J1、2017年シーズンは、7月8・9日の両日に行われる予定の第18節終了をもって、約3週間のサマーブレイクに入ります。
そこで、前半戦(第1~17節)の順位・結果について、振り返っていきたいと思います。
目次
■J1 2017年シーズン 前半戦(第1~17節)順位
順位 | チーム名 | 勝点 | 勝数 | 引分数 | 負数 | 得失点差 |
1 | 鹿島アントラーズ | 36 | 12 | 0 | 5 | 9 |
2 | セレッソ大阪 | 35 | 10 | 5 | 2 | 18 |
3 | 柏レイソル | 34 | 11 | 1 | 5 | 9 |
4 | ガンバ大阪 | 32 | 9 | 5 | 3 | 15 |
5 | 川崎フロンターレ | 32 | 9 | 5 | 3 | 15 |
6 | 横浜F・マリノス | 32 | 10 | 2 | 5 | 8 |
7 | ジュビロ磐田 | 28 | 8 | 4 | 5 | 9 |
8 | 浦和レッズ | 26 | 8 | 2 | 7 | 12 |
9 | FC東京 | 24 | 7 | 3 | 7 | 3 |
10 | サガン鳥栖 | 24 | 6 | 6 | 5 | 0 |
11 | ヴィッセル神戸 | 23 | 7 | 2 | 8 | -5 |
12 | ベガルタ仙台 | 21 | 6 | 3 | 8 | -10 |
13 | 清水エスパルス | 18 | 4 | 6 | 7 | -6 |
14 | ヴァンフォーレ甲府 | 16 | 3 | 7 | 7 | -8 |
15 | 北海道コンサドーレ札幌 | 15 | 4 | 3 | 10 | -12 |
16 | 大宮アルディージャ | 14 | 4 | 2 | 11 | -16 |
17 | サンフレッチェ広島 | 10 | 2 | 4 | 11 | -15 |
18 | アルビレックス新潟 | 8 | 2 | 2 | 13 | -26 |
*アジアチャンピオンズリーグ
上位3チームは本大会グループリーグへ出場。4位はプレーオフから出場。
*リーグ戦降格
16位、17位、18位は自動降格。
■前半戦首位ターンは鹿島アントラーズ
前半戦首位ターンは、5月末に石井監督解任後、怒涛の5連勝で首位に躍り出た鹿島アントラーズです。
伝統の堅守と、少ないチャンスをものにする決定力の高さは今年も健在で、昨年のJ1覇者の貫禄があります。
【1位 鹿島アントラーズ】
2位は、なんと昨年J2プレーオフを勝ち上がってJ1昇格を成し遂げたC大阪。
確かに所属選手自体は、J1屈指ですが、J1昇格後いきなり前半戦を2位で折り返すとは思ってもいませんでした。
すでに勝点35を積み重ねており、今季J2へ降格する可能性は限りなく低くなっております。
昨年までは、J2プレーオフを勝ち上がってきたチームが、毎年のようにJ2に逆戻りしていました。
そのジンクスを打ち破ってくれそうで、嬉しい限りです。
【2位 セレッソ大阪】
3位には、怒涛の8連勝で16節まで首位を維持していた柏、4位には強豪のG大阪、同率で5位には川崎フロンターレがつけています。
【3位 柏レイソル】
【4位 ガンバ大阪】
【5位 川崎フロンターレ】
また、昨年のJ1年間最多勝点の浦和は、前半戦8位と大きく出遅れました。
首位鹿島アントラーズとは勝点10差。これから巻き返しはあるのでしょうか?
