本日は、J1、2017年年間8位、サガン鳥栖について、シーズンの結果を紐解いていきたいと思います。
■年間成績(総合・ホーム・アウェー)
・総合成績
勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 |
47 | 34 | 13 | 8 |
負数 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
13 | 41 | 44 | -3 |
・ホーム成績
勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 |
34 | 17 | 11 | 1 |
負数 | 得点 | 失点 | 得失点 |
5 | 25 | 18 | 7 |
・アウェイ成績
勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 |
13 | 17 | 2 | 7 |
負数 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
8 | 16 | 26 | -10 |
まずは6年連続でJ1残留を決めました。
2012年シーズンからJ1で戦っていますが、J1に昇格してからは未だJ2に降格したことがありません。
来シーズンからJ1に戻ってくもののエスカレーターを繰り返している湘南や福岡に比べ、しっかりと結果を残していますね。
さて戦績ですが、ホームとアウェイで大きく異なってきます。
ホームでは11勝1分5敗と、まずまずの結果を残せていますが、アウェイが2勝7分8敗と、あまりにも勝点を拾えていません。
前半戦もそうでしたが、年間を通じてアウェイで結果を出せなかったことが、この成績に繋がっていると思います。
*【サガン鳥栖】ホーム強く、アウェイ脆く 浮上には得点力UPが必須か~2017シーズン前半戦 順位・結果~ はこちら
また得失点差もマイナスになっています。
得点数が41ではやはり厳しいものがあります。
8位以下のチームで得失点差がプラスなのは、10位のG大阪だけですので、まずは来シーズン以降もう少し攻撃力を上げないと、更なる上位進出は難しそうです。
■年間成績(詳細)
キックオフ | 節 | 開催 | 勝敗 | ホーム | 試合結果 | アウェイ |
2/25(土) | 1 | ホーム | ● | 鳥栖 | 1-3 | 柏 |
3/5(日) | 2 | アウェイ | △ | 川崎F | 1-1 | 鳥栖 |
3/11(土) | 3 | ホーム | 〇 | 鳥栖 | 1-0 | 広島 |
3/18(土) | 4 | アウェイ | ● | C大阪 | 1-0 | 鳥栖 |
4/1(土) | 5 | アウェイ | △ | FC東京 | 3-3 | 鳥栖 |
4/8(土) | 6 | ホーム | 〇 | 鳥栖 | 3-0 | 新潟 |
4/16(日) | 7 | アウェイ | ● | 磐田 | 2-1 | 鳥栖 |
4/22(土) | 8 | ホーム | 〇 | 鳥栖 | 1-0 | 神戸 |
4/30(日) | 9 | アウェイ | ● | 鹿島 | 2-1 | 鳥栖 |
5/7(日) | 10 | ホーム | 〇 | 鳥栖 | 1-0 | 横浜FM |
5/14(日) | 11 | アウェイ | △ | 清水 | 1-1 | 鳥栖 |
5/20(土) | 12 | アウェイ | ● | G大阪 | 3-0 | 鳥栖 |
5/27(土) | 13 | ホーム | 〇 | 鳥栖 | 1-0 | 札幌 |
6/4(日) | 14 | アウェイ | △ | 大宮 | 1-1 | 鳥栖 |
6/17(土) | 15 | ホーム | △ | 鳥栖 | 1-1 | 仙台 |
6/25(日) | 16 | ホーム | 〇 | 鳥栖 | 2-1 | 浦和 |
7/2(日) | 17 | アウェイ | △ | 甲府 | 0-0 | 鳥栖 |
7/8(土) | 18 | ホーム | ● | 鳥栖 | 2-3 | 川崎F |
7/30(日) | 19 | アウェイ | 〇 | 広島 | 0-1 | 鳥栖 |
