本日は、J1、2017年年間11位、コンサドーレ札幌について、シーズンの結果を紐解いていきたいと思います。
■年間成績(総合・ホーム・アウェー)
・総合成績
勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 |
43 | 34 | 12 | 7 |
負数 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
15 | 39 | 47 | -8 |
・ホーム成績
勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 |
31 | 17 | 9 | 4 |
負数 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
4 | 24 | 18 | 6 |
・アウェイ成績
勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 |
12 | 17 | 3 | 3 |
負数 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
11 | 15 | 29 | -14 |
前半戦を終わって15位、正直残留争いに最後まで巻き込まれるのではないかと予想していましたが、夏の補強がはまり、11位でシーズンを終えることが出来ました。
J1で年間11位というのは、実に2001年以来16年ぶりとなり、チームの過去最高順位となります。
*【コンサドーレ札幌】アウェイ勝てず、夏の補強で挽回出来るか~2017シーズン前半戦 順位・結果~ はこちら
戦績ですが、ホームで勝点31を稼ぎ、残留を確実なものにできたのが大きいですね。
逆にアウェイでは勝点12しか上げられず厳しい戦いとなりました。
来シーズンの目標としては、まずは2年連続でJ1残留となるでしょう。
ただ、新監督に元浦和のペトロヴィッチ監督を招聘しました。
ですので、単純にJ1残留だけでなく、今年以上の結果をもたらすかもしれません。
更にこれまでの堅守速攻から、攻撃的なチームに代わっていく可能性はあります。
浦和から愛弟子である駒井選手を獲得したりと、積極的な動きも見せています。
来シーズンどのようなチームを作るのか、非常に楽しみですね。
■年間成績(詳細)
キックオフ | 節 | 開催 | 勝敗 | ホーム | 試合結果 | アウェイ |
2/25(土) | 1 | アウェイ | ● | 仙台 | 1-0 | 札幌 |
3/4(土) | 2 | アウェイ | ● | 横浜FM | 3-0 | 札幌 |
3/11(土) | 3 | ホーム | △ | 札幌 | 1-1 | C大阪 |
3/18(土) | 4 | ホーム | 〇 | 札幌 | 2-1 | 広島 |
4/2(日) | 5 | アウェイ | ● | 甲府 | 2-0 | 札幌 |
4/8(土) | 6 | ホーム | 〇 | 札幌 | 2-1 | FC東京 |
4/16(日) | 7 | ホーム | △ | 札幌 | 1-1 | 川崎F |
4/22(土) | 8 | アウェイ | ● | 浦和 | 3-2 | 札幌 |
4/30(日) | 9 | アウェイ | △ | 磐田 | 2-2 | 札幌 |
5/6(土) | 10 | ホーム | 〇 | 札幌 | 1-0 | 大宮 |
5/14(日) | 11 | ホーム | ● | 札幌 | 0-2 | G大阪 |
5/20(土) | 12 | アウェイ | ● | 新潟 | 1-0 | 札幌 |
5/27(土) | 13 | アウェイ | ● | 鳥栖 | 1-0 | 札幌 |
6/4(日) | 14 | ホーム | ● | 札幌 | 1-2 | 神戸 |
6/17(土) | 15 | アウェイ | ● | 鹿島 | 3-0 | 札幌 |
6/25(日) | 16 | アウェイ | ● | 柏 | 2-1 | 札幌 |
7/1(土) | 17 | ホーム | 〇 | 札幌 | 1-0 | 清水 |
7/8(土) | 18 | アウェイ | △ | 大宮 | 2-2 | 札幌 |
7/29(土) | 19 | ホーム | 〇 | 札幌 | 2-0 | 浦和 |
