明治安田生命J1リーグは、10月14日に第29節7試合、10月15日に2試合が行われました。
今節の試合を含め、J1 2017シーズンは残すところ6節となりました。
さて、今節の注目の試合は、上位陣では現在リーグ首位の鹿島vs広島、そしてリーグ2位の川崎Fvs仙台の2試合です。
残り試合数と勝点差を総合的に考えても、優勝争いはこの2チームに絞られた感はありますね。
鹿島としては現在川崎Fと勝点差5はなれているため、残り6節で5勝すれば自力優勝です。
また残り6節、4勝1分1敗でも川崎Fは6連勝しなければ勝点で追いつけません。
ただ、得失点差では川崎Fが優位にたっており、勝点で並んだ場合は、川崎Fの方が有利な状況にあります。
川崎Fの今節の対戦相手は、1週間前にルヴァン杯で逆転勝ちをおさめた仙台。
2試合連続でしっかり叩いて、勝点を積み重ねたい所ですね。
*【保存版】過去10年のJ1優勝チーム総括~2007-2016~ はこちら
残留争いでは、現在リーグ最下位のアルビレックス新潟がアウェイでガンバ大阪と対戦。
アルビレックス新潟としては、本日引き分けか負けで降格の可能性がある大一番となっています。
*遂にこの時が、、、アルビレックス新潟、次節(第29節)降格の条件は?J1 2017シーズン はこちら
その他では、札幌が柏と、清水が磐田と対戦します。
*【保存版】過去10年のJ2降格チーム総括~2007-2016~ はこちら
それでは結果を見ていきましょう。
■試合結果
キックオフ | ホーム | 試合結果 | アウェイ |
10/14(土) | 札幌 | 3-0 | 柏 |
10/14(土) | 横浜FM | 1-1 | 大宮 |
10/14(土) | 清水 | 0-3 | 磐田 |
10/14(土) | G大阪 | 0-1 | 新潟 |
10/14(土) | 鹿島 | 2-0 | 広島 |
10/14(土) | 川崎F | 3-2 | 仙台 |
10/14(土) | 浦和 | 1-1 | 神戸 |
10/15(日) | 甲府 | 1-1 | FC東京 |
10/15(日) | 鳥栖 | 1-2 | C大阪 |
まずは、首位鹿島アントラーズと15位のサンフレッチェ広島の一戦。
結果は2-0で鹿島アントラーズの勝利。
前半30分に土居の個人技で先制すると、後半39分に途中出場の鈴木優磨が試合を決定付ける追加点を上げました。
前節鳥栖に敗れた鹿島ですが、連敗することなく優勝へまた一歩近づきました。
逆に敗れた広島は、8月13日(土)の仙台戦以来、7試合ぶりの敗戦となり、暫定ですが降格圏の16位に落ちてしまいました。
続いて、首位鹿島を追いかける 2位川崎フロンターレと12位ベガルタ仙台の試合。
結果は3-2で川崎フロンターレの勝利となりました。
川崎は、前半のうちに家長が2枚のイエローを受け退場し数的不利の中、試合終了前10分間で3点を入れ、一気に試合をひっくり返しました。
なんとか首位鹿島との勝点差5をキープしましたが、本当にギリギリの勝利でしたね。
逆に仙台は先週のルヴァン杯に続き、痛恨の敗戦となりました。
後半35分まで2点リード+数的優位という状況で、そこから逆転され90分の間に敗れるというのはなかなかないことかと思います。
仙台の選手たちのメンタルがやられていないか、少し心配です。
そして、残留争い。
まずは14位の北海道コンサドーレ札幌vs3位の柏レイソルの試合。
結果は3-0で北海道コンサドーレ札幌が勝利。
スコアだけを見ると、どちらが残留争いをしているチームなのかわかりませんね。
札幌は上位チームから勝点3を積み上げることに成功し、勝点を31まで伸ばしてきました。
逆に柏は優勝の可能性が限りなく0になったかと思います。
目標をACL出場権獲得に切り替えるのが現実的でしょう。
続いて、13位の清水エスパルスと6位のジュビロ磐田の静岡ダービー。
