホーム | 〇 | 鹿島 | 1-0 | 大宮 |
9/16(土) | 26 | アウェイ | 〇 | 新潟 | 2-4 | 鹿島 |
9/23(土) | 27 | ホーム | 〇 | 鹿島 | 2-1 | G大阪 |
9/30(土) | 28 | アウェイ | ● | 鳥栖 | 1-0 | 鹿島 |
10/14(土) | 29 | ホーム | 〇 | 鹿島 | 2-0 | 広島 |
10/21(土) | 30 | アウェイ | ● | 横浜FM | 3-2 | 鹿島 |
10/29(日) | 31 | アウェイ | 〇 | 札幌 | 1-2 | 鹿島 |
11/5(日) | 32 | ホーム | 〇 | 鹿島 | 1-0 | 浦和 |
11/26(日) | 33 | ホーム | △ | 鹿島 | 0-0 | 柏 |
12/2(土) | 34 | アウェイ | △ | 磐田 | 0-0 | 鹿島 |
成績を振り返ってみると、勝利数23は川崎Fの21よりも多くリーグ1位でしたが、負数が川崎F4に対して、鹿島8と2倍もあります。
やはり前半戦のホームでの取りこぼしが最後に痛手となってしまいました。
今シーズンは第12節及びその後のACLの結果を受けて、石井監督がシーズン途中で解任されました。
前年の優勝監督を早々に解任することに関して賛否両論がありましたが、監督交代から成績は上向き、一時は首位を独走したので、結果として正しい選択だったのだと思います。
*【鹿島アントラーズ】監督交代が起爆剤、前半戦を首位ターン~2017シーズン前半戦 順位・結果~ はこちら
ただ、リーグ戦では川崎Fにダブルをくらっていますし、今シーズンの優勝は川崎Fがふさわしかったのだと思います。
■年間全試合出場
今シーズン、全試合出場したのは、DFの昌子源選手だけでした。
さらに、昌子選手は全試合フル出場を達成しました。
今年は日本代表にも選ばれ、更に日本代表の殆どの試合でも出場をしていたことを考えると、大車輪の活躍でした。
来シーズンはW杯イヤーですし、疲れを残さないためにも、オフにしっかり休息を取り、体調を整えてほしいと思います。
その他30試合以上に出場したのは、MFの土居聖真選手が33試合、DFの山本脩斗選手が32試合、DF西大伍選手とFW金崎夢生が30試合です。
全体的に怪我人も多く、複数の選手でやり繰りをした印象ですね。
■年間チーム内得点ランキング
順位 | ポジション | 背番号 | 名前 | 得点 |
1 | MF | 33 | 金崎 夢生 | 12 |
2 | MF | 11 | レアンドロ | 11 |
3 | FW | 7 | ペドロ・ジュニオール | 7 |
4 | FW | 9 | 鈴木 優磨 | 6 |
5 | MF | 8 | 土居 聖真 | 3 |
5 | DF | 5 | 植田 直通 | 3 |
チーム内得点王はエースの金崎選手で30試合出場12得点となっています。
伝統的に守備が固いチームですのでこれでも2位でフィニッシュ出来ていますが、優勝した川崎Fには小林選手、3位のC大阪には杉本選手という20得点以上上げたストライカーがいます。
また、2位のレアンドロ選手、3位のペドロ ジュニオール選手はそれぞれ23試合、21試合しか出場できておらず、もう少し出場機会を増やせれば、更なる得点が期待できそうです。
4位には、多くの試合で途中出場ながら、6得点を決めた鈴木選手がランクイン。
これだけ短い時間でしっかり仕事をしてくれるFWですので、一度シーズンを通してフルでどうなるか見てみたいものです。
まとめ
以上、J1、2017シーズン年間2位の鹿島アントラーズの順位・結果でした。
あと一歩の所で王者らしからぬ戦いをみせ、J1連覇を逃してしまいました。
今シーズンからは賞金額も大幅に増えていたので、この結果は相当痛いですが、来シーズンはこれをバネにしっかりと優勝を見据えてくるでしょう。
次回は、2017シーズン年間3位の、C大阪を見てみたいと思います。
*【セレッソ大阪】J1昇格即3位、カップ戦は2冠、充実の1年~2017シーズン 順位・結果~ はこちら