前回に引き続き、欧州CLのグループリーグ第3節を見ていきたいと思います。
今回はグループA~Dの結果となります。
それでは、結果を見ていきましょう。
目次
グループA
マン3連勝で首位堅持、ベンフィカは3連敗で赤信号か
・第3節対戦カード
日程 | ホーム | 試合結果 | アウェイ |
10/18(水) | CSKAモスクワ | 0-2 | FCバーゼル |
10/18(水) | ベンフィカ | 0-1 | マンチェスター・ユナイテッド |
グループA第3節では、両試合共、アウェイのチームが勝利をおさめました。
まずはCSKAモスクワとFCバーゼルの試合。
前後半で1点ずつをあげたアウェイのバーゼルが2-0で勝利しました。
バーゼルはGL2勝目をあげ、単独2位に浮上。
バーゼルをグループ最下位に予想していましたが、これまた外れそう。。。
やっぱりCLの予想は難しいです。
前回の記事でも書きましたが、CSKAは本田選手が在籍していたこともあり、勝ってほしい所でしたが、厳しい結果となりました。
そして、ベンフィカとマンチェスター・ユナイテッドの一戦。
こちらは後半19分にラッシュフォードが決めた得点をしっかり守りきったマンUが1-0で勝利をおさめ、勝点3を獲得しました。
これでマンUはGL3連勝となり、次節勝利でGL突破がほぼ確定しますね。
逆にベンフィカはもう終焉を迎えてしまったといっても過言ではありません。
ポルトガル王者がこうも簡単に敗退の危機に瀕するCL、やはり世界最高峰の戦いであるのは間違いないですね。
・第3節終了時順位表
順位 | チーム名 | 勝点 | 得失点差 |
1位 | マンチェスター・ユナイテッド | 9 | 7 |
2位 | FCバーゼル | 6 | 4 |
3位 | CSKAモスクワ | 3 | -4 |
4位 | ベンフィカ | 0 | -7 |
・次節対戦カード
日程 | ホーム | 試合結果 | アウェイ |
10/31(火) | FCバーゼル | – | CSKAモスクワ |
10/31(火) | マンチェスター・ユナイテッド | – | ベンフィカ |
まず、FCバーゼルとCSKAモスクワの一戦。
バーゼルは、前節アウェイで、CSKAを叩きました。
ホームでもその試合の再現を出来れば、かなり高い確率でGL突破が見えてきますね。
3勝1敗勝点9はかなりの安全圏ではないかと思います。
逆にCSKAは勝たなければGL敗退の危機です。
アウェイの地に乗り込んでの試合となりますが、なんとか勝利をおさめないといけないですね。
続いてマンUはホーム、オールドトラッフォードにベンフィカを迎えます。
ベンフィカは3試合を終えて勝点0。
正直諦めムードが漂っているかもしれません。
マンUとしては、しっかりとホームで勝利をおさめ、GL突破を決めたい所です。
CSKAがバーゼルに勝利した場合のみ、突破が確定しませんが、それでも勝利すれば2位以内の確保はかなり固くなると思います。
*【欧州CLグループリーグ】組み合わせ決定!総評と突破予想〜2017-2018シーズン はこちら
グループB
パリSGが3連勝、新監督迎えたバイエルンも勝利
・第3節対戦カード
日程 | ホーム | 試合結果 | アウェイ |
10/18(水) | アンデルレヒト | 0-4 | パリSG |
10/18(水) | バイエルン・ミュンヘン | 3-0 | セルティック |
まずはアンデルレヒトとパリSGの一戦。
アウェイでしたが、パリSGが圧巻の攻撃力を見せて、4-0大勝という結果になりました。
ネイマール、カバーニ、ムバッペが揃ってゴールを決め、チーム内の確執もなんのその。
現在世界最高の3トップかもしれません。
メッシ、スアレス、ネイマールの3人が昨シーズンまでブイブイ言わせていましたが、完全に時代は変わりましたね。
グループAのマンUと同じく、次節勝利でほぼGL突破が決まります。
