欧州CLのグループリーグ第1節が、現地時間2017年9月12日、13日両日に行われました。
遂に今年もCLが始まりましたね。
来年5月まで続く長丁場ですが、ウクライナでカップを掲げるチームはどこになるでしょうか。
非常に楽しみです。
それでは、グループリーグ第1節の結果を見ていきましょう。
目次
グループA マンU白星発進、ベンフィカはホームで敗れる
・第1節対戦カード
日程 | ホーム | 試合結果 | アウェイ |
9/12(火) | ベンフィカ | 1-2 | CSKAモスクワ |
9/12(火) | マンチェスター・ユナイテッド | 3-0 | FCバーゼル |
グループAはCSKAモスクワとマンチェスター・ユナイテッドが、まず2017年のCL1勝目を挙げました。
正直、ポルトガルリーグを四連覇中のベンフィカが、ホームでCSKA相手に逆転負けを喫するとは想像しておらず、波乱の幕開けとなったと感じています。
ベンフィカとしては、苦しい船出になりました。
逆にマンチェスター・ユナイテッドはホームのオールドトラフォードでバーゼルに完勝といった所です。
ルカクとラッシュフォードの2人が欧州CL初出場初得点を挙げる等、リーグ戦の好調そのままにCLでも暴れ回ってくれるのではないかと思います。
ただ、キャプテンマークを巻いて試合に出場していたポグバが、前半19分に怪我でピッチを去りました。
筋肉系の怪我で、数週間の離脱と報道されています。
今年のマンチェスター・ユナイテッドは選手層が厚いので、それ程心配することはないかと思いますが、それでも彼がいるのといないのでは、チームのレベルが1段階違う気がします。
少しでも早く怪我を治して、チームに戻ってきて欲しいと思います。
・第1節終了時順位表
順位 | チーム名 | 勝点 | 得失点差 |
1位 | マンチェスター・ユナイテッド | 3 | 3 |
2位 | CSKAモスクワ | 3 | 1 |
3位 | ベンフィカ | 0 | -1 |
4位 | FCバーゼル | 0 | -3 |
・次節対戦カード
日程 | ホーム | 試合結果 | アウェイ |
9/27(水) | FCバーゼル | – | ベンフィカ |
9/27(水) | CSKAモスクワ | – | マンチェスター・ユナイテッド |
次節は、勝点3と勝点0同士の対決となりました。
バーゼルとベンフィカにとってみれば、ここで星を落とすと一気にグループリーグ敗退の危機に直面する可能性もありますので、どちらも早速負けられない試合となりました。
マンチェスター・ユナイテッドにとっては、早々にグループリーグ突破を決める為にも、2連勝を狙いたい所です。
グループB 2強が快勝、目線は早くもGL1位突破か
・第1節対戦カード
日程 | ホーム | 試合結果 | アウェイ |
9/12(火) | バイエルン・ミュンヘン | 3-0 | アンデルレヒト |
9/12(火) | セルティック | 0-5 | パリSG |
ブンデスリーガ5連覇中のバイエルン、超大型補強を敢行したパリSGの両チームが勝利しました。
共に複数得点をあげており、危なげないスタートとなりました。
まず、バイエルンvsアンデルレヒトの一戦。
アンデルレヒトのDFスヴェン・クムスが前半11分に一発退場となり、それで得たPKをレヴァンドフスキが冷静に沈めました。
バイエルンのホーム、さらに前半開始11分で数的有利、相手は格下、この時点でほぼ負けはなくなっていたと思います。
その後も2点を加点し、無失点で試合は終了、盤石の勝利でした。
続いてセルティックのホームで行われた、セルティックvsパリSGの一戦。
この試合の前まで、セルティックはホームで23戦無敗を誇っておりました。
そのため、一矢報いる可能性があるかもと思っていましたが、パリSGが強すぎました。
前半だけで、3-0。
ネイマール、ムバッペ、カバーニの揃い踏みで、終わってみれば5-0。
全くセルティックは勝機を見出すことができませんでした。
やはりグループB、バイエルンとパリSGの2チームの首位争いとなりそうです。
・第1節終了時順位表
順位 | チーム名 | 勝点 | 得失点差 |
1位 | パリSG | 3 | 5 |
2位 | バイエルン・ミュンヘン | 3 | 3 |
3位 | アンデルレヒト | 0 | -3 |
4位 | セルティック | 0 | -5 |
・次節対戦カード
日程 | ホーム | 試合結果 | アウェイ |
9/27(水) | パリSG | – | バイエルン・ミュンヘン |
9/27(水) | アンデルレヒト | – | セルティック |
グループAと同じく、勝点3と勝点0同士の試合となりました。
パリSGvsバイエルン・ミュンヘンの大一番が早くも実現します。
パリSGはホームということもあり、当然連勝を狙って、攻撃的に来ることが予想されます。
バイエルンとしては、最初から攻めるのか守りを固めて入るのか、アンチェロッティの采配が気になります。
また、アンデルレヒトvsセルティックについては、両チーム共に初勝利が欲しい所です。
正直ここで勝点を取れなければ上位2チームに食らいついていくことはほぼ不可能になるので、大事な一戦となります。
