J1 2017シーズンが12月2日に幕を閉じました。
そこで本日は、J1、2017年年間1位、川崎フロンターレについて、シーズンの結果を紐解いていきたいと思います。
■年間成績(総合・ホーム・アウェー)
・総合成績
勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 |
72 | 34 | 21 | 9 |
負数 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
4 | 71 | 32 | 39 |
・ホーム成績
勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 |
40 | 17 | 12 | 4 |
負数 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
1 | 44 | 17 | 27 |
・アウェイ成績
勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 |
32 | 17 | 9 | 5 |
負数 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
3 | 27 | 15 | 12 |
遂に、シルバーコレクターの汚名を返上です。
川崎フロンターレがクラブ創設以来初となるJ1リーグ優勝を果たしました。
思えば今シーズンは、チームの大黒柱だったFWの大久保選手がFC東京に移籍、加えて風間監督の退任からシーズンはスタートしました。
更に前半戦は、勝ちきれない試合も多くあり、5位でのターン。
しかし後半戦は一気にギアを入れ替え、第19節の磐田戦を最後に34節まで怒涛の15節連続負けなしで、優勝を手繰り寄せました。
ルヴァン杯では決勝でC大阪に敗れ、天皇杯はベスト8で柏に敗れ、ACLもベスト8と浦和に敗れ、また今年もタイトルとは無縁なのかと思ってしまいましたが、最後の最後にJ1リーグ戦という大きなタイトルを勝ち取れました。
川崎フロンターレの皆さん、本当に優勝おめでとうございます!
■年間成績(詳細)
キックオフ | 節 | 開催 | 勝敗 | ホーム | 試合結果 | アウェイ |
2/25(土) | 1 | アウェイ | 〇 | 大宮 | 0-2 | 川崎F |
3/5(日) | 2 | ホーム | △ | 川崎F | 1-1 | 鳥栖 |
3/10(金) | 3 | ホーム | 〇 | 川崎F | 2-1 | 柏 |
3/18(土) | 4 | アウェイ | ● | FC東京 | 3-0 | 川崎F |
4/1(土) | 5 | アウェイ | 〇 | 仙台 | 0-2 | 川崎F |
4/8(土) | 6 | ホーム | △ | 川崎F | 1-1 | 甲府 |
4/16(日) | 7 | アウェイ | △ | 札幌 | 1-1 | 川崎F |
4/21(金) | 8 | ホーム | △ | 川崎F | 2-2 | 清水 |
4/30(日) | 9 | アウェイ | ● | C大阪 | 2-0 | 川崎F |
5/5(金) | 10 | ホーム | 〇 | 川崎F | 3-0 | 新潟 |
5/14(日) | 11 | アウェイ | 〇 | 磐田 | 0-2 | 川崎F |
5/19(金) | 12 | アウェイ | 〇 | 鹿島 | 0-3 | 川崎F |
6/4(日) | 14 | アウェイ | ● | 横浜FM | 2-0 | 川崎F |
6/17(土) | 15 | ホーム | 〇 | 川崎F | 1-0 | 広島 |
6/25(日) | 16 | アウェイ | △ | G大阪 | 1-1 | 川崎F |
7/1(土) | 17 | ホーム | 〇 | 川崎F | 5-0 | 神戸 |
7/5(水) | 13 | ホーム | 〇 | 川崎F | 4-1 | 浦和 |
7/8(土) | 18 | アウェイ | 〇 | 鳥栖 | 2-3 | 川崎F |
7/29(土) | 19 | ホーム | ● | 川崎F | 2-5 | 磐田 |
8/5(土) | 20 | ホーム | △ | 川崎F | 1-1 | FC東京 |
8/9(水) | 21 | アウェイ | 〇 | 新潟 | 0-2 | 川崎F |
8/13(日) | 22 | ホーム | 〇 | 川崎F | 3-1 | 鹿島 |
8/19(土) | 23 | ホーム | 〇 | 川崎F | 2-1 | 札幌 |
8/27(日) | 24 | アウェイ | △ | 甲府 | 2-2 | 川崎F |
9/9(土) | 25 | ホーム | 〇 | 川崎F | 3-0 | 横浜FM |
9/16(土) | 26 | アウェイ | 〇 | 清水 | 0-3 | 川崎F |