パリSG勝利の場合でも、バイエルンがセルティックに敗れた場合のみ、GL突破が持ち越しになりますね。
まあ次節持ち越しになった所で、彼らの突破には問題はないかと思います。
そして、監督が交代となったバイエルンとセルティックの一戦。
こちらはハインケス監督が就任したバイエルンがしっかりと3-0で勝利しました。
前節パリSGに敗れ、嫌な雰囲気がチームに漂いましたが、その鬱憤を晴らすかのような大勝。
ここからまた再度、強いバイエルンに戻って欲しいと思っています。
やはりこのグループBはパリSGとバイエルンの2チームがGLを突破する形になりそうですね。
・第3節終了時順位表
順位 | チーム名 | 勝点 | 得失点差 |
1位 | パリSG | 9 | 12 |
2位 | バイエルン・ミュンヘン | 6 | 3 |
3位 | セルティック | 3 | -5 |
4位 | アンデルレヒト | 0 | -10 |
・次節対戦カード
日程 | ホーム | 試合結果 | アウェイ |
10/31(火) | パリSG | – | アンデルレヒト |
10/31(火) | セルティック | – | バイエルン・ミュンヘン |
次節、パリSGはホームで3連敗中のアンデルレヒトと対戦します。
まあ間違いなく勝つでしょう。
今の勢いですと、アウェイのバイエルン戦も勝って、GL全勝で突破してしまいそうな勢いです。
ここまで3連勝12得点0失点と恐ろしい戦績です。
今シーズンは本当にCL制覇を狙ってますね。
パリSGがどこまで勝ち進んでいけるのか、期待したいと思います。
アンデルレヒトは次節パリSGに敗れると、今シーズンのCLは終了でしょう。
続いて、セルティックvsバイエルンの一戦。
ここ数試合、バイエルンは調子を取り戻してきていますし、普通に行けば負ける相手ではないと思います。
セルティックとしては、このグループに入ったのは運がありませんでした。
ELに回ることが濃厚となりそうですが、是非ともELで暴れまわってほしいですね。
グループC
チェルシー撃ち合いの末ローマと分ける、A・マドリードはまさかのドロー
・第3節対戦カード
日程 | ホーム | 試合結果 | アウェイ |
10/18(水) | カラバフ | 0-0 | アトレティコ・マドリード |
10/18(水) | チェルシー | 3-3 | ASローマ |
まずは、カラバフとアトレティコ・マドリードの一戦。
アトレティコはこの試合必ず勝点3が必要な試合でしたが、まさかのスコアレスドローに終わってしまいました。
直前のリーグ戦の相手がバルセロナということで、少し厳しい日程ではありましたが、それでもこのドローは本当に痛いです。
前半戦3試合を終えて勝点はたったの2、後半戦は3連勝しなければ正直GLの突破は厳しくなってきたと言わざるを得ません。
やはり夏の移籍市場で、他のチームが大型補強を行う中、新たな選手を獲得できなかったのは選手層の厚さの部分ではどうしようもない差が生まれています。
せめて、ジエゴ・コスタがいれば。。。と思ったのは管理人だけではないでしょう。
なんとか、後半戦挽回してほしいと願います。
続いては、チェルシーとASローマの一戦。
やはり名前だけ見ると、グループCは本当に死の組ですね。
結果は3-3でこちらもドローとなりました。
先制点、追加点を前半のうちにとり2-0でチェルシーがリードしていましたが、その後ローマが一気に3点を取り逆転。
一時はこのままローマが押し切ってしまうのではないかと思いましたが、後半30分にエデン・アザールのゴールが決まり、試合は同点のまま終了を迎えました。
チェルシーは勝点1を拾い、ASローマは金星を逃したと言えそうです。
グループCはさすが死の組だけあり、開幕3連勝のチームはいなくなりました。
勝点で見ると、チェルシーが7、ASローマが5、アトレティコ・マドリードが2という状況で、次節の結果次第ではまだまだアトレティコ・マドリードにもGL突破の可能性があると思います。
