欧州CLグループリーグの組み合わせが、8月25日に決まりました。
そこで、本日は各グループの総評と、グループリーグ突破予想をしたいと思います。
*【欧州CL決勝トーナメント】ベスト16の組み合わせと突破予想〜2017-2018シーズン はこちら
【グループA】
予想順位 | チーム名 | 所属リーグ |
1位 | マンチェスター・ユナイテッド | イングランド プレミアリーグ |
2位 | ベンフィカ | ポルトガル プリメイラ・リーガ |
3位 | CSKAモスクワ | ロシア プレミアリーグ |
4位 | バーゼル | スイス スーパーリーグ |
グループAは、欧州4大リーグからは、プレミアのマンチェスター・ユナイテッドのみとなりました。
グループ1位突破の本命と見て間違いないでしょう。
今夏もルカクやマティッチを獲得し、大型補強を敢行しました。
モウリーニョ体制2年目となり、今年は結果を求められる1年となるかと思います。
リーグ戦も、開幕2試合を共に4-0で勝利し、第3節を終えてリーグ首位を走っており、今の所死角はありません。
怖いのは怪我人の続出という事態だけでしょうか。
2位通過予想は、ポルトガルのベンフィカです。
現在ポルトガルリーグ4連覇中とあり、このグループであれば、グループ突破してきそうです。
今シーズンもリーグ戦4試合を消化した時点でリーグ3位。
好調を維持しています。
ELに回ることになる3位予想はCSKAモスクワ。
最下位は、前年のスイス王者、バーゼルを予想します。
【グループB】
予想順位 | チーム名 | 所属リーグ |
1位 | パリSG | プランス リーグ・アン |
2位 | バイエルン | ドイツ ブンデスリーガ |
3位 | アンデルレヒト | ベルギー ジュピラー・プロ・リーグ |
4位 | セルティック | スコットランド スコティッシュ・プレミアシップ |
グループBは、欧州4大リーグからは、ブンデスのバイエルン・ミュンヘンのみとなりました。
しかし、今夏の話題をさらった、ネイマール擁するパリSGがグループBにはいます。
この両チームが、グループリーグ突破の大本命でしょう。
さらに1位突破は期待も込めて、パリSGとさせて頂きます。
正直、アンデルレヒトとセルティックには、グループリーグ突破の可能性はほぼないかと思います。
もう1チーム、強豪がグループBに紛れていたら、死の組となっていたかもしれません。
バイエルンは、リーグ開幕2戦を共に勝利で飾り、2位スタートと盤石です。
ドルトムントがどこまで食らい付けるかにもよりますが、戦力的に考えると今シーズンもブンデスを制する可能性が高いと思います。
*【バイエルン・ミュンヘン】最新移籍情報 2017-2018 はこちら
そしてパリSGです。
夏の移籍市場で、バルセロナからネイマールを獲得。2億2200万ユーロの契約解除金を支払うクラブが出てくるとは、本当に驚きでした。
昨年はリーグアンで5連覇を逃し、CLでもバルセロナの前に大逆転負けを喫し、失意のシーズンとなりました。
同じ過ちを2度繰り返さない為、そしてCL初制覇の為、突き進んでいます。
リーグアンも開幕4試合を終わって全勝。首位を走っています。
お金でタイトルは買えるのか。今シーズンのパリSGから目が離せません。
ELに回ることになる3位予想はアンデルレヒト。
最下位は、スコットランドリーグ王者のセルティックを予想します。
【グループC】
予想順位 | チーム名 | 所属リーグ |
1位 | アトレティコ・マドリード | スペイン リーガ・エスパニョーラ |
2位 | チェルシー | イングランド プレミアリーグ |
3位 | ローマ | イタリア セリエA |
4位 | カラバフ | アゼルバイジャン プレミアリーグ |
グループCは、欧州4大リーグから3チームが入る、死の組となりました。
昨年のプレミア王者チェルシー、2015-2016CLファイナリストのアトレティコ・マドリード、そしてモンチSDを迎え復権を目指すローマ。
各チームにとって、非常に難しい組み合わせになったのは間違いありません。
そんな中、本命はアトレティコ・マドリードと予想します。
最近は毎年CLの決勝トーナメント常連となっており、過去4年、準優勝⇒ベスト8⇒準優勝⇒ベスト4と、欧州のトップに君臨しています。
シメオネ監督の戦術もチームに浸透しており、今年も手堅く決勝トーナメントに駒を進めてくると思います。
*【アトレティコ・マドリード】最新移籍情報 2017-2018 はこちら
2位予想は、チェルシーです。
昨年のプレミア王者ですが、今オフ獲得を目指していたルカクをマンチェスター・ユナイテッドに強奪されたり、マティッチもマンチェスター・ユナイテッドに放出したり等、補強の遅れが指摘されています。
レアル・マドリードからモラタこそ獲得できましたが、監督のコンテもチームの補強の遅れに不満を表明しており、チーム内が良い雰囲気であるとは言い難いと思います。
それでも、CLのグループリーグ突破を逃すとは思えず、しっかり2位で突破してくると思います。
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ELに回ることになる3位予想はローマ。
