本日は、J1、2017年年間6位、ジュビロ磐田について、シーズンの結果を紐解いていきたいと思います。
■年間成績(総合・ホーム・アウェー)
・総合成績
勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 |
58 | 34 | 16 | 10 |
負数 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
8 | 50 | 30 | 20 |
・ホーム成績
勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 |
29 | 17 | 8 | 5 |
負数 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
4 | 25 | 19 | 6 |
・アウェイ成績
勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 |
29 | 17 | 8 | 5 |
負数 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
4 | 25 | 11 | 14 |
まずなんといっても、今オフ、中村俊輔が横浜F・マリノスから移籍してきました。
名波監督という稀代のレフティーからの誘いに、心動かされての移籍でした。
正直30代後半で、年々稼働率も悪くなってきている中村選手がもう一度輝けるのかという疑問はありましたが、シーズン30試合に出場し5得点と、しっかり戦力になっておりました。
さて、チーム成績ですが、ホーム、アウェイ共に全く同じ成績(8勝5分4敗)になっています。
なかなか珍しいことですね。
加えて得点数もホーム、アウェイ共に25点ずつ、ホームとアウェイで差がついたのは失点数位です。
アウェイの方が失点が少ないため、ホームの成績がもう少しよくなれば更なる上位進出が目指せますね。
来シーズンはJ1に戻ってきて3年目のシーズンとなります。
ACL出場権の3位以内を十分に目指せる所まで来ていると思うので、来シーズンの戦いが楽しみですね。
■年間成績(詳細)
キックオフ | 節 | 開催 | 勝敗 | ホーム | 試合結果 | アウェイ |
2/25(土) | 1 | アウェイ | △ | C大阪 | 0-0 | 磐田 |
3/4(土) | 2 | ホーム | ● | 磐田 | 0-1 | 仙台 |
3/11(土) | 3 | アウェイ | 〇 | 大宮 | 1-2 | 磐田 |
3/18(土) | 4 | アウェイ | ● | 神戸 | 1-0 | 磐田 |
4/1(土) | 5 | ホーム | 〇 | 磐田 | 3-1 | 清水 |
4/8(土) | 6 | アウェイ | ● | 横浜FM | 2-1 | 磐田 |
4/16(日) | 7 | ホーム | 〇 | 磐田 | 2-1 | 鳥栖 |
4/22(土) | 8 | アウェイ | 〇 | 鹿島 | 0-3 | 磐田 |
4/30(日) | 9 | ホーム | △ | 磐田 | 2-2 | 札幌 |
5/7(日) | 10 | アウェイ | △ | 甲府 | 0-0 | 磐田 |
5/14(日) | 11 | ホーム | ● | 磐田 | 0-2 | 川崎F |
5/20(土) | 12 | ホーム | ● | 磐田 | 0-2 | 柏 |
5/27(土) | 13 | アウェイ | △ | 広島 | 0-0 | 磐田 |
6/4(日) | 14 | ホーム | 〇 | 磐田 | 3-0 | G大阪 |
6/18(日) | 15 | アウェイ | 〇 | 浦和 | 2-4 | 磐田 |
6/25(日) | 16 | ホーム | 〇 | 磐田 | 2-0 | FC東京 |
7/1(土) | 17 | アウェイ | 〇 | 新潟 | 0-2 | 磐田 |
7/8(土) | 18 | ホーム | 〇 | 磐田 | 1-0 | 甲府 |
7/29(土) | 19 | アウェイ | 〇 | 川崎F | 2-5 | 磐田 |
8/5(土) | 20 | ホーム | ● | 磐田 | 2-3 | 広島 |
8/9(水) | 21 | アウェイ | △ | 仙台 | 0-0 | 磐田 |
8/13(日) | 22 | アウェイ | 〇 | G大阪 | 0-2 | 磐田 |
