前回に引き続き、欧州CLのグループリーグ第5節を見ていきたいと思います。
今回はグループA~Dの結果となります。
それでは、結果を見ていきましょう。
目次
グループA
マンU敗れGL突破はまたもお預け、FCバーゼル2位浮上
・第5節対戦カード
日程 | ホーム | 試合結果 | アウェイ |
11/22(水) | CSKAモスクワ | 2-0 | ベンフィカ |
11/22(火) | FCバーゼル | 1-0 | マンチェスター・ユナイテッド |
グループAは第5節終了時点でも、GL突破チームは出ませんでした。
とはいっても、得失点差を考えると、マンUの首位通過はほぼ確定しています。
まずはCSKAモスクワとベンフィカの試合。
ホームのCSKAモスクワが2-0で勝利、勝点9で最終節を迎える事となりました。
CSKAモスクワのGL突破には、最終節アウェイでマンUに勝利し、バーゼルがベンフィカに敗れることが条件となりますが、最後まで諦めずに戦って欲しいですね。
逆にベンフィカは5連敗、GL最下位での敗退が決定しました。
正直このグループであれば、過去の実績等を考えるとベンフィカが2位通過してもおかしくないと考えていただけにショックですね。
続いて、FCバーゼルとマンチェスター・ユナイテッドの一戦。
お互い決め手を欠き、スコアレスで試合終了かと思われた後半44分、バーゼルのミヒャエル・ラングが劇的ゴールを決め、1-0でバーゼルが勝利をおさめました。
バーゼルとしては、GL突破に向けて、本当に大きな勝利となりましたね。
逆にマンUは今節引き分ければ、GL1位突破が決まっていただけに、痛恨の失点となりました。
出来れば最終節は消化試合にしておきたかった所です。
ただグループで唯一、最終節引き分けでも1位突破という有利な状況は変わりません。
・第5節終了時順位表
順位 | チーム名 | 勝点 | 得失点差 |
1位 | マンチェスター・ユナイテッド | 12 | 8 |
2位 | FCバーゼル | 9 | 4 |
3位 | CSKAモスクワ | 9 | -1 |
4位 | ベンフィカ | 0 | -11 |
・次節対戦カード
日程 | ホーム | 試合結果 | アウェイ |
12/5(火) | ベンフィカ | – | FCバーゼル |
12/5(火) | マンチェスター・ユナイテッド | – | CSKAモスクワ |
グループAは残り1節、2位争いが白熱しそうです。
第5節を終えた時点で、バーゼルとCSKAは勝ち点差なしですが、得失点差が5あるため、バーゼル有利は変わりません。
バーゼルとしては今節マンUに勝利できたため、最終節のベンフィカ戦に勝てれば、ほぼGL突破確定でしょうか。
何よりベンフィカにもうモチベーションがないのは明らかで普通に戦えば勝てる可能性が高いでしょう。
マンUとしては、今節バーゼルに不覚を取りましたが、最終節は勝って1位突破を決めたいですね。
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グループB
パリSGが5連勝、バイエルンもGL突破
・第5節対戦カード
日程 | ホーム | 試合結果 | アウェイ |
11/22(水) | アンデルレヒト | 1-2 | バイエルン・ミュンヘン |
11/22(水) | パリSG | 7-1 | セルティック |
まずはアンデルレヒトとバイエルン・ミュンヘンの一戦。
アウェイのバイエルン・ミュンヘンが2-1で勝利をおさめ、無事GL突破を決めました。
レヴァンドフスキのゴールで先制したバイエルン、一時同点に追いつかれますが、後半32分にトリッソのゴールで突き放し、そのまま勝利しました。
ハインケス監督としてはこれで一段落でしょうか。
ブンデスでも首位を走っていますし、ここまでは監督交代が功を奏した形ですね。
続いて、パリSGとセルティックの試合。
パリSGが7-1と圧巻の勝利をおさめました。
先制点は開始1分、セルティックのムサ・デンベレ。
