8月31日から9月1日にかけて、欧州の移籍市場が閉幕しました。
本日は、昨年のイングランドプレミアリーグ年間3位マンチェスター・シティの移籍状況を見ていきたいと思います。
夏の移籍市場では、かなり動きが活発でしたね。
特に、攻撃陣よりも守備陣の再編に多額の資金を費やしたオフとなりました。
その結果もあって、2017-2018シーズンは5試合終わって時点で、リーグ戦同率1位、16得点2失点と文句なしのスタートを切っています。
それでは今シーズンのチームの状況を見ていきたいと思います。
◾️監督
ジョセップ・グアルディオラ
監督は昨シーズンに引き続き、ジョゼップ・グアルディオラが務めます。
2016年シーズンより、今シーズンで2シーズン目となります。
昨年は鳴り物入りでプレミアリーグに上陸しましたが、リーグ戦を通して守備陣をしっかり構築できなかったこともあり、優勝したチェルシーとは勝点15差をつけられ、リーグ戦は失意の3位となりました。
ペップの監督歴で、優勝チームと勝点が15も離れてしまったのは、バルセロナ時代、バイエルン時代でも無かったのではないかと思います。
決してリーグ3位も悪くない成績ですが、やはり彼には優勝が似合うと思います。
今シーズンは欧州CLも含め、必ず巻き返してくれるでしょう。
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◾️GK
背番号1 クラウディオ・ブラーボ
背番号31 エデルソン
背番号49 アリヤネット・ムリッチ
GKは上記の3名となっています。
正GKは今オフ、ベンフィカから移籍して来たエデルソンになりました。
昨シーズン、ペップに請われてバルセロナの正GKの座を捨ててまでマンチェスター・シティに移籍して来たブラーボにとっては、屈辱的な補強となりました。
まあ昨シーズンのパフォーマンスがあまりに不安定だったということもありますが、それにしてもプロの世界は厳しいですね。
これで、マンチェスター・シティの正GKは3年連続で違うキーパーになっています。
ハート→ブラーボ(カバジェロ)→エデルソンですね。
なお昨シーズン、ブラーボと正GKを争っていたカバジェロは、今夏チェルシーに移籍しました。
チェルシーではクルトワの控え扱いになるのは確実でしたが、エデルソンの加入もあり、第3GKとなる可能性があるよりは、チェルシーの第2GKとなることを選んだのでしょう。
ペップの戦術にフィットするGKはなかなか見つからないのでしょうが、エデルソンがその解決策となるのか、注目ですね。
◾️DF
背番号2 カイル・ウォーカー
背番号3 ダニーロ
背番号4 ヴァンサン・コンパニ
背番号5 ジョン・ストーンズ
背番号15 エラキム・マンガラ
背番号22 バンジャマン・メンディ
背番号30 ニコラス・オタメンディ
背番号53 トシン・アダラビオヨ
DF陣の顔ぶれは相当変わった印象です。
まず、昨年そこそこレギュラーとして活躍していた、アレクサンダル・コラロフ、ガエル・クリシー、バカリ・サニャ、そしてパブロ・サバレタの4名がチームを退団しました。
やはりペップとしては彼らでは満足できなかったのでしょう。
変わりにトッテナムから、カイル・ウォーカーを、レアルからダニーロを、モナコからバンジャマン・メンディを獲得しました。
また、バレンシアにレンタルしていたマンガラもチームに戻しました。
昨シーズンから在籍しているのは、コンパニ、ストーンズ、オタメンディの3人位です。
もうここまでくるとDF陣総取っ替えですね。
よほどペップが昨シーズンのメンバーに納得していなかった証拠です。
今シーズンは新規一転、全員がポジション争いから始まることもあり、フレッシュな競争がチームに良い影響を与えることと思います。
◾️MF
背番号7 ラヒム・スターリング
背番号8 イルカイ・ギュンドアン
背番号17 ケヴィン・デ・ブライネ
背番号18 ファビアン・デルフ
背番号19 レロイ・サネ
背番号20 ベルナルド・シウバ
背番号21 ダビド・シルバ
背番号25 フェルナンジーニョ
背番号35 オレクサンドル・ジンチェンコ
背番号42 ヤヤ・トゥレ
背番号47 フィル・フォーデン
MF陣に関しては、DF陣程の総取っ替えではないですが、数名が変わっています。
まず、今夏にチームを去ったのは、フェルナンド・レゲスとヘスス・ナバスです。
フェルナンド・レゲスはトルコの名門ガラタサライへ、ヘスス・ナバスはセビージャFCにそれぞれ移籍しました。
両選手とも出場機会は限られておりましたし、共に30代ということを考えれば、仕方ないのかもしれません。
変わりにチームに加入したのが、昨シーズンモナコで旋風を巻き起こした、ベルナウド・シウバです。
今夏、マンチェスター・シティはモナコから2選手も強奪したことになります。
やはりお金の力は凄いです。
しかし豪華なMF陣です。
ほぼ全員の名前と顔が一致するのはなかなかないと思いました。
◾️FW
背番号10 セルヒオ・アグエロ
背番号33 ガブリエル・ジェズス
FW陣に関しては、今夏2名の選手が抜けました。
まずはノリート、1年でスペインへと戻ることになりました。
行き先はセビージャFC。
昨シーズンリーグ戦では9試合しか先発出来ていないので仕方ないですね。
もう一人は、ケレチ・イヘアナチョ。
行き先は、岡崎慎司選手が所属するプレミアのレスターです。
結果として純粋なFWは、アグエロどジェズスの2人だけとなりました。
ペップが監督なので、まあ大丈夫なんだと思いますが、少し駒不足は否めないですね。
以上、マンチェスター・シティの移籍情報 2017-2018でした。
【マンチェスター・シティ】ペップ1年目は失意の無冠に~2016-2017 順位・結果~ はこちら