結果は3-0でアウェイのジュビロ磐田が勝利。
MF中村選手のCKが直接ゴールに突き刺さる等、ジュビロ磐田が清水エスパルスを粉砕しました。
清水エスパルスはこの試合に敗れたため、札幌に抜かれて、14位に転落。
再降格の足音が、それほど遠くないところに聞こえてきています。
そして、G大阪vsアルビレックス新潟の一戦。
なんと、アウェイのアルビレックス新潟が1-0で勝利をおさめました。
実に17試合ぶりの勝利。勝点3を積みあげたため、今節での降格はなくなりました。
逆にG大阪は酷い有様となっています。
今シーズンは既に、J1優勝の可能性はなく、J2降格の可能性もほぼなく、天皇杯、ルヴァン杯も敗退し、長谷川監督の退任も決まっているため、完全に消化試合ではあります。
しかし、名門クラブとして、いくら消化試合とはいえども、お金を払って応援に来ているファンに対して、最下位相手にホームでクリーンシート負けはいかがなものかと思います。
来シーズンに繋がるための試合を、残り5節なんとか期待したいと思います。
■2017年10月15日(日)時点の順位表
順位 | チーム名 | 勝点 | 得失点差 |
1位 | 鹿島 | 64 | 21 |
2位 | 川崎F | 59 | 29 |
3位 | 柏 | 53 | 14 |
4位 | 横浜FM | 52 | 11 |
5位 | C大阪 | 51 | 15 |
6位 | 磐田 | 50 | 18 |
7位 | 浦和 | 45 | 12 |
8位 | 鳥栖 | 41 | -1 |
9位 | 神戸 | 41 | 0 |
10位 | G大阪 | 40 | 9 |
11位 | FC東京 | 38 | -2 |
12位 | 仙台 | 35 | -11 |
13位 | 札幌 | 31 | -12 |
14位 | 清水 | 29 | -17 |
15位 | 甲府 | 28 | -13 |
16位 | 広島 | 27 | -14 |
17位 | 大宮 | 23 | -23 |
18位 | 新潟 | 15 | -36 |
鹿島が勝点を64に伸ばしました。
残り5試合を残した状態で、勝点64は凄いですね。
また、残留争いは、北海道コンサドーレ札幌以下の6チームに絞られてきた印象です。
■次節対戦カード
キックオフ | ホーム | 試合状況 | アウェイ |
10/21(土) | 仙台 | – | 清水 |
10/21(土) | 大宮 | – | 柏 |
10/21(土) | C大阪 | – | 甲府 |
10/21(土) | 神戸 | – | 鳥栖 |
10/21(土) | 広島 | – | 川崎F |
10/21(土) | 磐田 | – | 新潟 |
10/21(土) | FC東京 | – | 札幌 |
10/21(土) | 横浜FM | – | 鹿島 |
10/22(日) | 浦和 | – | G大阪 |
注目カードは、 横浜FMvs鹿島の一戦。
首位鹿島はアウェイで4位の横浜FMとの試合ということで、優勝に向けて重要な一戦になります。
また、浦和vsG大阪のナショナルダービーもあります。
しかし、今シーズンは両チームとも中位に沈んでおり、さらにG大阪はここ2ケ月ほど泥沼にはまっております。
例年であればリーグ戦を占うような一戦になっていましたが、ちょっと今シーズンは盛り上がりにかけるかもしれません。
そして、残留争いではジュビロ磐田vs新潟の一戦。
第29節での降格は免れましたが、引き続き30節での降格の可能性もあります。
G大阪に勝利した勢いそのままに、今シーズン初の連勝をしたい所です。
*【残り10節】どこよりも早い!J1 2017シーズン 降格予想 はこちら
以上、明治安田生命J1第29節の結果でした。
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