8月31日から9月1日にかけて、欧州の移籍市場が閉幕しました。
今年の欧州移籍市場は、本当に高額移籍が頻発して、移籍金バブルはどこまで行ってしまうのか、と思う程でした。
まずは、昨年のスペインリーガエスパニョーラ、そして欧州CLの覇者、レアルマドリードの移籍状況から見ていきたいと思います。
個人的な印象としては、今年はビッグネームの獲得はなく、どちらかというと選手売却が先行したオフだったように感じます。
◾️監督
ジネディーヌ・ジダン
監督は昨年に引き続き、ジダンがつとめます。
まあ、リーガに欧州CL連覇と、解任する理由が見当たりませんね。
今期は、リーガ連覇と、CL三連覇という、前人未到の目標に挑戦します。
現在2020年までの契約を結んでいますが、黄金時代を作れれば、レアルでは珍しい長期政権となるかもしれません。
◾️GK
背番号1 ケイラー・ナバス
背番号13 キコ・カシージャ
背番号30 ルカ・ジダン
GKに関しては今年もこの3人で行くことが濃厚ですね。
新加入選手や移籍した選手はおりませんでした。
オフには、マンUのデ・ヘア獲得の噂も流れましたが、今回は見送られた形です。
ただ、来オフには、再度獲得の可能性が噂される等、デ・ヘアを巡る動きはなかなか収束が見えません。
◾️DF
背番号2 ダニエル・カルバハル
背番号3 ヘスス・バジェホ
背番号4 セルヒオ・ラモス
背番号5 ラファエル・ヴァラン
背番号6 ナチョ・フェルナンデス
背番号12 マルセロ
背番号15 テオ・エルナンデス
背番号19 アクラフ・ハキミ
背番号27 アルバロ・テヘロ
背番号31 ルイスミ・ケサダ
背番号33 マヌ・エルナンド
背番号34 ホセ・レオン
新加入選手は、ぺぺから背番号3を引き継いだ、ヘスス・バジェホとテオ・エルナンデスの2人。
ヘスス・バジェホは過去2年、サラゴサとフランクフルトにローン移籍しており、力をつけて3年ぶりの古巣復帰となります。
また、テオ・エルナンデスはアトレティコからの移籍です。
昨年はローンでアラベスに所属していましたが、今年はアトレティコ復帰後、即レアル移籍となりました。
両選手とも20歳と19歳という若い2人ですので、いきなり現レギュラーの牙城を崩せるわけではないかと思いますが、ジダン監督が昨年と同じくローテーションを採用すれば、必ず出場機会は訪れる気がします。
また、レアルを退団した選手は、ぺぺとダニーロ。
ぺぺはトルコのベシクタシュへ、ダニーロはプレミアのマンCへ移籍しました。
ダニーロはまだ26歳と働き盛りで、本当に放出して良かったのか疑問が残りますが、新加入の若手がその穴を埋めてくれることでしょう。
◾️MF
背番号8 トニ・クロース
背番号10 ルカ・モドリッチ
背番号14 カゼミーロ
背番号18 マルコス・ジョレンテ
背番号20 マルコ・アセンシオ
背番号22 イスコ
背番号23 マテオ・コバチッチ
背番号24 ダニ・セバージョス
背番号32 オスカル・ロドリゲス
新加入選手は、マルコス・ジョレンテとダニ・セバージョスの2名です。
マルコス・ジョレンテはレアルの下部組織出身で、昨年はローンでアラベスに所属していました。
アラベスでは中盤の底で、攻守に渡り圧倒的な活躍を見せました。
その活躍が認められ、今シーズンレアルに復帰した形となります。
また、ダニ・セバージョスはベティスから獲得。
今シーズンはベティスへレンタルかと思っていましたが、レアルの登録メンバーに残っています。
今期どのような形で使われるのか、期待したいと思います。
またMFで退団した選手は、ハメス・ロドリゲスです。
2014年のW杯で脚光を浴び、一気にレアルへの移籍を果たしたハメス・ロドリゲスでしたが、レアルではレギュラーの座を掴むことは出来ず、遂にこの夏、ドイツのバイエルンへ旅立ちました。
バイエルンの指揮官は、ハメスがレアルに移籍した際の監督でもあった、アンチェロッティですので、ここで復活となって欲しいですね。
またこの移籍に伴い、空番となった背番号10は、ルカ・モドリッチが引き継ぐこととなりました。
◾️FW
背番号7 クリスティアーノ・ロナウド
背番号9 カリム・ベンゼマ
背番号11 ギャレス・ベイル
背番号17 ルーカス・バスケス
背番号21 ボルハ・マジョラル
背番号28 ダニエル・ゴメス
背番号29 フランチュ
まず、昨シーズンまでMF登録だったルーカス・バスケスがFW登録に変わっています。
今シーズン加入した選手は、ボルハ・マジョラル。
昨シーズンはローンでヴォルフスブルクに修行に出ておりましたが、満足な結果は残せず、ヴォルフスブルクが買取オプションを行使しなかった結果、レアルへ戻ることとなりました。
正直、今のレアルの選手層では、出場はままならないかとは思いますが。。。
そして、今オフ、移籍した選手としては、アルバロ・モラタとエンツォ・ジダンの2選手です。
モラタは昨シーズンチーム2位の得点を挙げておりましたが、レギュラーは掴めず、いつも途中出場ばかり。
遂に今オフ、プレミアのチェルシーへ100億越えの移籍金を残し、移籍してしまいました。
モラタ程の選手がベンチというのは中々受け入れがたい事なのかもしれませんが、しかしレアルとしてはモラタの移籍は痛いと思います。
また、ジダン監督の息子、エンツォ・ジダンも出場機会を求め、アラベスへ移籍しました。
今年の夏は、全体的におとなしかったレアルですが、どのようなシーズンを見せてくれるのでしょうか。
以上、レアル・マドリードの移籍情報 2017-2018でした。
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