8/19(土) | 23 | ホーム | △ | 磐田 | 1-1 | C大阪 |
8/26(土) | 24 | ホーム | 〇 | 磐田 | 2-1 | 神戸 |
9/9(土) | 25 | アウェイ | ● | 札幌 | 2-1 | 磐田 |
9/17(日) | 26 | ホーム | △ | 磐田 | 1-1 | 浦和 |
9/23(土) | 27 | ホーム | 〇 | 磐田 | 2-1 | 大宮 |
9/30(土) | 28 | アウェイ | △ | FC東京 | 0-0 | 磐田 |
10/14(土) | 29 | アウェイ | 〇 | 清水 | 0-3 | 磐田 |
10/21(土) | 30 | ホーム | △ | 磐田 | 2-2 | 新潟 |
10/29(日) | 31 | ホーム | 〇 | 磐田 | 2-1 | 横浜FM |
11/18(土) | 32 | アウェイ | ● | 柏 | 1-0 | 磐田 |
11/26(日) | 33 | アウェイ | 〇 | 鳥栖 | 0-2 | 磐田 |
12/2(土) | 34 | ホーム | △ | 磐田 | 0-0 | 鹿島 |
開幕直後はスタートダッシュに少々失敗しましたが、試合を重ねるごとに調子を上げていき、連敗らしい連敗も殆どなく、シーズンを終えることが出来ました。
前半戦、鹿島や浦和、G大阪など近年タイトル争いを演じているチームを軒並み倒し、後半戦も引き分けに持ち込む等、かなり力をつけてきた印象です。
*【ジュビロ磐田】鹿島、浦和、G大阪撃破、古豪復活が見えた前半戦~2017シーズン前半戦 順位・結果~ はこちら
唯一、柏レイソルにはダブルをくらってしまっており、来年への課題かと思います。
そして今年の特徴としては、失点が合計で30しかないこと。
これはJ1全チームの中で最少です。
名波監督の戦術が、しっかりと落とし込まれている結果かと思います。
この守備意識をしっかり持ち続け、攻撃力があと少しあがれば、タイトル奪還も見えてくると思います。強い磐田が戻ってくることを楽しみに待ちたいです。
■年間全試合出場
前半戦、全試合出場したのは、FWの川又堅碁選手のみです。
また全試合フル出場している選手はおりませんでした。
移籍1年目ですがエースとしてしっかり二桁中盤の得点を挙げ、全試合に出場していることは素晴らしいことだと思います。
来シーズンは古巣の名古屋がJ1に戻ってきます、古巣対決も楽しみの一つですね。
その他30試合以上に出場しているのは、GKのカミンスキー選手が33試合、DFの大井選手、MFのアダイウトン選手と川辺選手が32試合、DFの櫻内選手とMFのムサエフ選手が31試合、そしてMFの中村選手が30試合です。
8選手が30試合以上に出場しており、ほぼレギュラーは固定されていました。
現状、来シーズンもACLはないので、それほどメンバーを変えずにいくのかもしれませんが、カップ戦含めタイトルを狙いに行くのであれば、もう少し全体的なチームの底上げも必要になってくるかもしれませんね。
■年間チーム内得点ランキング
順位 | ポジション | 背番号 | 名前 | 得点 |
1 | FW | 20 | 川又 堅碁 | 14 |
2 | MF | 15 | アダイウトン | 8 |
3 | DF | 3 | 大井 健太郎 | 5 |
3 | MF | 10 | 中村 俊輔 | 5 |
5 | MF | 8 | ムサエフ | 4 |
5 | MF | 40 | 川辺 駿 | 4 |
34試合出場14得点の川又堅碁選手が、チーム得点王です。
戦術「川又」というほど、クロスからのヘディングでのゴールが印象に残っています。
2位は、32試合出場で8得点のアダイウトン。
MFとして十分な得点数です。
その他3位、5位にもMF陣が名を連ねています。
そんな中、DFでただ一人、大井選手が3位にランクイン。
やはり1人DFでこれだけ点を決めてくれる選手がいるとチームは助かりますね。
まとめ
以上、J1、2017シーズン年間6位のジュビロ磐田の順位・結果でした。
J1復帰後2シーズンでチームの土台は出来つつあるのかと思います。
来シーズン、名波監督勝負の3年目です。
今シーズンの成績から考えても、トップ3入りを狙える位置にいると思うので、どのような戦いをしてくれるのか、楽しみですね。
次回は、2017シーズ年間7位の、浦和レッズを見てみたいと思います。
*【浦和レッズ】アジア王者に輝くも、リーグ戦は屈辱の7位~2017シーズン 順位・結果~
はこちら