明治安田生命J1リーグは、9月30日に第28節8試合が行われました。
今節の試合を含め、J1 2017シーズンは残すところ7節となりました。
さて、今節の注目の試合は、上位陣では現在リーグ2位の川崎Fvs4位のC大阪の一戦。
川崎Fとしては、首位鹿島を追撃するために、もう引き分けすら許されない状況です。
また、C大阪にとっても、ACL圏内を確保するために、これ以上3位柏と離されるわけにはいきません。
そして、首位鹿島はアウェイで鳥栖と対戦します。
もし今日勝てば、残り6試合で2位川崎Fとの勝点差は8~11となり、ほぼ優勝を確定させる可能性もあります。
ここ数試合、王者鹿島らしからぬ、先制される試合が続いていますが、結果はどうなるでしょうか。
*【保存版】過去10年のJ1優勝チーム総括~2007-2016~ はこちら
残留争いでは、現在リーグ最下位のアルビレックス新潟がホームでヴィッセル神戸と対戦。
もし今日、15位のサンフレッチェ広島が勝利し、アルビレックス新潟が負けた場合、最短で次節、アルビレックス新潟のJ2降格が確定します。
その広島は、ホームで14位の北海道コンサドーレ札幌との対戦。
直接の残留争いの相手なため、しっかり勝って勝点3を積み上げたいですね。
*【保存版】過去10年のJ2降格チーム総括~2007-2016~ はこちら
それでは結果を見ていきましょう。
■試合結果
キックオフ | ホーム | 試合結果 | アウェイ |
9/30(土) | 鳥栖 | 1-0 | 鹿島 |
9/30(土) | 新潟 | 0-2 | 神戸 |
9/30(土) | 柏 | 0-1 | 甲府 |
9/30(土) | FC東京 | 0-0 | 磐田 |
9/30(土) | 広島 | 1-1 | 札幌 |
9/30(土) | 大宮 | 0-0 | 清水 |
9/30(土) | G大阪 | 1-2 | 横浜FM |
9/30(土) | 川崎F | 5-1 | C大阪 |
9/30(土) | 仙台 | 2-3 | 浦和 |
まずは、首位鹿島アントラーズと9位のサガン鳥栖の一戦。
結果は1-0でホームの鳥栖の勝利。
後半35分、MF福田選手のヘディングゴールの1点を鳥栖が守り切り、首位鹿島を撃破しました。
*【サガン鳥栖】ホーム強く、アウェイ脆く 浮上には得点力UPが必須か~2017シーズン前半戦 順位・結果~ はこちら
鹿島はリーグ戦では第22節の川崎F戦(1-3)以来の負け、さらに完封負けとなるとなんと第12節のこれまた川崎F戦(0-3)以来となりました。
首位が足踏みしましたので、2位川崎F以下のチームにとってはチャンス到来です。
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続いて、首位鹿島を追いかける 2位川崎フロンターレと4位C大阪の試合。
結果は5-1で川崎Fの勝利となりました。
前半2点、後半3点ゴールを決め、4位のC大阪に力の差を見せつけました。
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これで川崎Fは首位鹿島との勝点差を5に詰めました。
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そして、残留争い。
まずは14位の北海道コンサドーレ札幌vs15位のサンフレッチェ広島の一戦。
結果は1-1の引き分けとなりました。
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後半15分、サンフレッチェ広島はアンデルソン・ロペスのゴールで先制しますが、すぐさま後半24分、札幌がPKを獲得します。
キッカー都倉が落ちついて決め1-1。
その後はお互いチャンスを作るも得点には至らず、残留争いの2チームによる戦いは痛み分けとなりました。
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続いて、最下位のアルビレックス新潟vs10位のヴィッセル神戸の一戦。
結果は2-0で神戸の勝利となりました。
後半8分にオウンゴール、そして後半43分にルーカス・ポドルスキの今シーズン4点目で新潟を突き放しました。
神戸はリーグ戦ここ4試合負けなし(3勝1分)と調子を上げてきましたね。
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逆に新潟は12節の札幌戦で勝利してから、16試合勝星なしとなりました。
遂に降格がそこまで迫ってきました。
その他、16位のヴァンフォーレ甲府と3位の柏レイソルの試合は1-0でアウェイの甲府の勝利。
