2017明治安田生命J1リーグも残す所、あと12節となりました。
この時期になると、優勝争い、降格争いと、見どころが増えてきますよね。
そこで今回は過去10年のJ2降格チームを見ていきたいと思います。
目次
■歴代降格チーム
【2016年シーズン】
順位 | チーム | 勝点 | 結果 |
16位 | 名古屋グランパス | 30 | J2降格 |
17位 | 湘南ベルマーレ | 27 | J2降格 |
18位 | アビスパ福岡 | 19 | J2降格 |
オリジナル10の一つである、名古屋グランパスがJ2へ降格しました。
開幕当初から不安定な戦いが続き、1stステージ第10節横浜F・マリノス戦を最後にクラブワースト記録となる18試合連続勝ちなしを記録しました。
チームの危機に、ブラジルから田中マルクス闘莉王が戻り、一時はJ2降格圏を脱出したものの、勢いは続かず、11月3日の湘南戦に敗れ、初のJ2降格となりました。
これで、2017年開幕時点で、J2降格経験がないオリジナル10は、鹿島アントラーズ、横浜F・マリノスの2チームだけとなりました。
*■J2で闘う元日本代表戦士たち-2017年シーズン①(J2) はこちら
【2015年シーズン】
順位 | チーム | 勝点 | 結果 |
16位 | 松本山雅FC | 28 | J2降格 |
17位 | 清水エスパルス | 25 | J2降格 |
18位 | モンテディオ山形 | 24 | J2降格 |
2015年もオリジナル10の一つである、清水エスパルスがJ2へ降格しました。
2004年以来11年ぶりの2ステージ制で行われた2015年シーズン。
1stステージを終えた時点で、3勝4分10敗の勝ち点13とクラブ史上最低の成績となっていました。
2ndステージ第5節終了後、監督交代を行いましたが、起爆剤とはならず、結局シーズン最下位でのJ2降格を免れるのがやっとという状況でした。
これで、2016年開幕時点で、J2降格経験がないオリジナル10は、鹿島アントラーズ、横浜F・マリノス、名古屋グランパスの3チームだけとなりました。
【2014年シーズン】
順位 | チーム | 勝点 | 結果 |
16位 | 大宮アルディージャ | 35 | J2降格 |
17位 | セレッソ大阪 | 31 | J2降格 |
18位 | 徳島ヴォルティス | 14 | J2降格 |
2013年シーズンを年間4位で終えていたC大阪が、通算3度目のJ2降格となりました。
2014年シーズン開幕前にはウルグアイ代表で2010年南アフリカW杯MVPディエゴ・フォルランを推定年俸6億円で獲得。
加えて、柿谷、扇原、山口等の日本代表組に加え、若手の南野や、長谷川アーリアジャスールを移籍で獲得する等、シーズン開幕前には優勝候補に推す声もありました。
ただシーズンが始まるとあれよあれよと負けが込み、頼みのフォルランも機能せず。
11月29日の鹿島戦に敗れ、J2降格が決まりました。
【2013年シーズン】
順位 | チーム | 勝点 | 結果 |
16位 | 湘南ベルマーレ | 25 | J2降格 |
17位 | ジュビロ磐田 | 23 | J2降格 |
18位 | 大分トリニータ | 14 | J2降格 |
1990年代後半、鹿島アントラーズと覇権を争っていたジュビロ磐田がJ2に降格しました。
オリジナル10ではありませんが、1994年にJリーグに参入し、一度もJ2降格経験のなかったチームでした。
日本代表の前田や伊野波、安田等を要しながらも開幕9試合で1勝しかできず、監督交代を断行。
しかし、チームが浮上するきっかけとはならず、第31節の鳥栖戦にやぶれ、クラブ史上初のJ2降格が決まりました。
【2012年シーズン】
順位 | チーム | 勝点 | 結果 |
16位 | ヴィッセル神戸 | 39 | J2降格 |
17位 | ガンバ大阪 | 38 | J2降格 |
18位 | 北海道コンサドーレ札幌 | 14 | J2降格 |
2012年もオリジナル10の一つである、ガンバ大阪がJ2に初めて降格しました。
シーズン開幕から5試合連続で黒星が続き、監督をすぐさま交代するも、一度傾いた流れはそう簡単に止められず、最終節の磐田戦に敗れ、17位でのJ2降格となりました。
なんといっても、総得点67点、総失点65点、得失点差+2でのJ2降格は、Jリーグの歴史でも初めてのことでした。
大量得点、大量失点は当時のガンバでは良しとされていたスタイルではありますが、さすがにここまで失点が多いとどうにもなりませんでしたね。