8/5(土) | 20 | ホーム | 〇 | 鳥栖 | 2-1 | 清水 |
8/9(水) | 21 | アウェイ | △ | 柏 | 0-0 | 鳥栖 |
8/13(日) | 22 | アウェイ | ● | 横浜FM | 1-0 | 鳥栖 |
8/19(土) | 23 | ホーム | 〇 | 鳥栖 | 3-0 | 大宮 |
8/26(土) | 24 | ホーム | ● | 鳥栖 | 1-3 | G大阪 |
9/10(日) | 25 | アウェイ | ● | 仙台 | 4-1 | 鳥栖 |
9/16(土) | 26 | ホーム | 〇 | 鳥栖 | 2-1 | 甲府 |
9/23(土) | 27 | アウェイ | △ | 浦和 | 2-2 | 鳥栖 |
9/30(土) | 28 | ホーム | 〇 | 鳥栖 | 1-0 | 鹿島 |
10/15(日) | 29 | ホーム | ● | 鳥栖 | 1-2 | C大阪 |
10/21(土) | 30 | アウェイ | 〇 | 神戸 | 1-2 | 鳥栖 |
10/29(日) | 31 | アウェイ | ● | 新潟 | 1-0 | 鳥栖 |
11/18(土) | 32 | ホーム | 〇 | 鳥栖 | 2-1 | FC東京 |
11/26(日) | 33 | ホーム | ● | 鳥栖 | 0-2 | 磐田 |
12/2(土) | 34 | アウェイ | ● | 札幌 | 3-2 | 鳥栖 |
戦績を見ると、10月以降はやはりモチベーションを維持するのが難しかったのか、2勝4敗という戦績になっています。
もう優勝もACL出場もどちらも難しくなり、さらに降格する可能性も低いとなると、なかなか勝利を求めることは難しいのかもしれません。
中位ですので当たり前ですが、勝ったり負けたりを繰り返しており、中々波に乗れなかったといった状況です。
ただ大型連敗はなく、手堅く勝点を獲得しています。
28節では鹿島アントラーズを1-0で破るなど、良い試合が出来ていることも多いため、来シーズンは、継続性がカギになりそうですね。
■年間全試合出場
全試合出場したのは、MFの高橋義希のみです。
また全試合フル出場している選手はおりません。
やはり、チーム全体としてよく走りまくるため、34試合全てをフルで戦うのは相当な体力が必要なのかもしれません。
その他、30試合以上に出場しているのは、GKの権田選手、DFのキム選手、MFの原川選手が33試合、DFの吉田選手が30試合です。
やはり全体的に30試合以上出場している選手も少なく、多くの選手をやり繰りしながら、1シーズン戦ってきたことになりますね。
■年間チーム内得点ランキング
順位 | ポジション | 背番号 | 名前 | 得点 |
1 | MF | 4 | 原川 力 | 7 |
2 | FW | 9 | 趙 東建 | 5 |
2 | FW | 11 | 豊田 陽平 | 5 |
2 | FW | 32 | ビクトル イバルボ | 5 |
5 | MF | 6 | 福田 晃斗 | 4 |
5 | FW | 27 | 田川 亨介 | 4 |
チーム内得点王は、33試合出場7得点の原川選手です。
まずチーム内得点王がFWではなくMFという所に、チームの苦しさが表れています。
今シーズンはFWの小野選手やイボルバ選手を獲得し、豊田選手に頼らないでも多くの得点が生まれるのではないかと期待しましたが、新戦力二人はうまく機能せず、豊田選手も5点しか取れない等、FW陣は厳しい結果となりました。
加えてチーム内得点王が7得点しか取れていないことが、チームの得点力不足を象徴していますね。
チームの核であった鎌田選手がドイツのフランクフルトに移籍したのは痛かったですが、その穴を埋めることが出来なかったのが、この結果かと思います。
まとめ
以上、J1、2017シーズン年間8位のサガン鳥栖の順位・結果でした。
兎にも角にも来シーズンは得点力アップとアウェイでの戦績の改善が上位進出のカギとなりそうですね。
次回は、2017シーズン年間9位の、ヴィッセル神戸を見てみたいと思います。
*【ヴィッセル神戸】ポドルスキ補強も実らず、リーグ戦9位で終える~2017シーズン 順位・結果~ はこちら