【ブラジル代表③】~2018年ロシアW杯出場国-南米~

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ブラジル国旗

来年2018年6月にロシアW杯が行われます。

今回も前回に引き続き、南米予選を断トツの1位で突破したブラジル代表を見ていきたいと思います。

今回で3回目の連載となります。

1978年アルゼンチン大会

11回目となった、アルゼンチン大会。

ブラジルはジーコがW杯デビューした大会でもあります。

大会を通してブラジルは無敗でしたが、2次リーグ制を取っていたため、3位で終わることとなりました。

まずはグループリーグ、スペイン、スウェーデン、オーストリアと同組となりました。

スウェーデン、スペインと開幕から2試合引き分けが続き、最終戦でオーストリアに勝利し、なんとか2位でグループリーグを突破。

特に3試合で2得点しか取れず、攻撃陣の不調が際立ちました。

しかし、2次リーグは初戦のペルー戦に3-0で勝利。

アルゼンチンとは引き分けましたが、最終戦ポーランドにも3-1で勝利。

1次、2次リーグ共に無敗で終えましたが、2次リーグは得失点差で1位を逃し決勝への切符は掴めませんでした。

なお3位決定戦では、イタリアを2-1で破り、W杯最多優勝国の意地を見せています。

1982年スペイン大会

12回目となったスペイン大会。

この大会から参加チームが24チームへと増えました。

ブラジル代表はジーコやトニーニョ・セレーゾがW杯デビューをしましたが、2次リーグ敗退となりました。

まず、グループリーグ、ブラジルは快進撃を見せます。

ソビエト連邦、スコットランド、ニュージーランドに3連勝し、グループ首位で突破。

特に、スコットランド戦、ソビエト連邦戦と2試合連続で4得点し、ブラジルへの期待は高まっていました。

しかし、2次リーグは、アルゼンチンとイタリアという、W杯優勝経験国と同組に。

なかなか厳しい組み合わせとなってしまいました。

アルゼンチンに勝利はしましたが、イタリアには競り負け、2次リーグで敗退となりました。

1986年メキシコ大会

第13回大会のメキシコ大会。

本大会はマラドーナの為の大会でした。

さて、ブラジル代表ですが、メキシコ大会の結果はベスト8止まりとなりました。

前回大会同様グループリーグを首位で突破。

スペイン、北アイルランド、アルジェリアに全勝と幸先は良かったです。

なお、本大会から2次リーグはなくなりベスト16からノックアウトラウンドとなりました。

ベスト16ではポーランドと対戦し4-0の圧勝。

しかし、ベスト8でプラティニ要するフランスとあたり、PK戦の末に敗退しました。

後半にジーコがPKを外していなければ、結果は変わっていたかもしれません。

1980年代は戦後、ブラジルがW杯で唯一優勝できなかった年代となりました。

1990年イタリア大会

14回目となったイタリア大会。

ブラジルはベスト16で前回大会優勝国のアルゼンチンとあたり、0-1敗戦。

これで5大会連続でW杯優勝を逃しました。

いつも通りグループリーグは3連勝で首位通過。

コスタリカ、スウェーデン、スコットランドとかなり恵まれたグループではありましたがしっかりと勝ちきりました。

しかし、3試合の結果は2-1、1-0、1-0と全て最少得点差となり、絶好調とは言い難い状況でした。

結果としてベスト16でのアルゼンチン戦もなかなか点が取れないまま、81分に失点し、0-1で敗戦。

グループリーグは突破できても、攻撃陣が機能しないと、なかなかノックアウトラウンドでは勝ち上がれないという結果になりました。

1994年アメリカ大会

15回目となったアメリカ大会。

ブラジルは実に24年ぶりに、4回目の優勝を勝ち取ります。

グループリーグはスウェーデン、ロシア、カメルーンと同組。

ロシア、カメルーンに勝利し、早々にグループリーグを突破。

ベスト16で開催国のアメリカを1-0で破り、準々決勝ではオランダを3-2で撃破、準決勝ではグループリーグで引き分けたスウェーデンを1-0で破り決勝進出。

決勝では、イタリアと120分0-0で引き分け、最終的にPK戦を3-2で勝利し、4回目のW杯を獲得しました。

本大会から、選手交代が3人まで認められ、試合後のビデオ検証も行われるようになりました。

次回は、最終回1998年から2014年のブラジルのW杯の結果を見ていきたいと思います。

*【ブラジル代表④】~2018年ロシアW杯出場国-南米 はこちら

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