本日は、J1、2017年年間7位、浦和レッズについて、シーズンの結果を紐解いていきたいと思います。
■年間成績(総合・ホーム・アウェー)
・総合成績
勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 |
49 | 34 | 14 | 7 |
負数 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
13 | 64 | 54 | 10 |
・ホーム成績
勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 |
26 | 17 | 7 | 5 |
負数 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
5 | 39 | 29 | 10 |
・アウェイ成績
勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 |
23 | 17 | 7 | 2 |
負数 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
8 | 25 | 25 | 0 |
昨シーズンの年間勝点1位だった浦和レッズが今シーズンは苦しみました。
昨シーズン勝点74、失点はたったの28しかなかったチームとは思えない崩れっぷり。
特に失点が28⇒54とほぼ倍増しては、優勝争いどころかACL圏内にも入れないのは仕方ありません。
それでも今シーズン10年ぶりにACLを制し、無冠にはならなかった所は褒め称えるべきでしょう。
最後の方はリーグ戦よりもACLを中心にメンバー構成も行っておりましたが、結果としてACLで優勝できたのでそれは良かったのだと思います。
ただ、今シーズンリーグ7位で終えたため、来シーズンのACL出場権はありません。
前回大会王者が翌年の大会に出場できないというレギュレーションはどうなのかとも思いますが、こればっかりは言ってもしょうがないですね。
来シーズンは、J1リーグで最低でも3位以内に入って、ACLの出場権を獲得する所から始まります。
まずは、守備の改善から手を付けなければなりませんね。
■年間成績(詳細)
キックオフ | 節 | 開催 | 勝敗 | ホーム | 試合結果 | アウェイ |
2/25(土) | 1 | アウェイ | ● | 横浜FM | 3-2 | 浦和 |
3/4(土) | 2 | ホーム | 〇 | 浦和 | 3-1 | C大阪 |
3/10(金) | 3 | ホーム | 〇 | 浦和 | 4-1 | 甲府 |
3/19(日) | 4 | アウェイ | △ | G大阪 | 1-1 | 浦和 |
4/1(土) | 5 | アウェイ | 〇 | 神戸 | 1-3 | 浦和 |
4/7(金) | 6 | ホーム | 〇 | 浦和 | 7-0 | 仙台 |
4/16(日) | 7 | アウェイ | 〇 | FC東京 | 0-1 | 浦和 |
4/22(土) | 8 | ホーム | 〇 | 浦和 | 3-2 | 札幌 |
4/30(日) | 9 | アウェイ | ● | 大宮 | 1-0 | 浦和 |
5/4(木) | 10 | ホーム | ● | 浦和 | 0-1 | 鹿島 |
5/14(日) | 11 | アウェイ | 〇 | 新潟 | 1-6 | 浦和 |
5/20(土) | 12 | ホーム | △ | 浦和 | 3-3 | 清水 |
6/4(日) | 14 | アウェイ | ● | 柏 | 1-0 | 浦和 |
6/18(日) | 15 | ホーム | ● | 浦和 | 2-4 | 磐田 |
6/25(日) | 16 | アウェイ | ● | 鳥栖 | 2-1 | 浦和 |
7/1(土) | 17 | ホーム | 〇 | 浦和 | 4-3 | 広島 |
7/5(水) | 13 | アウェイ | ● | 川崎F | 4-1 | 浦和 |
7/9(日) | 18 | ホーム | 〇 | 浦和 | 2-1 | 新潟 |
7/22(土) | 22 | アウェイ | ● | C大阪 | 4-2 | 浦和 |
7/29(土) | 19 | アウェイ | ● | 札幌 | 2-0 | 浦和 |
8/5(土) | 20 | ホーム | △ | 浦和 | 2-2 | 大宮 |
8/9(水) | 21 | アウェイ | 〇 | 甲府 | 0-1 | 浦和 |