【8位 浦和レッズ】
*【保存版】過去10年のJ1優勝チーム総括~2007-2016~ はこちら
■降格圏内は監督交代の3チーム
降格圏は、大宮アルディージャ、サンフレッチェ広島、アルビレックス新潟の3チームです。
【保存版】過去10年のJ2降格チーム総括~2007-2016~ はこちら
下でも述べますが、3チームとも、既に前半戦で監督交代の決断を下しています。
アルビレックス新潟が降格圏にいることは、近年の成績から見てもそれほど驚きはありません。
ただ、昨年年間5位の大宮アルディージャ、ここ5年で3度のリーグ制覇を誇るサンフレッチェ広島が降格圏にいることは驚きです。
大宮アルディージャは監督交代後少しもちなおしてきており、降格圏脱出まで、あと勝点1となっています。
逆に、14位のヴァンフォーレ甲府、15位のコンサドーレ札幌あたりは、早ければ1試合負けるだけで、降格圏に入ってしまいます。
毎年J1残留争いは、最後の最後まで目が離せませんが、特に今年は前半戦を終えてJ2から昇格してきたチームが、1チームも降格圏にいません。
J1組の意地か、J2組の下剋上か、降格争いはまだまだ色々なドラマがありそうです。
【残り10節】どこよりも早い!J1 2017シーズン 降格予想 はこちら
■監督交代は4チーム
前半戦に監督交代に踏み切ったのは、全部で4チームとなります。
①アルビレックス新潟
5/5(金)の第10節終了時点で、1勝2分7敗の17位。
その後、5/7(日)に三浦監督の休養、事実上の解任を発表しました。
新監督は、呂比須ワグナー氏です。
三浦監督は今季から新潟の指揮を執りましたが、リーグ戦たったの10試合で、解任となってしまいました。
チーム不振の成績を監督が取るのは間違いないことであります。
それでも新監督をたったの10試合で解任するというのは、そもそも監督人事が問題であったのではないかと思います。
G大阪がJ2に初降格した2012年シーズン時と被りますね。
今季のチーム低迷と監督解任は、フロントの責任も重いと思います。
【18位 アルビレックス新潟】
②大宮アルディージャ
5/27(土)の第13節終了時点で、2勝1分11敗の18位。
その後、5/28(日)に渋谷監督の解任を発表しました。
新監督は、伊藤彰氏です。
2016年シーズンは、クラブ最高順位の5位でフィニッシュしましたが、今季は開幕6連敗を喫するなど、苦しいシーズンとなっています。
やはり、家長・泉澤といった主力がごそっと抜けたのにも関わらず、大した補強も出来なかったのが痛かったですね。
監督が代わって、果たして残留を果たせるでしょうか?
【16位 大宮アルディージャ】
③鹿島アントラーズ
5/30(火)のACLで、広州恒大に2戦合計で敗れ、ACL敗退。
その後、5/31(水)に今季の「成績を総合的に考慮」した上で石井監督が解任となりました。
新監督は、大岩剛氏です。
昨年のリーグ優勝、そしてクラブW杯でも準優勝してから、たったの半年での解任となりました。
たしかにリーグ戦は、5/27(土)時点で、7勝0分5敗の勝点21で6位。
さらに直近2試合、2連敗していたとはいえ、さすがに驚きました。
ただ、石井監督解任後、チームは5連勝を飾り、首位に返り咲いていることを考えると、今回の決断は英断だったのだと思います。
④サンフレッチェ広島
7/1(土)の第17節終了時点で、2勝4分11敗の17位。
その後、7/4(火)に森保一監督の辞任を発表しました。
新監督は未定で、暫定的に横内昭展ヘッドコーチが指揮をとります。
2012、2013、2015年と3度のリーグ優勝を成し遂げた名将ですが、今季は本当に苦しいシーズンとなりました。
佐藤寿人やドウグラス、ピーターウタカ等、エースが毎年抜ける中、それでも勝ち続けてきた過去は素晴らしいと思います。
今季に関しては厳しいシーズンとなりましたが、また違うチームで森監督の勇姿を見たいと思います。
【17位 サンフレッチェ広島】
■その他のチームの詳細について
その他のチームの詳細については、以下をご参照下さい。
【6位 横浜F・マリノス】
【7位 ジュビロ磐田】
【9位 FC東京】
【10位 サガン鳥栖】
【11位 ヴィッセル神戸】
【12位 ベガルタ仙台】
【13位 清水エスパルス】
【14位 ヴァンフォーレ甲府】
【15位 北海道コンサドーレ札幌】