・第3節終了時順位表
順位 | チーム名 | 勝点 | 得失点差 |
1位 | チェルシー | 7 | 7 |
2位 | ASローマ | 5 | 1 |
3位 | アトレティコ・マドリード | 2 | -1 |
4位 | カラバフ | 1 | -7 |
・次節対戦カード
日程 | ホーム | 試合結果 | アウェイ |
10/31(火) | アトレティコ・マドリード | – | カラバフ |
10/31(火) | ASローマ | – | チェルシー |
次節、アトレティコ・マドリードはホームでカラバフと戦います。
前回記事でも書きましたが、アトレティコはもはや本当にこれ以上の勝点の取りこぼしは許されません。
必ず勝点3が要求されます。
もしここで引き分け以下に終わると、さすがにGL突破はかなり厳しくなると言わざるを得ません。
もう1試合、ASローマ対チェルシーの一戦。
舞台は、スタディオ・オリンピコに移ります。
第4節大注目のカードですね。
共に勝点3が欲しい試合ですが、GL突破ということを考えると、チェルシーは場合によっては引き分け狙いもありなのかもしれません。
まだ、カラバフとの試合を残していますし、ローマから勝点2を奪うという戦略もありかと思います。
グループD
バルサ3連勝で次節にもGL突破へ、ユーべも2連勝飾る
・第3節対戦カード
日程 | ホーム | 試合結果 | アウェイ |
10/18(水) | ユヴェントス | 2-1 | スポルティング |
10/18(水) | FCバルセロナ | 3-1 | オリンピアコス |
まずはユヴェントスのホームで行われた、スポルティングとの試合。
結果は2-1でユヴェントスが勝利をおさめました。
初戦のバルセロナ戦に3-0で敗れグループ最下位でのスタートとなりましたが、その後2試合をしっかりと勝ち切り、グループ2位まで浮上してきています。
続いてバルセロナとオリンピアコスの試合。
こちらはバルセロナが3-1で勝利しました。
DFのピケが前半で退場するアクシデントに見舞われましたが、メッシのゴール等で3点を挙げ、失点も後半45分に入れられた1点だけにおさえました。
10人で戦っているにもかかわらず、しっかりと勝利するあたり、今年のバルセロナは何か違うように見えます。
公式戦では、リーグ戦でアトレティコ・マドリードと引き分けましたがその試合を除き、全ての試合で勝星を挙げています。
ネイマールが去り、デンベレも怪我で離脱したときには、今シーズンのバルサはどうなってしまうのかと思いましたが、そんな心配は不要だったようです。
・第3節終了時順位表
順位 | チーム名 | 勝点 | 得失点差 |
1位 | FCバルセロナ | 9 | 6 |
2位 | ユヴェントス | 6 | 0 |
3位 | スポルティング | 3 | -1 |
4位 | オリンピアコス | 0 | -5 |
・次節対戦カード
日程 | ホーム | 試合結果 | アウェイ |
10/31(火) | スポルティング | – | ユヴェントス |
10/31(火) | オリンピアコス | – | FCバルセロナ |
次節、ユヴェントスはアウェイでスポルティングと、バルセロナもアウェイでオリンピアコスとの試合となります。
ユヴェントスがスポルティングに勝つか引き分ければ、バルセロナは勝利した瞬間GL突破が決まります。
バルセロナは次節ピケが出場停止となりますが、マスチェラーノあたりを起用して乗り切るのでしょうか。
グループDもバルセロナとユヴェントスの2強が難なくGLを突破しそうです。
今大会は全体的に波乱が少なく、一部グループを除いて、各グループ2強がGLを突破してきそうな情勢です。
少しずつノックアウトラウンドへと気持ちが傾いてきましたね。
次節、第4節は10/31、11/1に行われます。
以上、【欧州CL・グループリーグ第3節・A~D組】~結果 順位 2017-2018~でした。