これからチームの立て直しを進める段階ということもあり、CLのグループリーグを突破するようになるには、まだしばらく時間が必要ではないかと思います。
最下位は、アゼルバイジャンのカラバフを予想します。
【グループD】
予想順位 | チーム名 | 所属リーグ |
1位 | ユベントス | イタリア セリエA |
2位 | FCバルセロナ | スペイン リーガ・エスパニョーラ |
3位 | スポルティング・リスボン | ポルトガル プリメイラ・リーガ |
4位 | オリンピアコス | ギリシャ スーパーリーグ |
グループDは、欧州4大リーグからは、イタリアのユベントスと、スペインのバルセロナの2チームとなりました。
ユベントスとバルセロナ、昨年のCL準々決勝の再現ですね。
1位突破の本命は、ユベントスと予想します。
昨年のCLファイナリストにして、今シーズンのリーグ戦も2試合を終えて2勝、首位を走っています。
何より昨年のCL準々決勝でのバルセロナ戦、ホーム・アウェイ共に圧勝したことを覚えている方は多いのではないでしょうか。
あの時、バルセロナに在籍していたMSNの一角、ネイマールはもうバルセロナにいません。
ユベントスが強いのは言うまでもないですが、バルセロナがさらに衰え、メッシ頼りになっていることを考えるとユベントス1位突破は固いのではないかと思います。
2位突破予想はバルセロナです。
これは、消去法かもしれませんが、さすがにオリンピアコスかスポルティング・リスボンより、バルセロナが下の順位になり、CLグループリーグで敗退することは考えられないためです。
いくらネイマールが抜けて戦力が下がったとしても、数年前までは世界で最も美しいサッカーをし、世界をリードしていたチームです。
さすがにこのグループであれば2位で突破することは間違いないかと思います。
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ELに回ることになる3位予想はスポルティング・リスボン。
最下位は、ギリシャのオリンピアコスを予想します。
【グループE】
予想順位 | チーム名 | 所属リーグ |
1位 | リバプール | イングランド プレミアリーグ |
2位 | セビージャ | スペイン リーガ・エスパニョーラ |
3位 | スパルタク・モスクワ | ロシア プレミアリーグ |
4位 | マリボル | スロベニア SNL |
グループEは、欧州4大リーグからは、スペインのセビージャと、プレミアのリバプールの2チームとなりました。
1位突破の本命は、ようやく欧州カップに戻って来たリバプールです。
直近のリーグ戦では4-0でアーセナルを玉砕するなど好調を維持しています。
そして何より、久しぶりのCLの舞台ということもあり、ファンも選手も大会自体を楽しみにしていると思います。
そのような観点から、グループリーグ1位突破の可能性が高いと考えました。
懸念点があるとすれば、バルセロナ移籍を希望したコウチーニョの去就。
変えが効かない選手なだけに、その去就に注目が集まりますね。
【追記:2017/9/8】コウチーニョはリバプール残留となりました!
【リヴァプール】最新移籍情報 2017-2018 はこちら
2位予想は、やはりセビージャです。
スパルタク・モスクワと悩みましたが、やはりセビージャが負けるイメージが湧きませんでした。
リーグでは、レアル、バルサ、アトレティコとあまりにも強大な敵がおり、4位以下が定位置となっておりますが、上の3チームが強すぎるだけであって、決してセビージャが弱いわけではありません。
その証拠に、過去にはELを3連覇したこともあり、欧州での強さを証明しています。
ELに回ることになる3位予想はスパルタク・モスクワ。
最下位は、スロベニアのマリボルを予想します。
【グループF】
予想順位 | チーム名 | 所属リーグ |
1位 | マンチェスター・シティ | イングランド プレミアリーグ |
2位 | ナポリ | イタリア セリエA |
3位 | フェイエノールト | オランダ エールディヴィジ |
4位 | シャフタール | ウクライナ プレミアリーグ |
グループFは、欧州4大リーグからは、プレミアのマンチェスター・シティと、イタリアのナポリの2チームとなりました。
1位突破の本命は、マンチェスター・シティでしょう。
ここ数年、グループリーグの組み合わせに恵まれず、厳しい戦いを強いられる事が多いシティでしたが、遂に今年は恵まれたグループに入る事が出来ました。
CBを中心に、ペップが欲した選手の大型補強を敢行したシティなら、このグループであれば1位突破しなければなりません。
リーグ戦も3試合を終えて、2勝1分の負けなしと、好調を維持しています。
クラブ悲願のCL制覇に向け、まずはグループリーグを無事に勝ち抜きたい所ですね。
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2位予想はナポリです。
近年のセリエAでは、ACミランやインテルが中位に沈む中、CL出場権獲得の常連となっています。
