本日は「J2で闘った元日本代表戦士たち-2017年シーズン①」と題して、2017年度J2で闘った元日本代表戦士たちを特集したいと思います。
*J2で闘う元日本代表戦士たち-2017年シーズン①(J2) はこちら
第1回は、横浜FC、湘南ベルマーレ、名古屋グランパスの3チームです。
目次
■横浜FC
【FW三浦知良選手】
”キング・カズ”こと三浦和良選手です。
50歳となった今シーズンは流石に苦しみました。
J2全日程を終了し、12試合出場、うち7試合先発、シーズンを通して1ゴールしかあげることが出来ませんでした。
ただのFWであれば戦力外を通告されてもおかしくないレベルですね。
それこそ前半戦はコンスタントに試合に出場しており、50歳でもカズは健在かと思いましたが、一度怪我をしてからはなかなかチームの戦力とはなれませんでした。
2018年2月には、51歳を迎えます。
来シーズンも現役続行を希望しており、横浜FCも契約を結ぶそうですが、来シーズン結果を出せなければ、流石に引退の二文字が見えてくるかもしれません。
日本代表通算89試合出場、55得点。ただ本人の夢であったW杯には、一度も出場できていません。
■湘南ベルマーレ
【DF坪井慶介選手】
ベテランの坪井選手。
今シーズン1年でJ1への復帰を決めたチームにあって、プレー面での貢献は出来ませんでした。
J2全日程を終え、5試合出場、うち先発1試合、ノーゴール。
シーズン終了後には今シーズン限りでの湘南退団も発表されています。
ベテランとして試合に出ていなくてもチームを支えていたとは思いますが、さすがにこの成績では、来シーズンJ1にチャレンジするチームから再契約を勝ち取るのは難しいですね。
スピード面、体力面共に厳しくなってきたのか、先発した1試合でもフル出場は出来ていません(66分で交代)。
本人の意思次第ですが、そろそろ引退を考えても良い歳なのかもしれません。
日本代表通算40試合出場、0得点。2006年のドイツW杯に出場しています。
【MF山田直輝選手】
27歳の山田選手、今シーズン遂に才能が開花した印象です。
J2全日程を終え、39試合に出場、38試合に先発、5ゴールを決め、チームの柱としてJ2優勝とJ1昇格に貢献しました。
今シーズンの活躍が認められ、ユース時代から過ごした浦和から、カムバックオファーが届くとの話も出ています。
来シーズンは益々の飛躍の年となるといいですね。
日本代表通算2試合出場、0得点。W杯の出場はありません。
■名古屋グランパス
【GK楢崎正剛選手】
日本をそして、Jリーグを代表するGKです。
今シーズン、自身初となるJ2リーグを戦いました。
J1通算631試合出場、2010年JリーグMVP、6度のJリーグベストイレブン等、輝かしい実績を持っております。
41歳となった今シーズンは、J2全日程を終え、29試合出場、29試合先発、ノーゴールとなりました。
前半戦は正GKとして出場していましたが、第34節からは武田選手に正GKの座を奪われ、プレーオフ準決勝も含め、ここ10試合出場がありません。
このまま老け込むにはまだ早い気がしますが、風間監督のもとでは正GKに返り咲くのは難しいかもしれません。
果たして来シーズンも名古屋のユニフォームに袖を通しているのか、ベテラン守護神の去就も気になります。
日本代表通算77試合出場、0得点、W杯は1998年、2002年、2006年、2010年の4大会に出場しています。
【MF田口泰士選手】
デビューから、名古屋一筋、2016年にはキャプテンを務めた選手です。
今シーズンはキャンプ中の怪我で出遅れましたが、J2第7節以降は復帰し、J2全日程を終え34試合出場、34試合先発、9得点とチームを支えました。
J2プレーオフ準決勝でも同点ゴールを上げ、チームのプレーオフ決勝進出に貢献しています。
風間サッカーにも早くに適応し、チームに欠かせない選手になっていますね。
来シーズン以降も名古屋でその雄姿を見せて欲しい、そして日本代表にも復帰してほしいですね。
日本代表通算3試合出場、0得点、W杯の出場はありません。
【FW佐藤寿人選手】
今シーズン、サンフレッチェ広島から移籍して来た、ベテラン選手です。
昨シーズンまでJ1最多得点記録をF東京の大久保選手と競っていましたが、今シーズンから、J2の名古屋に活躍の場を移しています。
今シーズンJ2全日程を終え、28試合出場、25試合先発、5得点という結果。
佐藤選手の全盛期のポテンシャルを考えると少し物足りない数字にうつります。
しかし35歳という年齢もあり、体力も減って来たのか、フル出場した試合は今シーズン1試合しかありませんでした。
ただ後半戦多くの試合で先発出場していますので、来シーズンも戦力として考えられていると思います。
中年の星として、復活を期すシーズンとして欲しいですね。
日本代表通算31試合出場、4得点、W杯の出場はありません。
【FW玉田圭司選手】
今年で37歳となった、ゴールゲッターの玉田選手。
J1で342試合に出場し、96ゴールという実績を引き下げて、今シーズン名古屋に復帰しました。
J2全日程を終え、28試合出場、25試合先発、6ゴールという結果でした。
佐藤寿人選手も28試合出場でしたね。
また玉田選手は前半だけで交代した試合が3試合ありました。
佐藤寿人選手にも言えることですが、やはり42節ある長丁場のJ2で、シーズンを通してフルで戦うのは年齢的に厳しくなって来ているのは否めませんね。
日本代表通算72試合出場、16得点、W杯には2006年、2010年の2大会に出場しています。
以上、J2で闘った元日本代表戦士たち-2017年シーズン①(J2)でした。
次回は、東京V、徳島、長崎、松本山雅、福岡の5チームを見ていきたいと思います。
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