グループC チェルシー大勝、ローマとA・マドリードは分ける
・第1節対戦カード
日程 | ホーム | 試合結果 | アウェイ |
9/12(火) | チェルシー | 6-0 | カラバフ |
9/12(火) | ASローマ | 0-0 | アトレティコ・マドリード |
死の組となったグループC。
まずは、昨シーズンのプレミア王者チェルシーが、初出場のカラバフをホームで玉砕しました。
6-0という結果もさることながら、リュディガー、ダヴィド・ルイス、アザール、バカヨコ、モーゼス、モラタとレギュラーメンバーの多くをベンチスタートとしたにも関わらず、この圧勝劇。
相手が相手だったということもありますが、層の厚さを感じた試合でした。
そして、もう一つのカード。
ASローマvsアトレティコ・マドリードはスコアレスドローという結果に終わりました。
初戦ということもありましたし、アトレティコとしては、アウェイで勝点1を獲得できたことはポジティブだったのではないでしょうか。
逆にローマはホームで引き分けですから、次節のカラバフ戦には必ず勝利が求められます。
・第1節終了時順位表
順位 | チーム名 | 勝点 | 得失点差 |
1位 | チェルシー | 3 | 6 |
2位 | ASローマ | 1 | 0 |
2位 | アトレティコ・マドリード | 1 | 0 |
4位 | カラバフ | 0 | -6 |
・次節対戦カード
日程 | ホーム | 試合結果 | アウェイ |
9/27(水) | カラバフ | – | ASローマ |
9/27(水) | アトレティコ・マドリード | – | チェルシー |
先にも述べましたが、ASローマはアウェイとはいえ、必ずカラバフからは勝点3を取りたい所です。
このグループですと、カラバフから合計勝点6を取れなかったチームがノックアウトラウンドには進めなくなる可能性が高いです。
ASローマとしては必勝をきさなければなりません。
そして、もう1試合。
ビセンテ・カルデロンで行われるアトレティコvsチェルシー。
私は、過去記事でアトレティコがグループ1位で突破すると予想しましたが、この試合が一つの指標となると思います。
*【欧州CLグループリーグ】組み合わせ決定!総評と突破予想〜2017-2018シーズン はこちら
もしホームでアトレティコが破れるようなことがあると、チェルシーが独走でグループリーグを突破する可能性があります。
私個人的にはそうなって欲しくないため、アトレティコがしっかりホームでは勝利を収めてくれると思っています。
グループD バルサ昨年の雪辱果たす、ユーベはグループ最下位スタート
・第1節対戦カード
日程 | ホーム | 試合結果 | アウェイ |
9/12(火) | FCバルセロナ | 3-0 | ユヴェントス |
9/12(火) | オリンピアコス | 2-3 | スポルティング |
昨年のCL準々決勝で、1点も取れずに成す術なくユヴェントスの前に敗れ去ったバルサ。
それから約半年、立場は逆転しました。
カンプノウで3-0の完勝。
メッシも遂にブッフォンの壁を打ち破りましたね。
実に315分間もブッフォンからノーゴールでしたが、この試合だけで2得点。
エースの貫禄を見せてくれました。
逆にユヴェントスが心配です。
守備の硬いユーべが0-3で破れるとは、戦前は予想できませんでした。
やはりボヌッチが抜けた穴は大きかったのでしょうか。
これからの立て直しに期待です。
もう1試合のオリンピアコスvsスポルティングは、スポルティングに軍配が上がりました。
前半だけで3-0と余裕の試合運びをしていたスポルティングですが、後半44分からの4分間に2点を返され、ヒヤヒヤの終盤となりました。
なんとか勝利はしましたが、今後のバルセロナ、ユベントスとの試合に向けて、非常に不安の残る試合運びとなりました。
・第1節終了時順位表
順位 | チーム名 | 勝点 | 得失点差 |
1位 | FCバルセロナ | 3 | 3 |
2位 | スポルティング | 3 | 1 |
3位 | オリンピアコス | 0 | -1 |
4位 | ユヴェントス | 0 | -3 |
・次節対戦カード
日程 | ホーム | 試合結果 | アウェイ |
9/27(水) | スポルティング | – | FCバルセロナ |
9/27(水) | ユヴェントス | – | オリンピアコス |
バルセロナが、スポルティングのホームに乗り込みます。
ユベントス戦と同様のパフォーマンスを出せば、ほぼ間違いなくバルセロナに軍配があがると思います。
ネイマールが去りましたが、思いのほかチームが上手く機能しています。
ただ、結局はメッシ頼りというところは変わっていないような気がします。
まだフィット出来ていないデンベレがフィットすれば、もっと攻撃陣にも厚みが増すと思います。
そしてユベントスはオリンピアコスをホームに迎えます。
第1節に破れ、グループリーグ最下位スタートとなってしまったユベントスにとって、ホーム開幕戦は是が非でも勝利を収めたい一戦です。
以上、【欧州CL・グループリーグ第1節・A~D】~結果 順位 2017-2018~でした。
次回は、【欧州CL・グループリーグ第1節・E~H】~結果 順位 2017-2018~を見てみたいと思います。