欧州CLのグループリーグ第2節が、現地時間2017年9月26日、27日両日に行われました。
第2節を終えて、2連勝し順調にGL突破へ進んでいるチーム、はたまた予想外に苦戦を強いられているチーム等出てきましたね。
それでは、グループリーグ第2節の結果を見ていきましょう。
目次
グループA マンU連勝で首位堅持、ベンフィカは連敗で早くも黄信号
・第2節対戦カード
日程 | ホーム | 試合結果 | アウェイ |
9/27(水) | FCバーゼル | 5-0 | ベンフィカ |
9/27(水) | CSKAモスクワ | 1-4 | マンチェスター・ユナイテッド |
グループA第2節では、両試合とも大量得点が生まれました。
まずバーゼルとベンフィカの一戦。
スイス王者バーゼルが5-0でベンフィカを完膚なきまでに玉砕しました。
ベンフィカは前半2失点、後半に3失点、更に後半17分には一人退場者を出す等、散々な結果となりました。
正直ベンフィカはGL突破が厳しくなったかな、という印象です。
リーグ突破最有力であるマンU戦を2試合残しているにも関わらず、まだ勝点0。
仮にマンUに2試合共破れると仮定すれば、最大でも勝点6にしかなりません。
勝点6では欧州CLのグループリーグは突破は厳しいですね。
次節の結果次第では、目標を修正する必要性にせまられそうです。
続いては、CSKAモスクワとマンチェスター・ユナイテッドの試合。
結果はルカクの2ゴール等で、マンUが快勝しました。
ポグバが戦列を離脱していますがなんのその、前半から得点を上げて、しっかりと勝利をしました。
ただ、後半45分に1点返されてしまったのは頂けないですね。
4-0で勝っていたので特に大きな問題にはなりませんが、出来ればクリーンシートで終わりたかった所です。
リーグで争っているマンCは未だ欧州CLでは失点していませんし、ちょっともったいなかった気がします。
・第2節終了時順位表
順位 | チーム名 | 勝点 | 得失点差 |
1位 | マンチェスター・ユナイテッド | 6 | 6 |
2位 | FCバーゼル | 3 | 2 |
3位 | CSKAモスクワ | 3 | -2 |
4位 | ベンフィカ | 0 | -6 |
・次節対戦カード
日程 | ホーム | 試合結果 | アウェイ |
10/18(水) | CSKAモスクワ | – | FCバーゼル |
10/18(水) | ベンフィカ | – | マンチェスター・ユナイテッド |
まず、CSKAモスクワとFCバーゼルの一戦。
お互い勝点3ずつとなっており、勝てばGLのライバルを蹴落とし、単独2位となります。
特にCSKAモスクワはホームですし、勝利を収めたい所です。
管理人は特にCSKAモスクワファンとかではありませんが、以前本田選手が所属していたということもあり、やはりどこかで注目してしまっています。
続いてはベンフィカとマンチェスター・ユナイテッドの試合。
ベンフィカのホームで行われる一戦。
ベンフィカは負ければ恐らくGL突破を諦め、ある程度リーグに集中するのではないでしょうか。
3試合終えて勝点0では、突破の望みは限りなく低くなります。
逆にマンチェスター・ユナイテッドは勝利すれば3試合を終えて勝点9。
ほぼGL突破を決めたと言っても過言ではないでしょう。
後は1位でしっかりGLを突破し、ノックアウトラウンド1回戦を有利に戦えるよう、準備を進めていくといった形になりそうですね。
*【欧州CLグループリーグ】組み合わせ決定!総評と突破予想〜2017-2018シーズン はこちら
グループB パリSGが2連勝、敗れたバイエルンはアンチェロッティを解任
・第2節対戦カード
日程 | ホーム | 試合結果 | アウェイ |
9/27(水) | パリSG | 3-0 | バイエルン・ミュンヘン |
9/27(水) | アンデルレヒト | 0-3 | セルティック |
今節大注目の一戦、パリSGとバイエルンの試合は、ホームのパリSGが3-0で勝利、GL2連勝を達成しました。
前半2分アウヴェスのゴールを皮切りに、ネイマール、そしてカバー二が得点を決め、危なげなく勝利しました。
