本日は、J1、2017年前半戦13位、清水エスパルスについて、シーズン前半戦の結果を紐解いていきたいと思います。
*【清水エスパルス】最終節で残留決めるも、古豪復活へは道半ば~2017シーズン 順位・結果~ はこちら
■前半戦成績(総合・ホーム・アウェー)
・総合成績
勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 |
18 | 17 | 4 | 6 |
負数 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
7 | 19 | 25 | -6 |
・ホーム成績
勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 |
5 | 8 | 1 | 2 |
負数 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
5 | 6 | 14 | -8 |
・アウェイ成績
勝点 | 試合数 | 勝数 | 引分数 |
13 | 9 | 3 | 4 |
負数 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
2 | 13 | 11 | 2 |
今シーズン、2年ぶりにJ1の舞台に戻ってきました。
オリジナル10として、1年でのJ1復帰は半ば至上命題でしたが、そのノルマをクリアし、再びJ1で輝くために戦っています。
ただ前半戦の戦績は、4勝6分7敗。
13位ながら、J2降格圏の16位大宮とは勝点差4。
J1再チャレンジの1年目は厳しい前半戦となりました。
特にホームでの戦績が非常に悪くなっています。
何よりホームでは得点を取れません。
勝敗もさることながら、8試合戦って6得点では、お金を払って試合を見に来ているファンも納得いかないことでしょう。
アウェイでは、3勝4分2敗、得点も13点決めています。
後半戦、降格争いに巻き込まれないためには、何よりもホームでの勝利、そしてホームでの得点が必要になってきます。
巻き返しのため、夏の移籍市場でアル・シャルジャSCCから、元鹿島の増田誓志選手を獲得しました。
J1昇格即J2降格とならぬよう、後半戦は巻き返してほしい所です。
■前半戦成績(詳細)
キックオフ | 節 | 開催 | 勝敗 | ホーム | 試合結果 | アウェイ |
2/25(土) | 1 | ホーム | ● | 清水 | 0-1 | 神戸 |
3/4(土) | 2 | アウェイ | 〇 | 広島 | 0-1 | 清水 |
3/11(土) | 3 | アウェイ | 〇 | 新潟 | 0-2 | 清水 |
3/18(土) | 4 | ホーム | ● | 清水 | 2-3 | 鹿島 |
4/1(土) | 5 | アウェイ | ● | 磐田 | 3-1 | 清水 |
4/8(土) | 6 | アウェイ | 〇 | 柏 | 0-2 | 清水 |
4/16(日) | 7 | ホーム | △ | 清水 | 1-1 | 大宮 |
4/21(金) | 8 | アウェイ | △ | 川崎F | 2-2 | 清水 |
4/30(日) | 9 | ホーム | ● | 清水 | 0-3 | 仙台 |
5/5(金) | 10 | アウェイ | △ | G大阪 | 1-1 | 清水 |
5/14(日) | 11 | ホーム | △ | 清水 | 1-1 | 鳥栖 |
5/20(土) | 12 | アウェイ | △ | 浦和 | 3-3 | 清水 |
5/27(土) | 13 | ホーム | ● | 清水 | 1-3 | 横浜FM |
6/4(日) | 14 | ホーム | ● | 清水 | 0-2 | FC東京 |
6/17(土) | 15 | アウェイ | △ | C大阪 | 1-1 | 清水 |
6/25(日) | 16 | ホーム | 〇 | 清水 | 1-0 | 甲府 |
7/1(土) | 17 | アウェイ | ● | 札幌 | 1-0 | 清水 |
開幕戦は神戸に敗れたものの、その後広島、新潟にアウェイで2連勝。
幸先の良いシーズン開幕でした。
ただ、広島と新潟は現在17位と18位のチームということもあり、結果的には必ず勝たなければならなかった試合だったと思います。
新潟戦の勝利後は、12試合で1勝のみ、6試合引分け残り5敗と、中々厳しい戦いが続きました。
2連敗以上はしていませんが、勝ちきれない試合も多く、波に乗れないチームを象徴しています。
16節のホーム、甲府戦で勝利を収めるまで、実にリーグ戦9試合勝ち星がなかったことを考えると、逆によくJ2降格圏に落ちていないなとも思います。
川崎fやG大阪、C大阪とも引き分けられているのにも関わらず、仙台や札幌など、本来であれば勝点を取りこぼしてはいけない相手に取りこぼしています。
札幌には昨年J2の優勝を持っていかれているので、やはりJ1では貫禄を見せて勝ちたかった所でしょう。
まずは、J1残留を目標に、残りの後半戦は戦っていくことになるかと思いますが、来シーズン以降のチームの方向性も考えないといけないと思います。
■前半戦全試合出場
前半戦、全試合出場したのは、GKの六反勇治選手、DFの松原后選手、MFの六平光成選手の3選手です。
また全試合フル出場しているのは、GKの六反勇治選手とDFの松原后選手の2人です。
六反選手は今シーズンベガルタ仙台から移籍してきた新加入の選手ですが、開幕からレギュラーをはり、チームを支えています。
大量失点する試合も少なく、チーム事情を考えると、非常に検討しているのではないかと思います。
他に、16試合出場しているのは、DFの鎌田翔雅選手、MFの枝村匠馬選手と、FWの鄭大世選手の3選手。
鄭大世は今年34歳となりましたが、まだまだその決定力は健在です。
下でも述べますが、今シーズンも開幕からコンスタントに得点を挙げており、16試合出場で7得点という成績を残しています。
下位チームの選手で得点ランキングに絡んできそうなのは、北海道コンサドーレ札幌の都倉選手と鄭大世選手位でしょうか。
なかなか下位チームで得点を量産するというのは難しいことですが、圧倒的な個人技によって、得点を量産しています。
このようなフォワードがチームに1人いると、非常に心強いですね。
後半戦も得点を量産していってほしいと思います。
■前半戦チーム内得点ランキング
順位 | ポジション | 背番号 | 名前 | 得点 |
1 | FW | 9 | 鄭 大世 | 7 |
2 | FW | 8 | チアゴ アウベス | 4 |
3 | MF | 10 | 白崎 凌兵 | 3 |
4 | FW | 30 | 金子 翔太 | 2 |
5 | DF | 25 | 松原 后 | 1 |
5 | DF | 26 | 二見 宏志 | 1 |
5 | FW | 19 | ミッチェル デューク | 1 |
チーム内得点王は、16試合で7得点の鄭大世選手です。
また、2位には今シーズン新加入したチアゴ アウベス選手が4得点でランクインしています。
ただ、現在上記2選出とも怪我で戦線離脱しており、今後の試合に影響が出ることは必至です。
特にチアゴ アウベス選手は回復が遅く、まだしばらくかかる可能性があるとのことです。
また、3位の白崎選手も6月に怪我を負い、全治3ヶ月とのことで、現在離脱中です。
幸い、白崎選手は全体練習にも合流しており、間もなくの復帰できるようです。
チーム内得点ランキング上位3選手が全員負傷で出場できないとなると、さすがに残留争いに巻き込まれる可能性が高くなるかと思いましたので、一安心でしょうか。
ただ、勝点的には、全く油断できない後半戦となります。
以上、J1、2017シーズン前半戦13位の清水エスパルスの順位・結果でした。
次回は、2017シーズン前半戦第14位の、ヴァンフォーレ甲府を見てみたいと思います。
*【まとめ】サッカー J1 2017シーズン前半戦の順位・結果(第1節~第17節)はこちら