本日は、J1、2017年前半戦5位、川崎フロンターレについて、シーズン前半戦の結果を紐解いていきたいと思います。
*【川崎フロンターレ】最終節で大逆転、悲願のJ1リーグ初優勝~2017シーズン 順位・結果~ はこちら
■前半戦成績(総合・ホーム・アウェー)
・総合成績
勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 |
32 | 17 | 9 | 5 |
負数 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
3 | 30 | 15 | 15 |
・ホーム成績
勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 |
18 | 8 | 5 | 3 |
負数 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
0 | 19 | 6 | 13 |
・アウェイ成績
勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 |
14 | 9 | 4 | 2 |
負数 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
3 | 11 | 9 | 2 |
今シーズンは、チームの大黒柱だったFWの大久保選手がFC東京に移籍、加えて風間監督の退任からシーズンはスタートしました。
また、冬の移籍市場では、同じくFWの小林選手にも多くの移籍話があがる等、厳しいオフを過ごしたと思います。
ただ、ふたを開けてみれば、前半戦ホームでは負けなし。
順位こそ5位ですが、4位ガンバ大阪とは勝点差なし、首位鹿島アントラーズと勝ち点差4で前半戦を折り返すことが出来ました。
前半戦も夏場になるにつれて、調子が上がってきているように感じられます。
特に、今季ガンバ大阪から移籍してきた、阿部選手がチームにフィットしたことが大きいですね。
自分でゴールも決めれて、さらにアシストもできる。
ガンバ大阪としては本当に痛い主力の流出でしたが、川崎フロンターレにとっては素晴らしい補強になったと思います。
不安材料があるとすれば、現在ベスト8まで残っているACLとリーグ戦、カップ戦が重なる8~9月でしょうか?
もしACLをこのまま勝ち上がっていくと、明らかに選手層に対して試合数が多すぎる気がします。
いつも最後の最後に勝てず、万年2位という残念なレッテルを剥がすためにも、今季は何か1つタイトルを獲得してほしい所です。
■前半戦成績(詳細)
キックオフ | 節 | 開催 | 勝敗 | ホーム | 試合結果 | アウェイ |
2/25(土) | 1 | アウェイ | 〇 | 大宮 | 0-2 | 川崎F |
3/5(日) | 2 | ホーム | △ | 川崎F | 1-1 | 鳥栖 |
3/10(金) | 3 | ホーム | 〇 | 川崎F | 2-1 | 柏 |
3/18(土) | 4 | アウェイ | ● | FC東京 | 3-0 | 川崎F |
4/1(土) | 5 | アウェイ | 〇 | 仙台 | 0-2 | 川崎F |
4/8(土) | 6 | ホーム | △ | 川崎F | 1-1 | 甲府 |
4/16(日) | 7 | アウェイ | △ | 札幌 | 1-1 | 川崎F |
4/21(金) | 8 | ホーム | △ | 川崎F | 2-2 | 清水 |
4/30(日) | 9 | アウェイ | ● | C大阪 | 2-0 | 川崎F |
5/5(金) | 10 | ホーム | 〇 | 川崎F | 3-0 | 新潟 |
5/14(日) | 11 | アウェイ | 〇 | 磐田 | 0-2 | 川崎F |
5/19(金) | 12 | アウェイ | 〇 | 鹿島 | 0-3 | 川崎F |
6/4(日) | 14 | アウェイ | ● | 横浜FM | 2-0 | 川崎F |
6/17(土) | 15 | ホーム | 〇 | 川崎F | 1-0 | 広島 |
6/25(日) | 16 | アウェイ | △ | G大阪 | 1-1 | 川崎F |
7/1(土) | 17 | ホーム | 〇 | 川崎F | 5-0 | 神戸 |
7/5(水) | 13 | ホーム | 〇 | 川崎F | 4-1 | 浦和 |
前半戦は引き分けが多く、勝ちきれない試合が続いていました。
また第4節のFC東京戦は、アウェイとは言え0-3で敗れています。
この試合では移籍した大久保にダメ押しの3点目を決められました。
加えて6節~8節にかけての3試合連続引き分けと、9節のC大阪戦の負けは、チームに大きなダメージを与えていたと思います。
札幌や甲府等は、今季残留を賭けて戦っているチームのため、取りこぼしはそのまま、優勝戦線からの脱落を意味しかねないところでした。
しかし10節以降は、6勝1分1敗と持ち直しました。
攻撃陣が点を取れるようになり、守備陣も失点が少なくなりました。
当たり前のことかもしれませんが、試合をこなしていくうちに、チームとして機能し始めたということですね。
大きくメンバーも変わった中で、今年こそは優勝争いではなく優勝できるのかどうか、後半戦も楽しみです。
■前半戦全試合出場
前半戦、全試合出場したのは、GKのチョン ソンリョン選手、DFの車屋紳太郎選手、MFの谷口彰悟選手、FWの小林悠選手の4選手です。
このうち、全試合フル出場しているのは、谷口彰悟選手のみです。
谷口選手はまだプロ4年目ですが、毎年ほぼ全ての試合に出場しており、すでにJ1での100試合出場を達成しています。
身長183cmと、ボランチとしては大型であり、CBもそつなくこなせるため、もっと日本代表に選出されてもいいのではと、個人的には感じています。
他に、16試合出場しているのは、MFのエドゥアルド ネット選手1人。
15試合に出場しているのは、DFの登里享平選手、MFの阿部浩之選手、中村憲剛選手の3名です。
先にも述べましたが、阿部選手は本当にゴールゲッターとして覚醒した印象があります。
ガンバ大阪時代は、豊富な運動量でチームを助けていましたが、川崎Fではよりゴールに近い位置でプレー出来ており、小林選手との相性も抜群です。
後半戦も活躍を期待しています。
■前半戦チーム内得点ランキング
順位 | ポジション | 背番号 | 名前 | 得点 |
1 | MF | 8 | 阿部 浩之 | 8 |
1 | FW | 11 | 小林 悠 | 8 |
3 | MF | 14 | 中村 憲剛 | 4 |
3 | MF | 16 | 長谷川 竜也 | 4 |
5 | MF | 5 | 谷口 彰悟 | 2 |
15試合出場8得点の阿部選手、17試合出場8得点の小林選手が、チーム得点王です。
特に阿部選手は、2試合に1点のペースでゴールを量産しています。
また、小林選手は昨年に続き、今年もチーム得点王ですね。
今季移籍しなかったということは、今後も自ずから移籍の可能性は低いでしょうから、川崎Fの顔になっていってほしいですね。
また3位には、今年10月に37歳になる、中村選手がランクイン。
昨年はJリーグMVPも獲得したベテランMFは、今季も好調を維持しています。
そして、5位には谷口選手がランクイン。
17試合2得点ですから、34試合で4~5点位取ってくれるでしょうか?
後ろの選手が年間を通して、これ位決めてくれると、チームとしてはとても助かりますね。
以上、J1、2017シーズン前半戦第5位の川崎フロンターレの順位・結果でした。
次回は、2017シーズン前半戦第6位の、横浜F・マリノスを見てみたいと思います。
*【まとめ】サッカー J1 2017シーズン前半戦の順位・結果(第1節~第17節)はこちら