8月31日から9月1日にかけて、欧州の移籍市場が閉幕しました。
本日は、昨年のイングランドプレミアリーグ年間2位トッテナムの移籍状況を見ていきたいと思います。
夏の移籍市場で大きく目立った動きは少なく、昨シーズンまでのメンバーを元に継続してチーム作りを続けて行く印象を受けました。
潤沢な資金を元に、下位チームでも大型補強を行うチームが多いプレミアリーグですが、一線を画していますね。
それでは今シーズンのチームの状況を見ていきたいと思います。
◾️監督
マウリシオ・ポチェッティーノ
監督は昨シーズンに引き続き、マウリシオ・ポチェッティーノが務めます。
2014年シーズンより、今シーズンで4シーズン目となります。
直近3年の成績は、リーグ戦5位→3位→2位と着実に順位を上げてきており、プレミアの強豪としての地位を確立しています。
しかし、昨シーズン参加したCLでは、2010-2011シーズン以来となる、グループリーグ突破とはならず、ELでもベスト32で敗れ大会を去りました。
今シーズンは、欧州CLでも活躍出来るよう、チーム戦力の底上げが必要です。
*【欧州CLグループリーグ】組み合わせ決定!総評と突破予想〜2017-2018シーズン はこちら
◾️GK
背番号1 ウーゴ・ロリス
背番号13 ミシェル・フォルム
背番号22 パウロ・ディノ・ガッサニーガ
GKは上記の3名となっています。
正GKは昨シーズンと同じくフランス代表のウーゴ・ロリスが務めます。
第2GKも昨シーズンと変わらず、オランダ人のミシェル・フォルムが務めます。
GKに関して、この2人は盤石で、特に怪我などがなければ、今シーズンも出場機会があるのは、彼等だけかと思います。
懸念点があるとすれば、年齢でしょうか。
ウーゴ・ロリスは今年31歳に、そしてミシェル・フォルムは今年34歳になります。
そのため、ポチェッテーノの元教え子である、若手のパウロ・ディノ・ガッサニーガをサウザンプトンから獲得しました。
まあGKはイタリアユヴェントスのブッフォンに代表されるように、年齢では計れないものがあります。
それでも少し高齢化してきているのは間違いなく、来シーズン以降パウロ・ディノ・ガッサニーガの力が必要になるかもしれません。
◾️DF
背番号2 キーラン・トリッピアー
背番号3 ダニー・ローズ
背番号4 トビー・アルデルヴァイレルト
背番号5 ヤン・フェルトンゲン
背番号6 ダヴィンソン・サンチェス
背番号24 セルジュ・オーリエ
背番号27 ケヴィン・ヴィマー
背番号33 ベン・デイビス
背番号37 カイル・ウォーカー・ピーターズ
今夏トッテナムを離れた選手は、昨シーズンレギュラーとして活躍していた、サイドバックのカイル・ウォーカーです。
同じプレミアリーグのマンチェスター・シティに70億を超える移籍金で、移籍しました。
確かにウォーカーは良い選手だと思いますが、果たしてサイドバックの選手に70億以上の価値があったのかは疑問が残ります。
トッテナムとしては、戦力的にはやはり痛手かと思いますが、お金的には万々歳の取引になったのではないかと思います(もし今シーズン、マンチェスター・シティでウォーカーが大活躍したらすいません)。
逆に加入した選手は、ダヴィンソン・サンチェスです。
クラブレコードの4,000万ポンドを費やして21歳の若手DFをアヤックスから獲得しました。
加えて、パリSGからウォーカーの後釜として、セルジュ・オーリエを獲得しました。
トラブルメーカーとしても有名ですが、果たしてウォーカーの穴埋めを出来るでしょうか。
ちなみに、ウォーカーの背番号2は、キーラン・トリッピアーが引き継いでいます。
◾️MF
背番号12 ヴィクター・ワニャマ
背番号15 エリック・ダイアー
背番号17 ムサ・シソコ
背番号19 ムサ・デンベレ
背番号20 デレ・アリ
背番号23 クリスティアン・エリクセン
背番号29 ハリー・ウィンクス
背番号46 タシャン・オークリー・ブース
MF陣に関しては、今夏の移籍は特段ありませんでした。
チームとしては、新加入選手がいないことよりも、既存の選手が誰も移籍しなかったことが大きかったと思います。
デレ・アリあたりは、いつビッククラブに引き抜かれてもおかしくないパフォーマンスを見せていたと思います。
また、昨シーズン出場機会が少なかったムサ・シソコや、ハリー・ウィンクスあたりも出場機会を求めての移籍があるかと思っていました。
そういう観点から見ると、今夏はある意味穏やかなシーズンオフを過ごせたのではないかと思います。
◾️FW
背番号7 ソン・フンミン
背番号9 ヴィンセント・ヤンセン
背番号10 ハリー・ケイン
背番号11 エリク・ラメラ
背番号14 ジョルジュ・ケヴィン・エンクドゥ
背番号15 フェルナンド・ジョレンテ
FW陣に関しては、スウォンジーからフェルナンド・ジョレンテを獲得しました。
昨シーズンプレミアで15ゴール。
即戦力として期待ですね。
ただ、ハリー・ケインとソン・フンミンの2人が先発し、途中からヴィンセント・ヤンセンが出てくるというパターンが、今シーズンも最初は多く見られると思います。
ソン・フンミンは怪我で出遅れていましたが、2017-2018シーズン、すでに戦列に復帰しております。
こうして見ると、カイル・ウォーカーが抜けた以外は全主力を引き止めたことになります。
しかし逆に考えると、昨シーズンからの上積みそれほど多くはないことになります。
今夏、他のプレミアのクラブは、とんでもない金額を積んで、多くのビックネームを獲得しました。
彼らにどのようにして立ち向かっていくのか、ポチェッティーノの手腕に期待ですね。
以上、トッテナムの移籍情報 2017-2018でした。
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