電光石火で先制点を奪われたのはパリSGでした。
しかしそこから攻撃陣が奮起、格の違いを見せつけた形です。
ネイマール、カバーニが2得点、ムバッペも1得点、ヴェッラッティとアウベスからも1点がうまれ、終わってみれば7-1。
パリSGはこれで無傷の5連勝、ほぼGL1位突破も決めた形でしょうか。
現在5試合で24得点、得失点差+16、直接対決でも3-0で勝利しており、最終節バイエルンに大量失点で負けなければ、逆転されることはないでしょう。
・第5節終了時順位表
順位 | チーム名 | 勝点 | 得失点差 |
1位 | パリSG | 15 | 23 |
2位 | バイエルン・ミュンヘン | 12 | 5 |
3位 | セルティック | 3 | -12 |
4位 | アンデルレヒト | 0 | -16 |
・次節対戦カード
日程 | ホーム | 試合結果 | アウェイ |
12/5(火) | バイエルン・ミュンヘン | – | パリSG |
12/5(火) | セルティック | – | アンデルレヒト |
次節、バイエルンはホームでパリSGと戦います。
パリSGのホームで行われた試合では、0-3で敗れアンチェロッティの解任に繋がりました。
ハインケスとしては、たとえ結果としてGL2位突破となったとしても、ホームで勝利をおさめ、前任者よりもチームを前に進めていることを証明したい所です。
ただ、さすがに今シーズンのパリSGは強すぎるため、そう簡単に勝利できるとは思えません。
ただGL突破を早々に決めていることもあり、もしパリSGが戦力を落として来たら、勝機はあるかもしれませんね。
続いて、セルティックvsアンデルレヒトの一戦。
EL出場権獲得を賭けた裏天王山となりますね。
アンデルレヒトは前回0-3で敗れており、得失点差のことも考えると4点差以上での勝利が必須となります。
ホームならともかくアウェイで4-0以上の勝利は流石にハードルが高いかもしれません。
逆にセルティックは引き分け以上でOK、敗れても大量失点しなければ大丈夫ということで、EL出場には近づいています。
グループBは当初予想通り、パリSGとバイエルンのGL突破で決まりました。
グループC
A・マドリード勝利で望みつなぐ、チェルシーは4発快勝でGL突破決定
・第5節対戦カード
日程 | ホーム | 試合結果 | アウェイ |
11/22(水) | カラバフ | 0-4 | チェルシー |
11/22(水) | アトレティコ・マドリード | 2-0 | ASローマ |
グループCは死の組だけあって、まだ首位通過チームが決まっておりません。
最終節にすべてが決まります。
まずは、カラバフとチェルシーの一戦。
アウェイのチェルシーが4発快勝し、グループで唯一勝点を10にのせました。
前半19分にカラバフが退場者を出し、70分以上を1人有利で戦う状況となり、前後半で各2点ずつを入れ、快勝しました。
これで、最終節勝利でGL1位突破が確定します。
逆にカラバフは最終節を待たずして、GL最下位での敗退が決定しました。
やはり、CL本選で戦えるレベルのチームではなかったですかね。
続いて、アトレティコ・マドリードとASローマの試合。
こちらはホームのアトレティコが意地を見せ、2-0で勝利。
なんとか最終節でのGL突破に望みをつなぎました。
後半、エースのグリーズマンのゴールで先制したアトレティコ。
その後、ASローマが退場者を出したこともあり、ガメイロが追加点を決め、試合をものにしました。
最終節、チェルシーに勝利し、さらにASローマがカラバフに負けなければGL突破は出来ませんが、ここ数年CL決勝トーナメントの常連として、なんとか最後まで頑張ってほしい処です。
・第5節終了時順位表
順位 | チーム名 | 勝点 | 得失点差 |
1位 | チェルシー | 10 | 8 |
2位 | ASローマ | 8 | 2 |
3位 | アトレティコ・マドリード | 6 | 1 |
4位 | カラバフ | 2 | -11 |