9/23(土) | 27 | アウェイ | △ | 神戸 | 0-0 | 川崎F |
9/30(土) | 28 | ホーム | 〇 | 川崎F | 5-1 | C大阪 |
10/14(土) | 29 | ホーム | 〇 | 川崎F | 3-2 | 仙台 |
10/21(土) | 30 | アウェイ | 〇 | 広島 | 0-3 | 川崎F |
10/29(日) | 31 | アウェイ | △ | 柏 | 2-2 | 川崎F |
11/18(土) | 32 | ホーム | 〇 | 川崎F | 1-0 | G大阪 |
11/29(水) | 33 | アウェイ | 〇 | 浦和 | 0-1 | 川崎F |
12/2(土) | 34 | ホーム | 〇 | 川崎F | 5-0 | 大宮 |
前半戦は引き分けが多く、勝ちきれない試合が続いていましたが、後半戦怒涛の15試合負けなし(11勝4分)で、一気に頂点に立ちました。
前半戦も悪くはなかったですが、後半戦ここまで盛り返してくるとは思いませんでしたね。
*【川崎フロンターレ】大黒柱移籍も、新加入MFがフィットし前半戦5位~2017シーズン前半戦 順位・結果~
特に後半戦はホームで無類の強さを見せました、毎試合等々力劇場となっておりファンは試合を見に行くのが楽しみだったと思います。
また川崎は攻撃陣がフューチャーされがちですが、実は今シーズンの失点数32は、磐田の30、鹿島の31に次いで3番目に少ない失点数です。
昨シーズンまでは最後の最後で失点して勝点を取りこぼすような試合がありましたが、今シーズンは守備陣の頑張りがあって優勝できたといっても過言ではないと思います。
来シーズンは初めて、王者としてJ1リーグを戦います。
それ相応のマークもされるとは思いますが、自らのスタイルを崩さず、連覇を目指して突き進んで欲しいですね。
■年間全試合出場
年間全試合出場したのは、DFの車屋紳太郎選手、MFの谷口彰悟選手、FWの小林悠選手の3選手です。
このうち、全試合フル出場しているのは、谷口彰悟選手のみです。
前半戦も全試合フル出場していたのは谷口選手のみで、今シーズンの川崎F守備陣を支えた立役者ですね。
また、車屋選手は今年、日本代表にも選出されました。
W杯に行けるかどうかは怪しいラインですが、川崎Fでは不動のサイドバックレギュラーです。
そして、なんといっても小林選手。
エースとして、34試合に出場、23ゴールをあげ得点王に輝きました。
点が欲しい場面で、ここぞとばかりに点を決めてくれた印象です。
やはりDF、MF、FWの各ポジションでしっかりと結果を出してくれる選手がいるのは強いですね。
その他、30試合以上に出場している選手としては、33試合に出場したのが、GKのチョン ソンリョン選手、32試合に出場したのが中村憲剛選手、31試合に出場したのがエドゥアルド・ネット選手です。
■年間チーム内得点ランキング
順位 | ポジション | 背番号 | 名前 | 得点 |
1 | FW | 11 | 小林 悠 | 23 |
2 | MF | 8 | 阿部 浩之 | 10 |
3 | MF | 5 | 谷口 彰悟 | 7 |
4 | MF | 14 | 中村 憲剛 | 6 |
5 | MF | 16 | 長谷川 竜也 | 5 |
5 | DF | 18 | エウシーニョ | 5 |
上でも述べましたが、34試合出場23得点の小林選手がチーム得点王、そしてJ1リーグの得点王です。
彼の覚醒なしには、今シーズン川崎Fの優勝はなかったですね。
最終節の大宮戦でハットトリックを達成し、得点王を確実なものにしました。
続いて2位は、今シーズンG大阪から移籍してきた阿部選手。
28試合出場10ゴールと、移籍初年度としては上出来の結果ですね。
また、3位にはDFとして出場することが多かった谷口選手。
DFとしてしっかり守備をしつつも、7得点、セットプレー時に高さをいかしたヘディングでゴールを量産しました。
4位には、今年10月に37歳になった、中村選手がランクイン。
32試合出場6得点、まだまだ健在です。
しかし出場32試合中フル出場は17試合と、流石に少し体力面では厳しくなってきているのかもしれません。
来シーズン以降、いつまで中村選手に頼り続けるのか、チーム作りが重要になってきます。
まとめ
以上、J1、2017シーズン年間第1位の川崎フロンターレの順位・結果でした。
管理人は川崎Fファンではありませんが、最終節終了後の中村選手の涙を見ると今シーズンの優勝は川崎フロンターレで本当に良かったと思います。
2位鹿島にもダブルで勝っていますしね。
さて、次回は、2017シーズン年間第2位の、鹿島アントラーズを見てみたいと思います。
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