本日は、J1、2017年前半戦7位、ジュビロ磐田について、シーズン前半戦の結果を紐解いていきたいと思います。
*【ジュビロ磐田】J1最少失点で6位フィニッシュ~2017シーズン 順位・結果~ はこちら
■前半戦成績(総合・ホーム・アウェー)
・総合成績
勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 |
28 | 17 | 8 | 4 |
負数 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
5 | 24 | 15 | 9 |
・ホーム成績
勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 |
13 | 8 | 4 | 1 |
負数 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
3 | 12 | 9 | 3 |
・アウェイ成績
勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 |
15 | 9 | 4 | 3 |
負数 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
2 | 12 | 6 | 6 |
まずなんといっても、今オフ、中村俊輔が横浜F・マリノスから移籍してきました。
中村俊輔選手は、国内では横浜F・マリノス一筋で、引退するものだと思っていましたので、衝撃的でしたね。
最初は飛ばし記事なのではないかと、ニュースを疑いました。
ただ、海外ではこういったビックネームの移籍もよくある話です。
一つのチームにだけ在籍し、そこで現役を終えるのも素晴らしいことだとは思います。
ただ、日本も国内移籍が活発になると、選手も色々な刺激があると思いますし、これから増えていって欲しいと個人的には思います。
さて、チーム成績ですが、ホーム、アウェイ共に勝点を積み上げています。
昨年は、勝点36でなんとかJ1残留を果たしましたが、今季は既に勝点28。
J1残留どころか、ACL出場権争いには絡めるかもしれない位置につけています。
前線に川又選手、中盤には中村選手やムサエフ選手を獲得し、昨年年間37得点だった攻撃陣は、前半戦だけで24得点を決めました。
昨年は後半戦失速(2勝7分8敗)したので、今季は夏場以降、失速しないかどうかが上位進出のカギになるかと思います。
■前半戦成績(詳細)
キックオフ | 節 | 開催 | 勝敗 | ホーム | 試合結果 | アウェイ |
2/25(土) | 1 | アウェイ | △ | C大阪 | 0-0 | 磐田 |
3/4(土) | 2 | ホーム | ● | 磐田 | 0-1 | 仙台 |
3/11(土) | 3 | アウェイ | 〇 | 大宮 | 1-2 | 磐田 |
3/18(土) | 4 | アウェイ | ● | 神戸 | 1-0 | 磐田 |
4/1(土) | 5 | ホーム | 〇 | 磐田 | 3-1 | 清水 |
4/8(土) | 6 | アウェイ | ● | 横浜FM | 2-1 | 磐田 |
4/16(日) | 7 | ホーム | 〇 | 磐田 | 2-1 | 鳥栖 |
4/22(土) | 8 | アウェイ | 〇 | 鹿島 | 0-3 | 磐田 |
4/30(日) | 9 | ホーム | △ | 磐田 | 2-2 | 札幌 |
5/7(日) | 10 | アウェイ | △ | 甲府 | 0-0 | 磐田 |
5/14(日) | 11 | ホーム | ● | 磐田 | 0-2 | 川崎F |
5/20(土) | 12 | ホーム | ● | 磐田 | 0-2 | 柏 |
5/27(土) | 13 | アウェイ | △ | 広島 | 0-0 | 磐田 |
6/4(日) | 14 | ホーム | 〇 | 磐田 | 3-0 | G大阪 |
6/18(日) | 15 | アウェイ | 〇 | 浦和 | 2-4 | 磐田 |
6/25(日) | 16 | ホーム | 〇 | 磐田 | 2-0 | FC東京 |
7/1(土) | 17 | アウェイ | 〇 | 新潟 | 0-2 | 磐田 |
開幕直後はスタートダッシュに失敗し、6節終了時点で2勝1分3敗。
特に勝利を挙げたのが、大宮と清水という今年J2から昇格してきたばかりのチームでした。
まあこの2チームからきちんと勝点を取れたのは良かったですが、初っ端からコケてしまった印象がありました。
正直、今年も残留争いに巻き込まれるのか?と思いました。
ただその後の7節アウェイで昨年王者の鹿島を3-0で玉砕。
中村選手のスーパーミドルが炸裂した試合、皆様も記憶しているのではないでしょうか。
個人的に今年の上半期のベストゴールだと思っています。
その後は引き分けや2連敗等不安定な戦いとなりましたが、またしても強豪を撃破して息を吹き返します。
第14節ホームで強豪G大阪を3-0で撃破、続く第15節では、昨年年間勝点1位の浦和を4-2で撃破。
更に第16節では、大型補強を行ったFC東京を2-0で撃破、完全に流れを掴んだ感があります。
後半戦も引き続き強豪撃破を続けられれば、遂に古豪復活もありえるのではないかと、期待してしまいます。
■前半戦全試合出場
前半戦、全試合出場したのは、DFの大井健太郎選手、MFの川又堅碁選手の2選手です。
また全試合フル出場しているのは、大井健太郎選手のみです。
大井選手は、昨季からジュビロ磐田に復帰し、チームの守備を支えています。
今年33歳となりますが、唯一フル出場し、キャプテンとしてチームを引っ張っています。
藤枝東高出身ということもあり、静岡のチームで活躍しているのはうれしく思います。
また、フル出場ではありませんが、名古屋から移籍してきた川又選手は、攻撃を牽引しています。
正直、ここまでフィットするとは思っていませんでしたが、着実に得点を重ねています。
他に、16試合出場しているのは、GKのカミンスキー選手、MFの川辺 駿選手の2人。
中村選手は怪我の影響もあり、14試合の出場となっています。
やはり中村選手が出場しているかどうかで、攻撃のクオリティやボールの回し方などに大きな差が出るので、少しでも多くの試合に出場して欲しいですね。
■前半戦チーム内得点ランキング
順位 | ポジション | 背番号 | 名前 | 得点 |
1 | FW | 20 | 川又 堅碁 | 6 |
2 | MF | 15 | アダイウトン | 4 |
3 | DF | 3 | 大井 健太郎 | 2 |
3 | MF | 8 | ムサエフ | 2 |
3 | MF | 10 | 中村 俊輔 | 2 |
3 | MF | 11 | 松浦 拓弥 | 2 |
3 | MF | 40 | 川辺 駿 | 2 |
17試合出場6得点の川又堅碁選手が、チーム得点王です。
移籍初年度ということもあり、チームメートとのコミュニケーション含め、色々と難しい処もあったかと思います。
ただ、それらの問題をクリアして、きっちりFWとして結果を出しているのは素晴らしいと思います。
その他、2位と3位には、MF陣が並びます。
川又選手のワントップということもあり、川又選手に次いで、各MF陣が多く得点を決めていますね。
そしてDFでただ一人、大井選手が名を連ねています。
キャプテンとして、全試合フル出場を続けながら、得点も決め、大車輪の活躍ですね。
以上、J1、2017シーズン前半戦7位のジュビロ磐田の順位・結果でした。
次回は、2017シーズン前半戦第8位の、浦和レッズを見てみたいと思います。
*【まとめ】サッカー J1 2017シーズン前半戦の順位・結果(第1節~第17節)はこちら