「J2で闘った元日本代表戦士たち-2017年シーズン③」、シリーズ第3回は、大分トリニータ、FC岐阜、愛媛FC、FC町田ゼルビア、水戸ホーリーホック、ジェフユナイデット千葉、京都サンガF.C.の7チームです。
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目次
■大分トリニータ
【DF坂井達弥選手】
現在サガン鳥栖から、大分トリニータに期限付き移籍している坂井選手です。
J2全日程を終え、4試合出場、1試合先発、ノーゴール、合計出場時間も105分と散々たるシーズンとなりました。
さすがにこの成績では来シーズン、大分は契約してくれないでしょうし、所属元のサガン鳥栖からも戦力外を言い渡されるのではないでしょうか。
もう27歳と、若手でもありませんし、少しでも出場機会のあるチームで試合に出なければ、日本代表は元より、そもそもサッカー選手として需要が無くなってしまうかもしれません。
来シーズンは兎にも角にも試合に出場出来るチームにいけるといいですね。
日本代表通算1試合出場、0得点。W杯の出場はありません。
【MF山岸智選手】
元ジェフユナイテッド千葉、サンフレッチェ広島の山岸選手です。
今シーズン主将としてJ2昇格初年度のチームを引っ張りした。
J2全日程を終え、26試合出場、25試合先発、ノーゴールという結果でした。
先発出場は多かったですが、フル出場した試合はなんと1試合もなく、多くが50〜60分での交代となっています。
やはり年齢からくる衰えなのか、フル出場は難しいという現状があるようです。
シーズン終了後には、今シーズン限りで大分を退団することも発表されています。
まだ34歳ですし、J2であれば出場機会のあるチームもあると思います。
まだまだ彼の勇姿を見たいですね。
日本代表通算11試合出場、0得点。W杯の出場はありません。
■FC岐阜
調べた所、元代表選手はおりませんでした。
■愛媛FC
調べた所、元代表選手はおりませんでした。
■FC町田ゼルビア
調べた所、元代表選手はおりませんでした。
■水戸ホーリーホック
調べた所、元代表選手はおりませんでした。
■ジェフユナイテッド千葉
【DF近藤直也選手】
元柏レイソルの近藤選手です。
柏レイソルユースから2015年に退団するまで柏一筋でしたが、2015年オフに契約満了により、J2の千葉へ移籍しています。
J2全日程を終え、38試合出場、38試合先発、4ゴール。
チームをJ1昇格プレーオフ進出に導く活躍だったと思います。
残念ながらJ1昇格プレーオフでは名古屋に敗れ、来シーズンJ1に戻ってくることは出来ませんでしたが、また来シーズン以降J1昇格のチャンスが巡ってくると思わせる戦いでしたね。
来シーズンは35歳となりますが、まだまだ現役で活躍し、J1昇格の立役者になって欲しいと思います。
日本代表通算1試合出場、0得点。W杯の出場はありません。
【MF佐藤勇人選手】
2008~2009年のみ、京都サンガF.C.に所属していましたが、その期間以外は、ユース時代から現在まで、ずっとジェフユナイテッド千葉に所属しています。
J2名古屋に所属する佐藤寿人選手の双子の兄で、現在、双子の兄弟が共にJリーグに所属しているのは、佐藤兄弟だけとなります(昨年までは、サンフレッチェの森崎兄弟がいたが、森崎浩司選手が引退したため)。
J2全日程を終え、19試合出場、16試合先発、ノーゴールという結果でした。
前半戦はなかなか出番がありませんでしたが、途中から出場機会を得て、チームに貢献しました。
特に怒涛の7連勝でJ1昇格プレーオフを勝ち取った7試合は全試合に先発出場、最終節以外の6試合は全てフル出場と大活躍。
来シーズン36歳を迎えますが、ぜひ再び兄弟共にJ1で活躍してくれる事を期待しています。
日本代表通算1試合出場、0得点、W杯の出場はありません。
【MF羽生直剛選手】
今シーズン、10年ぶりに、デビューを果たした千葉に復帰した羽生選手。
J2全日程を終え、8試合出場、1試合先発、ノーゴール。
期待された活躍は殆ど出来ませんでした。
愛着ある古巣に復帰しましたが、これでは来シーズン以降の契約は難しいかもしれません。
豊富な運動量を武器に、J1通算344試合に出場してきましたが、さすがに今シーズン38歳となり、力が衰えてきたのかもしれません。
来シーズン復活して欲しい気持ちもありますが、そろそろスパイクを脱いで、その豊富な経験を後輩に還元して欲しいとも思います。
日本代表通算17試合出場、0得点、W杯の出場はありません。
■京都サンガF.C.
【DF田中マルクス闘莉王選手】
言わずと知れた、魂の男、元浦和レッズ、名古屋グランパスの闘莉王選手です。
やはりJ2では規格外でした。
J2全日程を終え、31試合出場、26試合先発、15ゴール。
DF登録ながら、試合にはFWとして出場し、2試合に1点のペースで得点をあげてしまいました。
J2のディフェンダー陣が情けないのか、闘莉王が凄すぎるのかわかりませんが、それでもこの得点力は半端ないですね。
京都からは来シーズンのオファーも受け取っているようで、あとは闘莉王の返答次第という状況です。
彼の勇姿をまだまだ日本で見たいので、是非とも契約延長して欲しいですね。
日本代表通算43試合出場、8得点。2010年W杯に出場しています。
【FW大黒将志選手】
元ガンバ大阪の大黒選手です。
J2全日程を終え、28試合出場、7試合先発、6得点でした。
今シーズン、山形から京都に復帰し、最初3節はスタメン出場していましたが、闘将闘莉王選手が戦列に復帰してからFWとして出場していたため、出場機会が限られてしまいました。
それでも途中出場で6得点ということで、まずまずの結果を残したのではないでしょうか。
移籍の多い選手ですので、来シーズンは別のユニフォームを着ているかもしれませんが、まだあと1、2年はJ2であれば活躍できるのではないかと思います。
日本代表通算22試合出場、5得点。2006年W杯に出場しています。
次回は、山形、岡山、熊本、金沢、山口、讃岐、群馬の7チームを見ていきたいと思います。
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