後半44分、ドゥドゥが豪快ミドルを突き刺し、そのまま逃げ切りました。
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柏としては首位の鹿島が敗れたので、差をつめるチャンスでしたが、チャンスを活かせませんでした。
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甲府としては14位札幌と15位広島が引き分けたため、大きな勝利となりましたね。
17位大宮アルディージャと13位清水エスパルスの試合は0-0の引き分けとなりました。
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大宮としては、勝点3を取れなかったのは本当に痛いですね。
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■2017年10月1日(日)時点の順位表
順位 | チーム名 | 勝点 | 得失点差 |
1位 | 鹿島 | 61 | 19 |
2位 | 川崎F | 56 | 28 |
3位 | 柏 | 53 | 17 |
4位 | 横浜FM | 51 | 11 |
5位 | C大阪 | 48 | 14 |
6位 | 磐田 | 47 | 15 |
7位 | 浦和 | 44 | 12 |
8位 | 鳥栖 | 41 | 0 |
9位 | G大阪 | 40 | 10 |
10位 | 神戸 | 40 | 0 |
11位 | FC東京 | 37 | -2 |
12位 | 仙台 | 35 | -10 |
13位 | 清水 | 29 | -14 |
14位 | 札幌 | 28 | -15 |
15位 | 広島 | 27 | -12 |
16位 | 甲府 | 27 | -13 |
17位 | 大宮 | 22 | -23 |
18位 | 新潟 | 12 | -37 |
鹿島は敗れはしましたが、首位であることには変わりありません。
そして残留圏ですが、ほぼ固まってきましたね。
13位清水から17位大宮の5チームで2枠の降格枠を争う形になりそうです。
特に13位清水から16位甲府までは、勝点2の間に4チームが入っています。
残り6試合、各チーム本当に負けられない試合になります。
最下位新潟は未だ唯一勝点が10点台となっています。
得失点差も唯一の、マイナス30点台となり、もはや残留の可能性はないと言っても過言ではないでしょう。
次節終了時点で、16位甲府との勝点差15が縮まらない場合、得失点で20点以上の開きがありますので、数字上は残留の可能性は残りますが、事実上降格確定となります。
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■次節対戦カード
キックオフ | ホーム | 試合結果 | アウェイ |
10/14(土) | 札幌 | – | 柏 |
10/14(土) | 横浜FM | – | 大宮 |
10/14(土) | 清水 | – | 磐田 |
10/14(土) | G大阪 | – | 新潟 |
10/14(土) | 鹿島 | – | 広島 |
10/14(土) | 川崎F | – | 仙台 |
10/14(土) | 浦和 | – | 神戸 |
10/15(日) | 甲府 | – | FC東京 |
10/15(日) | 鳥栖 | – | C大阪 |
日本代表戦が間に入りますので、次節29節は2週間程間が空きます。
注目カードは、清水vs磐田の静岡ダービーですね。
優勝争いとは直接関係がなくなってしまいましたが、サッカーの聖地静岡のダービーということもあり、盛り上がること間違いなしです。
ただ、清水は降格圏と勝点2しか離れていないため、勝利が求められます。
なお、前半戦に行われた静岡ダービーは、3-1でホームの磐田が勝利しています。
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その他、鹿島vs広島、札幌vs柏、横浜FMvs大宮等、上位陣と残留争いをしているチームの試合が多く組まれています。
そして、G大阪vs新潟の一戦。
何度も述べていますが、新潟はこの試合に負けると、ほとんどJ1残留の望みがなくなります。
最後の最後まで応援してくれているファンのために、少しでも長く希望を与えるため、一戦必勝で戦ってほしいですね。
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以上、明治安田生命J1第28節の結果でした。
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