ネイマールとカバー二の2人は、PKキッカーを巡って揉めに揉めているとの話ですが、試合ではしっかり結果を出すあたり、さすがプロですね。
そして、敗れたバイエルンから衝撃のニュースが飛び込んできました。
現地時間28日、バイエルンのアンチェロッティ監督が解任されたとのニュースが入りました。
リーグ戦でも3位、欧州CLではGL最大のライバルに完封負け、更にチームの5名の主力との確執もあり、このタイミングでの解任となってしまいました。
欧州のビッグクラブで、9月に監督が解任されるというニュースはあまり聞かないため、衝撃が大きいですね。
後任は一旦暫定的に、アシスタントコーチのウィリー・サニョル氏になるようです。
今後誰がバイエルンの監督の座に着くのか、注目ですね。
さて、グループBのもう1試合、アンデルレヒトとセルティックの一戦。
こちらはアウェイのセルティックが3-0でアンデルレヒトを破り、今シーズンGL初勝利をおさめました。
共に第1節を落としており負けられない試合でしたが、セルティックに軍配です。
セルティックも中村選手が所属していたこともあり、彼が去った今もやはり注目してしまいますね。
・第2節終了時順位表
順位 | チーム名 | 勝点 | 得失点差 |
1位 | パリSG | 6 | 8 |
2位 | バイエルン・ミュンヘン | 3 | 0 |
3位 | セルティック | 3 | -2 |
4位 | アンデルレヒト | 0 | -6 |
・次節対戦カード
日程 | ホーム | 試合結果 | アウェイ |
10/18(水) | アンデルレヒト | – | パリSG |
10/18(水) | バイエルン・ミュンヘン | – | セルティック |
2連勝のパリSGはアウェイで2連敗中のアンデルレヒトとの対戦です。
まあ順当に考えれば、パリSGの勝利は硬いでしょう。
この一戦に勝てば、パリSGはGL突破に王手をかけることになりそうですね。
逆にアンデルレヒトは負けるとGL終了に王手ですね。
早々に突破チームと敗退チームが決まると面白味に欠けてしまいますが、流石に番狂わせは起きない気がします。
もう1試合、バイエルンとセルティックの一戦。
勝点が同じ2チーム。
パリSGに敗れたバイエルンとしては、セルティックには必ず勝たなければなりません。
パリSGに一歩遅れを取ってしまったため、現状ではセルティックとグループ2位を争うことになりました。
シーズン始まって1ヶ月という早い時期に監督解任という荒療治に出て、チームの立て直しを図ります。
果たして結果を出すことが出来るでしょうか。
グループC チェルシー2連勝、A・マドリードとの天王山を制す
・第2節対戦カード
日程 | ホーム | 試合結果 | アウェイ |
9/27(水) | カラバフ | 1-2 | ASローマ |
9/27(水) | アトレティコ・マドリード | 1-2 | チェルシー |
死の組となったグループC。
グループBのパリSG対バイエルン戦と同じく、今節大注目のカード、アトレティコ・マドリードとチェルシーの試合が行われました。
結果は、アウェイのチェルシーが土壇場の逆転劇で勝利をおさめました。
前半40分にホームのアトレティコがエースグリーズマンの得点で先手を取りました。
ただ、後半15分にモラタ、そして後半アディッショナルタイム4分に途中出場のミシー・バチュアイに逆転弾を食らい万事休す。
アトレティコは第2節を終えて1分1敗の勝点1と苦境に立たされました。
逆にチェルシーは土壇場での逆転劇で欧州CL2連勝となりました。
これでプレミア勢のトップ3であるマンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、そしてチェルシーが開幕から2連勝。
今年はプレミアが強いです。
近年プレミア勢は欧州CLで結果が出ていませんでしたが、今シーズンは違う未来が見れるかもしれません。
もう1試合のカラバフ対ローマの一戦はローマが2-1で勝利しました。
前半15分までに2点をあげ、楽勝ムードのローマでしたが、前半28分に失点すると、その後追加点が取れないままタイムアップを迎えました。
