本日は、J1、2017年前半戦18位、アルビレックス新潟について、シーズン前半戦の結果を紐解いていきたいと思います。
*【アルビレックス新潟】終盤怒涛の追い上げも実らず、2003年以来のJ2降格~2017シーズン 順位・結果~ はこちら
■前半戦成績(総合・ホーム・アウェー)
・総合成績
勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 |
8 | 17 | 2 | 2 |
負数 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
13 | 11 | 37 | -26 |
・ホーム成績
勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 |
3 | 8 | 1 | 0 |
負数 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
7 | 5 | 19 | -14 |
・アウェイ成績
勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 |
5 | 9 | 1 | 2 |
負数 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
6 | 6 | 18 | -12 |
17節を終えて2勝2分13敗、勝点8で最下位となっています。
去年もJ2に降格した名古屋とは同勝点で、得失点差で上回り、なんとか15位でJ1残留を果たしたという結果でした。
更にオフにはラファエル・シルバ(浦和へ移籍)とレオ・シルバ(鹿島へ移籍)という、チームを個人技で支えてきた2人がいなくなりました。
この時点で、新加入選手や若手が余程奮起しなければ、今シーズンのJ1残留は厳しいということはわかりきっていたと思います。
しかし、移籍した2人に変わるような効果的な補強もなく、案の定シーズン前半戦では最下位となっています。
去年、勝点30でギリギリ残留でした。
残留に必要な勝点は、平均的には35点程度。
そのことを考えると、最低でも後半戦で勝点27を獲得しなければ、J1は厳しくなります。
17試合で9勝0分8敗、もしくは8勝3分8敗。
ここ数年の戦績、そして今年の戦績から考えても、限りなく不可能に近いミッションかと思います。
新潟は奇跡を起こせるか。後半戦、見守りたいと思います。
*【残り10節】どこよりも早い!J1 2017シーズン 降格予想 はこちら
■前半戦成績(詳細)
キックオフ | 節 | 開催 | 勝敗 | ホーム | 試合結果 | アウェイ |
2/25(土) | 1 | アウェイ | △ | 広島 | 1-1 | 新潟 |
3/4(土) | 2 | アウェイ | ● | 神戸 | 2-1 | 新潟 |
3/11(土) | 3 | ホーム | ● | 新潟 | 0-2 | 清水 |
3/18(土) | 4 | アウェイ | △ | 横浜FM | 1-1 | 新潟 |
4/1(土) | 5 | ホーム | ● | 新潟 | 2-3 | G大阪 |
4/8(土) | 6 | アウェイ | ● | 鳥栖 | 3-0 | 新潟 |
4/16(日) | 7 | アウェイ | 〇 | 甲府 | 0-2 | 新潟 |
4/22(土) | 8 | ホーム | ● | 新潟 | 0-3 | FC東京 |
4/30(日) | 9 | ホーム | ● | 新潟 | 0-1 | 柏 |
5/5(金) | 10 | アウェイ | ● | 川崎F | 3-0 | 新潟 |
5/14(日) | 11 | ホーム | ● | 新潟 | 1-6 | 浦和 |
5/20(土) | 12 | ホーム | 〇 | 新潟 | 1-0 | 札幌 |
5/28(日) | 13 | アウェイ | ● | 仙台 | 2-1 | 新潟 |
6/4(日) | 14 | アウェイ | ● | C大阪 | 4-0 | 新潟 |
6/17(土) | 15 | ホーム | ● | 新潟 | 1-2 | 大宮 |
6/25(日) | 16 | アウェイ | ● | 鹿島 | 2-0 | 新潟 |
7/1(土) | 17 | ホーム | ● | 新潟 | 0-2 | 磐田 |
最下位なので当たり前と言えば当たり前ですが、連勝はありません。
勝利したのも、札幌と甲府の2チームだけ。引き分けたのも、広島と横浜FMだけです。
横浜FM戦の引き分けを除いて、上位チームからは、全く勝点を獲得できていません。
結果として、今シーズンから指揮を任せた三浦監督を新潟フロントはたったの10節で解任しました。
フロント陣営がどのようなチーム方針で監督を選んだのか、どのような形で今シーズンを戦って行くのか、よく分からないままここまで来てしまった印象です。
今シーズンから各チームへの分配金も増え、一つでも上の順位でシーズンを終えることを目標にすべきだったのに、その姿勢が見えません。
フロント陣の危機感の無さが、現在の状態を招いてしまったと思います。
厳しい言い方になるかもしれませんが、1度J2に降格して、フロント陣含めゼロからチーム作りをやり直す事が必要があるのではないかと思います。
■前半戦全試合出場
前半戦、全試合出場したのは、MFの小泉慶選手、チアゴ ガリャルド選手、加藤大選手、FWの山崎亮平選手の4選手です。
また全試合フル出場しているのは、おりません。
大宮、広島の記事でも書きましたが、実は、16位大宮、17位広島と、降格圏に沈んでいる3チームのみ、17試合全試合にフル出場している選手がいません。
また、これまた大宮、広島と同じく、新潟も前半戦17試合で実に3人のGKを起用しています。
3人のGKが、それぞれ10試合、6試合、1試合ずつ出場しており、広島のようにレギュラーが怪我というわけでもなく、スタメンを固められていません。
その他、16試合に出場しているのも、FWのホニ選手一人です。
まだリーグ戦を捨てろとは言いません。
J2に落ちて、そのままJ1に戻ってこれないチームも沢山あり、J2降格は相当な痛みを伴います。
ただ、今のままだと、ただJ2に降格するだけです。
来季に向けたチーム作りをしっかり進めていくべき時期に来てしまっていると、そう思います。
*【保存版】過去10年のJ2降格チーム総括~2007-2016~
■前半戦チーム内得点ランキング
順位 | ポジション | 背番号 | 名前 | 得点 |
1 | FW | 7 | ホニ | 3 |
2 | FW | 9 | 山崎 亮平 | 2 |
2 | FW | 14 | 田中 達也 | 2 |
4 | DF | 19 | 矢野 貴章 | 1 |
4 | MF | 10 | チアゴ ガリャルド | 1 |
4 | MF | 34 | 原 輝綺 | 1 |
4 | FW | 49 | 鈴木 武蔵 | 1 |
チーム内得点王は、16試合で3得点のホニ選手です。
移籍したラファエル・シルバの穴を埋めるには至っていません。
それでもこのチーム状況の中、移籍1年目としては、普及点なのではないかと思います。
2位は同率で、山崎選手と田中選手が2得点。
田中選手は8試合と出場試合数は少ないですが、2得点決めておりチームに貢献しています。
その他、1得点している選手が4名。
新潟は今シーズン、ここに記載あるメンバーが、得点を決めた全選手となります。
最下位なので、当たり前ですが、得点が少ないですね。
新潟より総得点が少ないチームは、甲府だけとなっています。
甲府は守備が固い為、得点が少なくとも15位と踏みとどまっていますが、やはりとにもかくにも得点が取れないと、サッカーという競技は勝負になりませんね。
以上、J1、2017シーズン前半戦18位のアルビレックス新潟の順位・結果でした。
今回で、2017シーズン前半戦の振り返り記事は以上となります。
*【まとめ】サッカー J1 2017シーズン前半戦の順位・結果(第1節~第17節)はこちら