「J2で闘った元日本代表戦士たち-2017年シーズン④」、シリーズ第4回は、モンテディオ山形、ファジアーノ岡山、ロアッソ熊本、ツエーゲン金沢、レノファ山口FC、カマターレ讃岐、ザスパクサツ群馬の7チームです。
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目次
■モンテディオ山形
【MF本田拓也選手】
元清水エスパルス、鹿島アントラーズの本田選手です。
今シーズンより、山形に加入し、移籍一年目ながらいきなり主将に抜擢されています。
J2全日程を終え、36試合出場、35試合先発、ノーゴールという結果でした。
主将としてチームを引っ張りましたが、ノーゴールは少し寂しい結果ですね。
またJ2リーグラスト3試合は出場しておりません。
J1昇格プレーオフ進出の可能性が残っていた中で、主将の欠場は痛かったかもしれません。
来シーズンもまだ33歳ですし、まだまだ活躍出来ると思います。
もう一度J1で彼のプレーを見たいですね。
日本代表通算2試合出場、0得点。W杯の出場はありません。
■ファジアーノ岡山
【DF加地亮選手】
元FC東京、ガンバ大阪の加地選手です。
2000年代中盤の右サイドと言えば、「加地」というくらい、当時は印象的な活躍を見せてくれいていました。
J2リーグ全日程を終え、24試合出場、23試合先発、ノーゴールという結果でした。
前半戦第21節までは、19試合出場、19試合先発と主力として活躍していましたが、後半戦は21試合で5試合出場4試合先発と、思うような活躍が出来ませんでした。
そしてシーズン終了後、今シーズン限りでの現役引退が発表されました。
黄金世代と呼ばれた選手がまた一人スパイクを脱ぎました。
本当に今までお疲れ様でしたと、伝えたいですね。
日本代表通算64試合出場、2得点。2006年のW杯に出場しています。
■ロアッソ熊本
【FW巻誠一郎選手】
元ジェフユナイテッド千葉の巻選手です。
2014年から、地元である熊本でプレーをしています。
J2リーグ全日程を終え、30試合出場、8試合先発、3ゴールという成績でした。
37歳を迎え、さすがに先発出場は減ってきました。
フル出場は4試合のみで、基本的には途中から出場するスーパーサブ扱いでした。
ただ、30試合に出場して、3ゴールではなかなか厳しいですね。
チームもJ3降格圏でシーズンを終え、結果的には降格は免れましたが、状態は良くありません。
来シーズン復活できなければ、引退もちらつく状況ですね。
日本代表通算38試合出場、8得点、2006年のW杯に出場しています。
■ツエーゲン金沢
調べた所、元代表選手はおりませんでした。
■レノファ山口FC
調べた所、元代表選手はおりませんでした。
■カマターレ讃岐
【FW我那覇和樹選手】
元川崎フロンターレ、ヴィッセル神戸の我那覇選手です。
沖縄県出身の選手として、初めて日本代表に選出された選手ですね。
J2リーグ全日程を終え、12試合出場、4試合先発、2ゴール。
前述の巻選手と同じく37歳を迎えたシーズンは厳しいものとなりました。
いくら元日本代表とはいえ、この成績ではなかなか来シーズンの戦力とは考えて貰えないかもしれません。
チームもJ3降格圏まで勝点1差とギリギリの戦いでした。
沖縄県出身ということもあり、現役の最後は、以前所属していた琉球FCで、有終の美を飾って欲しいなと、個人的には思います。
日本代表通算6試合出場、3得点、W杯の出場はありません。
■ザスパクサツ群馬
【FW永井雄一郎選手】
元浦和レッズ、清水エスパルスの永井選手です。
J2リーグ全日程を終え、2試合出場、0試合先発、ノーゴール。
シーズン終了後には、チームが来シーズンの契約を結ばない旨の発表もしています。
まあこの成績ではどうしようもないですね。
チームも来シーズンから、J3に降格となり、使えない選手を抱える程の余裕はないはずです。
来シーズンは遂に、39歳を迎えます。
スピード感あるドリブルでピッチを駆け回る姿はさすがにもう見れないかもしれません。
日本代表通算4試合出場、1得点。W杯の出場はありません。
次回は最終回、全チーム全選手の総括を行いたいと思います。