来年2018年6月にロシアW杯が行われます。
そこで出場を決めた各チームの予選結果と、これまでのW杯での戦績等を振り返りたいと思います。
まず今回、アジア最終予選グループAを1位突破したイラン代表を見ていきたいと思います。
目次
楽々首位で本選出場、2大会連続5回目のW杯出場
開催国のロシア、南米予選で圧巻のパフォーマンスを見せたブラジルに次いで、世界で3番目に2018年W杯出場を2017年6月13日に決めました。
アジア最終予選では、6勝4分の勝点22、10得点2失点と盤石の成績で首位通過を決めています。
グループA2位通過の韓国が勝点15ですから、いかにグループ内で際立って強かったかがわかります。
本来であれば、韓国と1位突破をかけて争うはずでしたが、グループ最大のライバルと思われていた韓国の失速ににより、悠々と1位での本大会出場を決めることとなりました。
過去のワールドカップ戦績
ただ、そんなイラン代表もW杯本選となると目立った活躍は見せられていません。
1978年、1998年、2006年、2014年と過去4回の出場全てで、グループリーグ敗退となっています。
以下、出場した各大会毎の戦績です、
1978年アルゼンチン大会
1978年のアルゼンチン大会は初出場ということもあり、グループ最下位の勝点1、0勝1分2敗で終えています。
ペルー、オランダ、スコットランドと強豪と同組でした。
当時W杯に16チームしか参加できなかったことを考えると、参加出来たこと自体に意味があったかもしれませんね。
ただ初出場ながら、スコットランドと引き分け、W杯で初の勝点1を獲得しました。
1998年フランス大会
続いて、2回目の出場となった1998年のフランス大会、実に20年ぶりのW杯出場でした。
しかし、グループリーグで1勝0分2敗、勝点3での敗退となりました。
同組はドイツ、アメリカ合衆国、ユーゴスラビアとこれまた強豪の3チームでした。
ただ、マハダヴィキア選手のゴール等でアメリカ合衆国に2-1で勝利し、イラン代表として、ワールドカップ初勝利および初の勝点3を獲得した大会となりました。
2006年ドイツ大会
3回目の出場となった、2006年ドイツ大会。
ポルトガル、メキシコと強豪2チームと同組となり、グループリーグ0勝1分2敗、勝点1での敗退となりました。
勝点を取れたのは初出場だったアンゴラ戦の引き分けのみと、厳しい結果となりました。
ドイツ大会の前の日韓W杯では、アジア勢の日本、韓国が共にノックアウトラウンドに進みましたが、ドイツ大会でアジア勢は1チームもノックアウトラウンドに進めませんでした。
2014年ブラジル大会
4回目の出場となった、前回大会の2014年ブラジル大会。
こちらも0勝1分2敗の勝点1、最下位でのグループリーグ敗退となっています。
アルゼンチン、ナイジェリア、ボスニア・ヘルツェゴビナの3チームと同組でした。
毎度のことながら、厳しい組に組み込まれてしまい、グループリーグを突破できませんでした。
まとめ
アジアカップでは、過去3回優勝をおさめる等、イラン代表もアジアでは強豪であるのは間違いないですが、W杯の結果を見ると、世界の壁が本当に厚いことを実感させられます。
しかし、直近ですと、2002年の日韓W杯、そして2010年の南アフリカW杯には出場出来ていません。
今大会はまず、イラン代表として初のグループリーグ突破を目指して戦う大会となるでしょう。
以上、イラン代表の予選結果と、これまでのW杯での戦績でした。
次回は、アジア最終予選A組を2位で突破した、韓国代表の予選結果とこれまでのW杯での成績を見ていきたいと思います。
*【韓国代表】~2018年ロシアW杯出場国-アジア~ はこちら