明治安田生命J1リーグは、11月26日、11月29日に第33節9試合が行われました。
今節の試合を含め、J1 2017シーズンは残すところ2節となりました。
さて、今節の注目の試合は、上位陣では現在リーグ首位の鹿島がホームで柏レイソルと対戦します。
また、2位の川崎フロンターレもアウェイで浦和レッズと戦います。
*J1 2017シーズン 優勝の行方~鹿島、川崎の対戦相手とスケジュール~ はこちら
首位鹿島と柏の試合、鹿島としてはホームで勝利して優勝とJリーグ連覇を決めたい所ですね。
逆に柏は、負ければACL出場権が遠のきます。柏としてもなんとか勝利をおさめたいところです。
川崎Fの相手は、ACLを制したばかりの浦和。
本来なら川崎Fvs浦和という試合は超好カードですが、浦和は消化試合となっており、川崎有利かと思います。
*【保存版】過去10年のJ1優勝チーム総括~2007-2016~ はこちら
残留争いでは、現在リーグ最下位のアルビレックス新潟が前節降格決定。
今節は、大宮vs甲府の試合が組まれています。
大宮は今節引き分け以下で他会場の結果に関わらずJ2降格となりますので、兎に角勝つしかない一戦となっています。
その他では、清水がホームで新潟と、広島がホームでFC東京と対戦します。
*【保存版】過去10年のJ2降格チーム総括~2007-2016~ はこちら
それでは結果を見ていきましょう。
■試合結果
キックオフ | ホーム | 試合結果 | アウェイ |
11/26(日) | 仙台 | 2-2 | 横浜FM |
11/26(日) | 鹿島 | 0-0 | 柏 |
11/26(日) | 大宮 | 0-0 | 甲府 |
11/26(日) | 清水 | 2-3 | 新潟 |
11/26(日) | G大阪 | 0-1 | 札幌 |
11/26(日) | C大阪 | 3-1 | 神戸 |
11/26(日) | 広島 | 2-1 | FC東京 |
11/26(日) | 鳥栖 | 0-2 | 磐田 |
11/29(水) | 浦和 | 0-1 | 川崎 |
まずは、首位鹿島アントラーズと4位柏レイソルの一戦。
結果は0-0で両者勝点1を分け合う結果となりました。
鹿島アントラーズとしてはホームで優勝できず、後味の悪い試合となってしまいました。
次節、アウェイで磐田との試合、勝たないと自力で連覇出来ないという形になり、自分たちで状況を苦しくしてしまいましたね。
逆に柏は自力でのACL出場がなくなってしまいました。
後は4位をキープし、天皇杯でC大阪が優勝するのを祈るしかありません。
続いて、首位鹿島を追いかける 2位川崎フロンターレと7位浦和レッズの試合。
結果は1-0で川崎Fの勝利となりました。
ボール支配率、シュート数、CK数等、多くのスタッツで浦和が川崎Fを勝りましたが、前半14分に小林悠選手が決めた虎の子の1点を守り切り、首位鹿島との勝点差を遂に2にまで詰めました。
得失点差の関係で、最終節川崎F勝利鹿島引き分けで川崎Fの優勝となり、最終節本当に熱い試合になりそうですね。
そして、残留争い。
まずは14位の清水エスパルスと18位のアルビレックス新潟の試合。
結果は3-2でアルビレックス新潟の勝利となりました。
これでアルビレックス新潟は引き分けを挟んで4連勝、直近5試合で勝点13を積み上げています。
本当にあと何節か早くこのような勝利が続いていれば、降格は免れられたのかもしれません。
逆に清水は勝点31のまま、未だ降格争いから抜け出せず降格圏と勝点差2という状況です。
残り1試合、敗れれば降格の可能性もあり、全く予断を許さない状況です。
続いて、16位のヴァンフォーレ甲府と17位の大宮アルディージャの試合。
結果は0-0で引き分け。
大宮は残り1試合で、16位甲府と勝点差が4となり、来期のJ2降格が決定しました。
昨シーズンはJ1で過去最高位となる5位という成績を残しましたが、今シーズンは一転、降格圏から一度も抜け出すことなく、3年ぶりにJ2に降格することとなりました。
甲府も残り1節で15位清水と勝点差2。
J1残留のためには最終節、甲府が勝利し、清水が引き分け以下に終わらないといけなくなりました。
そして最後に、サンフレッチェ広島とFC東京の試合。
結果は2-1でホームのサンフレッチェ広島の勝利となりました。
これでサンフレッチェ広島は降格圏の16位甲府と勝点4差。
つい数節前までは絶望的かと思っていたJ1残留を、最終節をまたずして決めました。
過去5シーズンで3度の優勝を誇る名門のJ2降格がなくなり、ほっと一安心ですね。
■2017年11月29日(水)時点の順位表
順位 | チーム名 | 勝点 | 得失点差 |
1位 | 鹿島 | 71 | 22 |
2位 | 川崎F | 69 | 34 |
3位 | C大阪 | 63 | 23 |
4位 | 柏 | 59 | 15 |
5位 | 磐田 | 57 | 20 |
6位 | 横浜FM | 56 | 8 |
7位 | 浦和 | 49 | 11 |
8位 | 鳥栖 | 47 | -2 |
9位 | 神戸 | 44 | -3 |
10位 | G大阪 | 42 | 7 |
11位 | 仙台 | 41 | -8 |
12位 | 札幌 | 40 | -9 |
13位 | FC東京 | 39 | -5 |
14位 | 広島 | 33 | -16 |
15位 | 清水 | 31 | -20 |
16位 | 甲府 | 29 | -17 |
17位 | 大宮 | 25 | -27 |
18位 | 新潟 | 25 | -33 |
首位鹿島が引き分け、2位川崎Fが勝利したため、最終節を前に勝点差は2となりました。
やはり最終節まで優勝争いがもつれ込むのは楽しいですね。
そして残留争いは、大宮のJ2降格が決定しました。
これで、J2降格はあと1チームとなります。
最終節に、清水エスパルスかヴァンフォーレ甲府の降格が決定します。
■次節対戦カード
キックオフ | ホーム | 試合状況 | アウェイ |
12/2(土) | 札幌 | – | 鳥栖 |
12/2(土) | 浦和 | – | 横浜FM |
12/2(土) | 柏 | – | 広島 |
12/2(土) | FC東京 | – | G大阪 |
12/2(土) | 川崎F | – | 大宮 |
12/2(土) | 甲府 | – | 仙台 |
12/2(土) | 新潟 | – | C大阪 |
12/2(土) | 磐田 | – | 鹿島 |
12/2(土) | 神戸 | – | 清水 |
注目カードは、 ジュビロ磐田vs鹿島アントラーズ、川崎フロンターレvs大宮アルディージャの試合です。
川崎Fは降格が決まっている大宮相手ですし、勝利出来れば鹿島には大きなプレッシャーを与えられます。
得失点差では川崎Fが鹿島を大きく上回っているため、川崎F勝利、鹿島引き分けの場合は、川崎Fの初優勝となります。
そしてJ1残留争い。
甲府は仙台と、清水は神戸と戦います。
清水がオリジナル10の意地を見せるのか、甲府の残留力が今年も発揮されるのか、今シーズンも見どころの多い最終節となりました。
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以上、明治安田生命J1第33節の結果でした。
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