8/19(土) | 23 | ホーム | 〇 | 浦和 | 2-1 | FC東京 |
8/27(日) | 24 | アウェイ | 〇 | 清水 | 1-2 | 浦和 |
9/9(土) | 25 | ホーム | ● | 浦和 | 1-2 | 柏 |
9/17(日) | 26 | アウェイ | △ | 磐田 | 1-1 | 浦和 |
9/23(土) | 27 | ホーム | △ | 浦和 | 2-2 | 鳥栖 |
10/1(日) | 28 | アウェイ | 〇 | 仙台 | 2-3 | 浦和 |
10/14(土) | 29 | ホーム | △ | 浦和 | 1-1 | 神戸 |
10/22(日) | 30 | ホーム | △ | 浦和 | 3-3 | G大阪 |
10/29(日) | 31 | アウェイ | 〇 | 広島 | 0-1 | 浦和 |
11/5(日) | 32 | アウェイ | ● | 鹿島 | 1-0 | 浦和 |
11/29(水) | 33 | ホーム | ● | 浦和 | 0-1 | 川崎F |
12/2(土) | 34 | ホーム | ● | 浦和 | 0-1 | 横浜FM |
開幕直後はスタートダッシュに成功し、第8節までは、6勝1分1敗。
分岐点は、埼玉ダービーでした。ここで大宮に負けると、そこからの9試合は2勝1分6敗。
その後監督交代を経て一時立て直しますが、9月から10月にかけて引き分けが続きJ1で3位以内に入る事が現実的ではなくなってしまいました。
*【浦和レッズ】年間勝点1位の面影なく、守備陣崩壊で早くも優勝戦線離脱~2017シーズン前半戦 順位・結果~ はこちら
ACLが残っていたため、ACL制覇に標準を合わせ、こちらは優勝。
しかしその後完全に燃え尽き症候群となったのか、J1ラスト3試合はすべて完封負けで3連敗でシーズンを終えました。
繰り返しになりますが、攻撃陣は川崎F、C大阪に次いで多い64得点を挙げているため、兎にも角にも今シーズン崩壊してしまった守備の立て直しをしなければなりません。
堀監督がどのように立て直しを行うのか、注目ですね。
■年間全試合出場
全試合に出場したのは、GKの西川周作選手のみです。
また全試合フル出場しているのも、当然GKの西川周作選手のみです。
西川選手は全試合に出場しましたが、調子が良かったとは言い難く、現在日本代表からもお声がかからない状態になっています。
このままだと6月に行われるW杯への出場も逃してしまいそうです。
他に30試合以上に出場しているのは、MFの阿部選手とFWの興梠選手が33試合出場、DFの槙野選手が32試合に出場、FWの武藤選手が31試合に出場、DFの遠藤選手が30試合に出場となっています。
顔ぶれを見るとここ何年か、全然メンバーが変わっていない気がします。
そろそろ新しい血を入れてメンバーの入れ替えが必要な時期がきているのかと思います。
■年間チーム内得点ランキング
順位 | ポジション | 背番号 | 名前 | 得点 |
1 | FW | 30 | 興梠 慎三 | 20 |
2 | FW | 8 | ラファエル シルバ | 12 |
3 | FW | 9 | 武藤 雄樹 | 6 |
4 | MF | 10 | 柏木 陽介 | 5 |
5 | DF | 6 | 遠藤 航 | 3 |
5 | MF | 22 | 阿部 勇樹 | 3 |
5 | FW | 20 | 李 忠成 | 3 |
チーム内得点王は、FWの興梠選手で、33試合出場20得点となっています。
チームは7位でしたが、最後まで川崎Fの小林選手、C大阪の杉本選手と得点王を争っていました。
失点が多かったため、彼の貢献なくしてはそもそも7位にすらいられなかった気がします。
2位は今シーズン移籍してきた、ラファエル シルバ選手。
25試合の出場に終わりましたが、12得点を入れ存在感を発揮しました。
特にACL決勝では貴重なゴールを決め、チームを10年ぶりのアジア王者に導きました。
このゴールだけでも彼を補強した意味はあったかと思います。
3位以下は、武藤選手や柏木選手、遠藤選手、阿部選手、李選手と、浦和お馴染みの顔ぶれとなっています。
まとめ
以上、J1、2017シーズン年間7位の浦和レッズの順位・結果でした。
正直シーズン開幕前はここまで浦和が沈むとは思っていませんでした。
やはりチームが固定化されだすと、良い方向にはいきませんね。
次回は、2017シーズン年間8位の、サガン鳥栖を見てみたいと思います。
*【サガン鳥栖】6年連続J1残留も、アウェイ勝てず中位を彷徨う~2017シーズン 順位・結果~ はこちら