8/5(土) | 20 | アウェイ | ● | C大阪 | 3-1 | 札幌 |
8/9(水) | 21 | ホーム | ● | 札幌 | 0-2 | 横浜FM |
8/13(日) | 22 | ホーム | △ | 札幌 | 1-1 | 甲府 |
8/19(土) | 23 | アウェイ | ● | 川崎F | 2-1 | 札幌 |
8/26(土) | 24 | ホーム | 〇 | 札幌 | 1-0 | 仙台 |
9/9(土) | 25 | ホーム | 〇 | 札幌 | 2-1 | 磐田 |
9/16(土) | 26 | アウェイ | ● | 神戸 | 2-0 | 札幌 |
9/23(土) | 27 | ホーム | △ | 札幌 | 2-2 | 新潟 |
9/30(土) | 28 | アウェイ | △ | 広島 | 1-1 | 札幌 |
10/14(土) | 29 | ホーム | 〇 | 札幌 | 3-0 | 柏 |
10/21(土) | 30 | アウェイ | 〇 | FC東京 | 1-2 | 札幌 |
10/29(日) | 31 | ホーム | ● | 札幌 | 1-2 | 鹿島 |
11/18(土) | 32 | アウェイ | 〇 | 清水 | 0-2 | 札幌 |
11/26(日) | 33 | アウェイ | 〇 | G大阪 | 0-1 | 札幌 |
12/2(土) | 34 | ホーム | 〇 | 札幌 | 3-2 | 鳥栖 |
前半戦終了前に、7連敗を喫した時は、流石に降格への道を進むと思ってしまいました。
しかし後半戦は、一度2連敗があったものの、それ以外は連敗なし。
一気に残留圏まで上がってきました。
やはり大きかったのは、夏の移籍市場で元イングランド代表で磐田でも活躍したジェイを獲得できたことでしょう。
14試合出場で10得点と、完全に救世主となりました。
元々、ボールを奪ってからカウンターという戦術だったこともあり、彼の高さが活きる戦い方をしていたため、チームにすんなりフィットし得点を量産しました。
彼の加入後は、浦和や磐田、柏にG大阪と強豪を軒並み撃破することもできました。
やはり助っ人外国人が当たるとチームは息を吹き返しますね。
フロントは素晴らしい補強を行ったと思います。
■年間全試合出場
全試合出場、および全試合フル出場している選手はおりませんでした。
ここまで10チーム見てきましたが、各チーム1人は全試合出場選手がいたため、なかなか珍しいチームとなりました。
30試合以上出場している選手は、DFの福森選手が33試合、GKのク ソンユン選手、MFの兵働選手が32試合、MFの宮沢選手、FWの都倉選手が30試合です。
夏場に加入したジェイ選手やチャナティップ選手が後半戦出場機会を増やしているため、このような形になったのかと思います。
各選手、来シーズンもコンサドーレ札幌に残留するようなので、連携を深めていってほしいですね。
■年間チーム内得点ランキング
順位 | ポジション | 背番号 | 名前 | 得点 |
1 | FW | 48 | ジェイ | 10 |
2 | FW | 9 | 都倉 賢 | 9 |
3 | FW | 11 | ヘイス | 6 |
4 | DF | 24 | 福森 晃斗 | 3 |
5 | MF | 2 | 横山 知伸 | 2 |
5 | MF | 6 | 兵藤 慎剛 | 2 |
5 | MF | 10 | 宮澤 裕樹 | 2 |
チーム内得点王は、14試合で10得点のジェイ選手です。
夏に移籍してきてから、ゴールを量産しチームを残留に導いた立役者と言ってもいいでしょう。
2位タイには30試合出場で9得点の都倉選手。
ジェイ選手が移籍してくるまでは孤軍奮闘の活躍でチームを助けていました。
彼のゴールなくしては前半戦勝星を拾えなかったでしょう。
まとめ
以上、J1、2017シーズン年間11位のコンサドーレ札幌の順位・結果でした。
ペトロビッチ新監督の下で、来シーズンどんなサッカーを見せてくれるのか楽しみですね。
次回は、2017シーズン年間12位の、ベガルタ仙台を見てみたいと思います。
*【ベガルタ仙台】2010年以降で最多の年間53失点、守備の立て直しが急務に~2017シーズン 順位・結果~ はこちら