最後の最後、得失点差の戦いになった時、カラバフ相手に大量得点出来なかったことが響かなければよいのですが。。。
・第2節終了時順位表
順位 | チーム名 | 勝点 | 得失点差 |
1位 | チェルシー | 6 | 7 |
2位 | ASローマ | 4 | 1 |
3位 | アトレティコ・マドリード | 1 | -1 |
4位 | カラバフ | 0 | -7 |
・次節対戦カード
日程 | ホーム | 試合結果 | アウェイ |
10/18(水) | カラバフ | – | アトレティコ・マドリード |
10/18(水) | チェルシー | – | ASローマ |
アトレティコはアウェイでカラバフと戦います。
もはやこれ以上の勝点の取りこぼしは許されないアトレティコ。
必ず勝点3が要求されます。
もしここで引き分け以下に終わると、GL突破はかなり厳しくなると言わざるを得ません。
もう1試合は、これも注目のチェルシー対ASローマの一戦。
チェルシーはホームですし、3連勝もかかります。
必勝体制で臨んでくるでしょう。
ローマとしては引き分けられれば御の字といった所でしょうか。
欧州CLでスタンフォード・ブリッジにてチェルシー相手に勝ちをおさめるのは簡単ではありません。
競った展開になれば、ドローを目指した采配も必要かもしれませんね。
グループD バルサ2連勝、ユーべも初勝利を挙げる
・第2節対戦カード
日程 | ホーム | 試合結果 | アウェイ |
9/27(水) | スポルティング | 0-1 | FCバルセロナ |
9/27(水) | ユヴェントス | 2-0 | オリンピアコス |
まずはスポルティングとバルセロナの試合。
結果は1-0でアウェイのバルセロナが勝利しました。
その1点もオウンゴールということで、バルセロナにとってはヒヤヒヤの勝利となりました。
未だリーグでも欧州CLでも無敗を続けており、戦績だけを見れば絶好調ですが、相変わらずメッシ頼みのため、いつまでこの調子が続くか心配です。
後半戦の大事な時期に調子が上がらなかったとしてもある程度大丈夫なように、今のうちに少しでも多くの勝点を稼いでおきたいですね。
そしてユヴェントスとオリンピアコスの試合。
こちらはユヴェントスが2-0で勝利をおさめ、第2節でGL初勝利となりました。
第1節の開幕ゲームで、バルセロナに去年の借りを返されてしまいましたが、第2節はしっかりと勝ちきりました。
GLを首位で抜けるためには、後半にあるホームでのバルサ戦に勝たなければなりませんが、昨年の欧州CLファイナリストとして、ここから巻き返してくれるでしょう。
・第2節終了時順位表
順位 | チーム名 | 勝点 | 得失点差 |
1位 | FCバルセロナ | 6 | 4 |
2位 | スポルティング | 3 | 0 |
3位 | ユヴェントス | 3 | -1 |
4位 | オリンピアコス | 0 | -3 |
・次節対戦カード
日程 | ホーム | 試合結果 | アウェイ |
10/18(水) | ユヴェントス | – | スポルティング |
10/18(水) | FCバルセロナ | – | オリンピアコス |
次節は、バルセロナとユヴェントスの2強が共にホームで戦います。
まず、ユヴェントスはスポルティングと。
ここもきっちり勝って、バルセロナの背中をしっかりと追いかけていきたい所です。
逆にスポルティングはここで勝てばユヴェントスを差し置いて、グループ2位を死守できます。
バルセロナとも1点差ゲームを演じていますし、全く望みがないわけではないですね。
続いて、バルセロナはホームでオリンピアコスとの対戦。
ここまでの好調を考えればバルセロナの勝利は固いでしょうか。
オリンピアコスは既に2敗していますし、なかなか厳しい戦いとなりそうです。
バルセロナは、このままGL突破と行きたい所です。
以上、【欧州CL・グループリーグ第2節・A~D組】~結果 順位 2017-2018~でした。
次回は、【欧州CL・グループリーグ第2節・E~H組】~結果 順位 2017-2018~を見ていきたいと思います。
*【欧州CL・グループリーグ第1節・A~D組】~結果 順位 2017-2018~ はこちら