これで、2013年開幕時点で、J2降格経験がないオリジナル10は、鹿島アントラーズ、横浜F・マリノス、名古屋グランパス、清水エスパルスの4チームだけとなりました。
【2011年シーズン】
順位 | チーム | 勝点 | 結果 |
16位 | ヴァンフォーレ甲府 | 33 | J2降格 |
17位 | アビスパ福岡 | 22 | J2降格 |
18位 | モンテディオ山形 | 21 | J2降格 |
2010年にJ2から昇格してきた甲府、福岡が1シーズンでJ2に降格しました。
1位で昇格した柏が、そのままの勢いでJ1を制したのとは裏腹に、2位3位で昇格した2チームは1シーズンでJ2へ逆戻りすることになりました。
やはりJ2を圧勝で制する位でないと、なかなかJ1に定着するのは難しいことだと思いました。
また、2009年からJ1で戦っていた山形もこの年、J2へ降格しました。
【2010年シーズン】
順位 | チーム | 勝点 | 結果 |
16位 | FC東京 | 36 | J2降格 |
17位 | 京都サンガF.C. | 19 | J2降格 |
18位 | 湘南ベルマーレ | 16 | J2降格 |
FC東京が最終節に京都に敗れ、年間16位となりJ2へ降格することとなりました。
1999年のJリーグ加入初年度はJ2でしたが、その1年を除くと初めてのJ2降格です。
現日本代表の長友(夏にチェゼーナへレンタル移籍)や今野、森重、未完の大器平山など、それなりに選手層は厚かったのですが、なかなか勝点を積み重ねられず、最終節での降格となりました。
また、前年J2で3位になり、J1に11年ぶりに昇格した湘南ベルマーレですが、断トツの最下位でJ2への降格となりました。
【2009年シーズン】
順位 | チーム | 勝点 | 結果 |
16位 | 柏レイソル | 34 | J2降格 |
17位 | 大分トリニータ | 30 | J2降格 |
18位 | ジェフユナイテッド市原・千葉 | 27 | J2降格 |
2009年もオリジナル10の一つである、ジェフユナイテッド市原・千葉がJ2に初めて降格しました。
開幕から下位を彷徨い、31節にはJ2降格が決定。
その後も勝星を積み重ねることが出来ず、結局J1最下位でJ2へ降格することとなりました。
結局この年にJ2に降格して以来、千葉は一度もJ1には戻れていません。
【2008年シーズン】
順位 | チーム | 勝点 | 結果 |
16位 | ジュビロ磐田 | 37 | J1残留 |
17位 | 東京ヴェルディ1969 | 37 | J2降格 |
18位 | 北海道コンサドーレ札幌 | 18 | J2降格 |
Jリーグ初代王者で、1990年代のJリーグを席巻した東京ヴェルディが2度目のJ2降格を喫しました。
今では考えられませんが、東京ヴェルディを退団後、FCポルトやゼニトで活躍し、ブラジル代表にも選出されているフッキが所属していました。
また、元日本代表の福西や土肥、大黒など、それなりの戦力は揃っていたかとは思いますが、最終節で敗れ17位に転落し、J2自動降格となりました。
また、16位磐田はJ1・J2入れ替え戦にて勝利し、J2降格は免れました。
【2007年シーズン】
順位 | チーム | 勝点 | 結果 |
16位 | サンフレッチェ広島 | 32 | J2降格 |
17位 | ヴァンフォーレ甲府 | 27 | J2降格 |
18位 | 横浜FC | 16 | J2降格 |
2006年、初めてJ1昇格を決めた横浜FCですが、断トツの最下位で1年でJ2に降格となりました。
JFL在籍経験のあるチームとしては初めてJ1で戦いましたが、後にも先にもこの1年だけがJ1での戦いとなってしまいました。
最終節で、浦和レッズに勝利し、浦和の優勝を阻止したことが、このシーズン1番のハイライトだったかもしれません。
その他、現在浦和レッズの主力をはっているメンバーが多く在籍したサンフレッチェ広島もこの年J2に降格しています。
以上、過去10年のJ2降格チーム総括でした。
■総括
*【残り10節】どこよりも早い!J1 2017シーズン 降格予想 はこちら
2012年のヴィッセル神戸が、勝点39でJ2降格しているため、降格を確実に免れるためには、勝点40が必要となります。
ただ、最下位で降格するチームの勝点が20点台ですと、30点台後半でも残留が出来ます。
逆に、最下位で降格するチームの勝点が10点台ですと、30点台後半でも降格する場合があります。
2017シーズン、J1から降格してしまうチームはどのチームとなるのか。
最後まで目が離せません。
*【まとめ】サッカー J1 2017シーズン前半戦の順位・結果(第1節~第17節)はこちら