本日は、J1、2017年前半戦3位、柏レイソルについて、シーズン前半戦の結果を紐解いていきたいと思います。
*【柏レイソル】3位C大阪に勝点1届かず4位、来シーズンは1月30日開幕の超過密日程へ~2017シーズン 順位・結果~ はこちら
■前半戦成績(総合・ホーム・アウェー)
・総合成績
勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 |
34 | 17 | 11 | 1 |
負数 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
5 | 26 | 17 | 9 |
・ホーム成績
勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 |
15 | 9 | 5 | 0 |
負数 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
4 | 13 | 12 | 1 |
・アウェイ成績
勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 |
19 | 8 | 6 | 1 |
負数 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
1 | 13 | 5 | 8 |
前半戦首位の鹿島アントラーズと同じく、アウェイでの成績の方が、ホームの成績よりも良くなっています。
柏レイソルの本拠地は、観客席との距離が非常に近く、対戦相手のチームとしては精神的なプレッシャーがあると思います。
ただ、あまりそれが試合結果には繋がっていないというのはもったいないですね。
また、ホームとアウェイで得点は同数の13点ですが、失点数が大きく違います。
ホームでの失点が多くなっているのは、やはりホームということもあり、選手の気持ちが押せ押せで、メンタル面で攻撃偏重になりやすいからでしょうか?
ホームでの失点数を減らせていければ、まだまだ確実に年間優勝を狙える位置にいると思います。
■前半戦成績(詳細)
キックオフ | 節 | 開催 | 勝敗 | ホーム | 試合結果 | アウェイ |
2/25(土) | 1 | アウェイ | ○ | 鳥栖 | 1-3 | 柏 |
3/5(日) | 2 | ホーム | ● | 柏 | 1-3 | G大阪 |
3/10(金) | 3 | アウェイ | ● | 川崎F | 2-1 | 柏 |
3/18(土) | 4 | ホーム | ● | 柏 | 0-1 | 仙台 |
4/1(土) | 5 | アウェイ | ○ | 広島 | 0-2 | 柏 |
4/8(土) | 6 | ホーム | ● | 柏 | 0-2 | 清水 |
4/16(日) | 7 | アウェイ | ○ | 神戸 | 1-2 | 柏 |
4/22(土) | 8 | ホーム | ○ | 柏 | 2-0 | 横浜FM |
4/30(日) | 9 | アウェイ | ○ | 新潟 | 0-1 | 柏 |
5/6(土) | 10 | ホーム | ○ | 柏 | 1-0 | C大阪 |
5/14(日) | 11 | アウェイ | ○ | FC東京 | 1-2 | 柏 |
5/20(土) | 12 | アウェイ | ○ | 磐田 | 0-2 | 柏 |
5/27(土) | 13 | ホーム | ○ | 柏 | 4-2 | 大宮 |
6/4(日) | 14 | ホーム | ○ | 柏 | 1-0 | 浦和 |
6/17(土) | 15 | アウェイ | △ | 甲府 | 0-0 | 柏 |
6/25(日) | 16 | ホーム | ○ | 柏 | 2-1 | 札幌 |
7/2(日) | 17 | ホーム | ● | 柏 | 2-3 | 鹿島 |
第6節までは、2勝4敗、ホームでの勝星も0と、降格すらあり得るのではないかという惨状でした。
特にホームはお得意様だったG大阪や、現在下位に沈んでいる仙台、清水にも敗戦するという厳しい開幕直後でした。
ただ、第7節の神戸戦に勝利してから、リーグ戦8連勝、甲府との引き分けを挟んで16節まで、10戦負けなしと一気に盛り返してきました。
10戦負けなしの要因としては、やはり守備がしっかりとしてきたことが大きいですね。
第6節までの6試合で7失点していた守備陣が、第7節から第16節までの10試合では5失点しかしていません。
日本代表にも選ばれたGKの中村や、柏レイソルU-18出身のDF、中谷や中山等、20代前半の若手の活躍が光ります。
特にGKの中村はガッツあるファインセーブが多く、今後の日本代表のゴールマウスを任されるような人材になって欲しいと思います。
■前半戦全試合出場
前半戦、全試合出場したのは、GKの中村航輔選手、DFの中谷進之助選手、輪湖直樹選手、MFの大谷秀和選手、FWのクリスティアーノの選手、伊東純也選手の6選手です。
このうち、全試合フル出場しているのは、中村航輔選手、中谷進之助選手の2名です。
中村選手は1995年生まれ、中谷選手は1996年生まれとあって、本当に若い力がチームを支えています。
GKに関してもDFに関しても、日本代表は高齢化が進み、世代交代がうまくいっておりません。
唯一DFでは鹿島アントラーズの昌子選手が代表に定着しつつありますが、彼も今年25歳となります。
20代前半の選手の底上げなしに、日本代表が強くなることはないので、ぜひ中村、中谷両選手には頑張ってほしいです。
ちなみに2人とも、身長は184cmです。
他に、15試合出場しているのが、DFの小池龍太選手、MFの中川寛斗選手、FWのディエゴ オリヴェイラ選手の3名です。
更に、13試合に出場している選手が、DFの中山雄太選手、MFの武富孝介選手、手塚康平選手と、3名います。
12名の選手が、ほとんどの試合に出場しており、C大阪と同様レギュラーは固定されつつあります。
選手の平均年齢が非常に若い(上記12人中9人が1990年以降生まれ)ため、このまま突っ走れるかもしれません。
ただ、若いチームは一度崩れ出すとなかなか立て直せない場合も多いです。
今後、優勝争いをしていく上で、ベテラン選手の力が必要になってくる時期があると思います。
■前半戦チーム内得点ランキング
順位 | ポジション | 背番号 | 名前 | 得点 |
1 | FW | 9 | クリスティアーノ | 7 |
2 | MF | 8 | 武富 孝介 | 4 |
3 | MF | 7 | 大谷 秀和 | 3 |
3 | MF | 19 | 中川 寛斗 | 3 |
3 | FW | 11 | ディエゴ オリヴェイラ | 3 |
17試合出場7得点のクリスティアーノが、チーム1の得点を挙げています。
非常に勝負強く、1点が欲しい試合、1点が欲しい時間帯にゴールを決めてくれる印象がありますね。
その他ランキングでは、MF陣が多くゴールを決めています。
またランキングには出てきていませんが、実はDF陣は1人も得点がありませんでした。
前半戦、柏で得点を挙げたのは、FWとMFの選手だけになります。
確かにセットプレーからヘディングでドン、といった得点シーンはあまり記憶にないかもしれません。
DFが年間5~10点くらい取れると更にチームとして戦いやすくなるでしょう。
以上、J1、2017シーズン前半戦第3位の柏レイソルの順位・結果でした。
次回は、2017シーズン前半戦第4位の、ガンバ大阪を見てみたいと思います。
*【まとめ】サッカー J1 2017シーズン前半戦の順位・結果(第1節~第17節)はこちら