ナポリにとってもこのグループリーグは恵まれた結果となったと思います。
シャフタールとフェイエノールトにきっちり勝てば、マンCには負けても問題ないからです。
ただ1位突破に向けて、しっかりした戦略を練ってマンC撃破に気合を入れてくることは間違いないと思います。
ELに回ることになる3位予想はフェイエノールト。
最下位は、ウクライナのシャフタールを予想します。
【グループG】
予想順位 | チーム名 | 所属リーグ |
1位 | モナコ | フランス リーグ・アン |
2位 | ライプツィヒ | ドイツ ブンデスリーガ |
3位 | ポルト | ポルトガル プリメイラ・リーガ |
4位 | ベシクタシュ | トルコ スュペル・リグ |
グループGは、欧州4大リーグからは、ドイツのライプツィヒのみとなりました。
しかし、チーム名を見て、このグループGはなかなかの曲者が集まったと思いました。
昨年のCLでベスト4に入り、リーグアンも制したモナコ。
過去、モウリーニョ監督を擁して、CL制覇の実績あるポルト。
そして、昨年、2部からブンデス昇格初年度でいきなりリーグ2位に躍進し世間を驚かせたライプツィヒ。
今シーズンから、元レアルのぺぺも移籍した、トルコの強豪、ベシクタシュ。
正直、順位予想が相当難しいグループです。
悩みましたが、1位予想は、フランスのモナコにします。
昨年CLベスト4、リーグアン優勝がフロックではないことを証明して欲しいとの気持ちからです。
MFベルナルド・シウバとバンジャマン・メンディがマンCへ、MFバカヨコがチェルシーへ、FWバレール・ジェルマンがマルセイユへ移籍し、ムバッペもパリSGへの移籍が秒読みとのことですが、また次のスターを発掘し、CLノックアウトラウンドへ駒を進めてくると思います
現在リーグ戦も4試合を終えて4連勝。
パリSGと勝点で並び、2位となっております。
このままの勢いを保って、今シーズンも快進撃を見せて欲しいですね。
2位予想は、ドイツのライプツィヒです。
昨年ブンデス挑戦初年度で、いきなり2位となったのには驚きました。
あのドルトムントを3位に押しやってのリーグ2位。
素晴らしい快挙だったと思います。
リバプールから、ナビー・ケイタに対して100億近いオファーが届いたものの、放出を断固拒否し、今シーズンはチームに留めました。
モナコのように草刈り場になるかとも思いましたが、多くの選手がチームに残ったこともプラスです。
CL初参戦となりますが、グループリーグは突破し、ノックアウトラウンドへ進出してくると予想します。
ELに回ることになる3位予想はポルトガルのポルト。
最下位は、トルコのベシクタシュを予想します。
【グループH】
予想順位 | チーム名 | 所属リーグ |
1位 | レアル・マドリード | スペイン リーガ・エスパニョーラ |
2位 | トッテナム・ホットスパー | イングランド プレミアリーグ |
3位 | ボルシア・ドルトムント | ドイツ ブンデスリーガ |
4位 | アポエル | キプロス ファーストディビジョン |
グループHは、欧州4大リーグからは、スペインのレアル・マドリード、ドイツのドルトムント、プレミアのトッテナムの3チームとなりました。
グループCと同じく、死の組となりました。
1位予想は、当然CL史上初の連覇を達成したレアル・マドリードです。
名将ジダンに率いられ、各国の代表選手ばかりで固められたチームは、今大会も間違いなく優勝候補の一角でしょう。
リーグ開幕前に行われた、スペインスーパーカップでも、バルセロナに2勝し、力の差を見せつけました。
モラタやハメス、ぺぺやコエントランなど、一部選手が移籍しましたが、それでもチームの完成度では完全にバルセロナを圧倒していました。
史上初の欧州CL3連覇へ向けて、視界良好です。
*【レアル・マドリード】最新移籍情報 2017-2018 はこちら
2位も悩みましたが、トッテナムを予想します。
昨年のリーグ戦、チェルシーには及びませんでしたが、強豪ひしめくプレミアで2位は立派です。
今年もハリー・ケインやデレ・アリは健在で、多くのゴールを決めてくれるものと思います。
今シーズンのリーグ戦は3試合を終えて、1勝1分1敗と少し出遅れた感がありますが、敗れたのはチェルシーですし、まだ序盤なのでそれほど大きな問題ではないと思います。
昨年のCLはグループリーグで敗戦してしまいましたが、今のトッテナムであれば、突破出来ると思います。
*【トッテナム】最新移籍情報 2017-2018 はこちら
ELに回ることになる3位予想は香川真司所属のドイツ、ドルトムント。
デンベレがバルセロナに去り、監督も変わりました。
ボス監督の戦術に慣れるのもなかなか時間がかかると思いますし、いきなり多くを求めるのも酷かと思います。
最下位は、キプロスのアポエルを予想します。
グループリーグ第1戦は9月12日から始まります。
決勝戦は2018年5月26日にウクライナのキエフで行われる予定。
ファイナルの舞台へ駒を進めるのはどのチームなのか。
いよいよ9月、今シーズンもCLの火蓋が切って落とされます。
*【欧州CLグループリーグ】振り返り-順位予想答え合わせ〜2017-2018シーズン はこちら