本日は、J1、2017年前半戦1位、鹿島アントラーズについて、シーズン前半戦の結果を紐解いていきたいと思います。
*【鹿島アントラーズ】連覇逃した王者、悔しさ残る年間2位~2017シーズン 順位・結果~ はこちら
■前半戦成績(総合・ホーム・アウェー)
・総合成績
勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 |
36 | 17 | 12 | 0 |
負数 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
5 | 26 | 17 | 9 |
・ホーム成績
勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 |
12 | 9 | 4 | 0 |
負数 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
5 | 9 | 11 | -2 |
・アウェイ成績
勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 |
24 | 8 | 8 | 0 |
負数 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
0 | 17 | 6 | 11 |
ホームとアウェイで成績が大きくわかれていますね。
ホームはまさかの負け先行、更に得失点差でもマイナスとなっています。
ホームのアドバンテージを活かせないのは非常にもったいないですね。
ファンとしても、アウェイの試合はなかなか観戦に行けないため、ホームでの勝利を望んでいるとは思います。
ただ逆に、アウェイは8戦全勝。17得点6失点は、対戦相手からしてみれば、驚異の成績だと思います。
また、17試合戦って、引き分けが1試合もないというのも珍しいですね。
後半戦に向けて、ホームでの勝ち星を増やしていければ、自ずと年間優勝が見えてくる、そんな気がします。
昨年は後半戦(第2ステージ)かなり失速しましたが、王者鹿島が2年連続同じ轍を踏むとは考えにくく、対策を立ててくると思います。
■前半戦成績(詳細)
キックオフ | 節 | 開催 | 勝敗 | ホーム | 試合結果 | アウェイ |
2/25(土) | 1 | ホーム | ● | 鹿島 | 0-1 | FC東京 |
3/4(土) | 2 | アウェイ | ○ | 甲府 | 0-1 | 鹿島 |
3/10(金) | 3 | ホーム | ○ | 鹿島 | 1-0 | 横浜FM |
3/18(土) | 4 | アウェイ | ○ | 清水 | 2-3 | 鹿島 |
4/1(土) | 5 | アウェイ | ○ | 大宮 | 0-1 | 鹿島 |
4/8(土) | 6 | ホーム | ● | 鹿島 | 0-1 | C大阪 |
4/16(日) | 7 | アウェイ | ○ | 仙台 | 1-4 | 鹿島 |
4/22(土) | 8 | ホーム | ● | 鹿島 | 0-3 | 磐田 |
4/30(日) | 9 | ホーム | ○ | 鹿島 | 2-1 | 鳥栖 |
5/4(木) | 10 | アウェイ | ○ | 浦和 | 0-1 | 鹿島 |
5/14(日) | 11 | ホーム | ● | 鹿島 | 1-2 | 神戸 |
5/19(金) | 12 | ホーム | ● | 鹿島 | 0-3 | 川崎F |
6/4(日) | 14 | アウェイ | ○ | 広島 | 1-3 | 鹿島 |
6/17(土) | 15 | ホーム | ○ | 鹿島 | 3-0 | 札幌 |
6/25(日) | 16 | ホーム | ○ | 鹿島 | 2-0 | 新潟 |
7/2(日) | 17 | アウェイ | ○ | 柏 | 2-3 | 鹿島 |
7/5(水) | 13 | アウェイ | ○ | G大阪 | 0-1 | 鹿島 |
成績を振り返ってみると、第6節のC大阪戦から、第12節の川崎F戦まで3勝4敗。
この間、リーグ戦だけでみると、ホーム4敗を喫していました。
第12節及びその後のACLの結果を受けて、石井監督が解任されました。
時系列でみてみると、確かに前年チャンピオンとしてこれ以上ズルズルと負けるわけにはいかなかったので、監督交代は正しかったのだと思います。
監督交代してからは、怒涛のリーグ5連勝で一気に首位まで上り詰めました。
特に、柏戦、G大阪戦の、前半戦ラストアウェイ2試合を、連勝で乗り切れたのは、非常に自信になったと思います。
また、17試合中10試合が、1点差のゲームとなっていますね。
さらに、その10試合中8試合で勝利を収めています。
鹿島の試合巧者ぶりが見える結果となっています。
FC東京や神戸など、大型補強したチームが足踏みする中、しっかりと首位ターンをするあたり、勝負強さというものは簡単にはチームに根付かないものなのだな、と思いました。
■前半戦全試合出場
前半戦、全試合出場したのは、DFの昌子源選手と、MFの土居聖真選手の2名だけでした。
全体的にけが人も多く、いつもベストメンバーを組めない状況にありますが、そんな中でも選手をやりくりし、首位にいるのはさすがです。
17試合全て出場している2選手の中でも、昌子選手は全試合フル出場を続けています。
日本代表のW杯アジア最終予選イラク戦にも出場しており、さらにACLもチームがベスト16まで進んだため、前半戦の稼働は半端なかったと思います。
まさに、鉄人ですね。
まだ、24歳と若く、この先数年は日本を背負って戦ってもらわなければならない逸材です。
リーグ戦全試合フル出場は素晴らしいことですが、休養を挟み、あまり酷使しすぎずにしてほしいとも思ってしまいます。
■前半戦チーム内得点ランキング
順位 | ポジション | 背番号 | 名前 | 得点 |
1 | MF | 33 | 金崎 夢生 | 5 |
1 | FW | 7 | ペドロ ジュニオール | 5 |
3 | MF | 11 | レアンドロ | 4 |
4 | MF | 25 | 遠藤 康 | 2 |
4 | FW | 9 | 鈴木 優磨 | 2 |
エースの金崎選手、神戸から移籍してきたペドロ ジュニオール選手が5得点ずつ取っています。
チーム全体で26得点ですので、うち約40%を2人の得点に依存している形です。
また、昨年のクラブW杯でクリスティアーノ・ロナウド選手のマネをして話題となった鈴木選手も2得点を挙げています。
鈴木選手は途中出場の試合も多いですが、毎年確実に得点を量産してくれるFWですね。
司令塔だった柴崎選手が欧州へ旅立ちましたが、前半戦を1位で折り返せた所に、やはりチーム力を感じます。
以上、J1、2017シーズン前半戦首位の鹿島アントラーズの順位・結果でした。
次回は、2017シーズン前半戦第2位の、C大阪を見てみたいと思います。
*【まとめ】サッカー J1 2017シーズン前半戦の順位・結果(第1節~第17節)はこちら