・次節対戦カード
日程 | ホーム | 試合結果 | アウェイ |
12/5(火) | チェルシー | – | アトレティコ・マドリッド |
12/5(火) | ASローマ | – | カラバフ |
最終節、チェルシーはホームでアトレティコ・マドリードと戦います。
上でも述べました通り、チェルシーはGL突破を決めていますが、もし引き分けもしくは負けた場合、ASローマの結果次第ではGL2位突破となってしまいます。
首位で通過していた方が当然次のラウンドを考えれば有利であるため、やはり勝利したい所です。
逆にアトレティコ・マドリードは、チェルシーに勝利するしかありません。
引き分け以下でGL敗退が確定します。
チェルシーのホーム、スタンフォードブリッジでの勝利は中々難しいですが、奇跡を起こしてほしいですね。
続いて、ASローマとカラバフの一戦。
ASローマは勝利すればGL1位突破の可能性もあり、カラバフ相手ということもあり、勝利を目指してくるでしょう。
最終節、どのような結果になるか、楽しみですね。
グループD
バルサGL1位突破確定、2位争いは最終節に持ち越し
・第5節対戦カード
日程 | ホーム | 試合結果 | アウェイ |
11/22(水) | ユヴェントス | 0-0 | FCバルセロナ |
11/22(水) | スポルティング | 3-1 | オリンピアコス |
グループDの注目の一戦、ユヴェントスvsバルセロナ。
前半戦では、バルサがホームで3-0快勝しましたが、今回の試合は0-0の引き分け。
ユヴェントスはバルサに雪辱を果たすことはできませんでした。
この試合では今シーズン初めて、メッシがスタメンを外れましたね。
もしメッシがスタメンだったら、試合結果は変わっていたのかもしれません。
ただユヴェントスとしてはもし負けていたら、スポルティングに順位で逆転されていたため、メッシがスタメンを外れ、引き分けという結果は良い結果だったのではないでしょうか。
続いてスポルティングとオリンピアコスの一戦。
こちらはスポルティングが3-1でオリンピアコスに勝利。
オリンピアコスをGL敗退に追いやりました。
ホームのスポルティングが前半から得点を重ね、オリンピアコスの反撃を後半41分の1点だけに抑え、快勝しました。
オリンピアコスは最終節を待たずに、GL最下位での敗退。
入ったグループが悪かったですが、今シーズンのCLは残念な形で終了してしまいましたね。
・第5節終了時順位表
順位 | チーム名 | 勝点 | 得失点差 |
1位 | FCバルセロナ | 11 | 6 |
2位 | ユヴェントス | 8 | 0 |
3位 | スポルティング | 7 | 1 |
4位 | オリンピアコス | 1 | -7 |
・次節対戦カード
日程 | ホーム | 試合結果 | アウェイ |
12/5(火) | FCバルセロナ | – | スポルティング |
12/5(火) | オリンピアコス | – | ユヴェントス |
最終節、FCバルセロナはスポルティングと対戦です。
バルサは消化試合ということもあり、少々盛り上がりに欠ける試合になるかもしれません。
ただ、スポルティングはバルサに勝ち、ユヴェントスが引き分け以下に終われば逆転でのGL突破となります。
スポルティングは本気でバルサを倒しに来るでしょう。
そして、最終節注目の、オリンピアコスとユヴェントスの一戦。
ユヴェントスはもし引き分け以下に終わるとスポルティングに順位で逆転される可能性があります。
自力でGL突破を決める為にも、必ず勝利で最終節を終えたい所ですね。
2017-2018シーズンのCLGLも遂に次節で終了します。
どのチームがノックアウトラウンドへ進むのか。
次節、第6節は12/5、12/6の両日に行われます。
以上、【欧州CL・グループリーグ第5節・A~D組】~結果 順位 2017-2018~でした。
*【欧州CL・グループリーグ第4節・A~D組】~結果 順位 2017-2018~ はこちら