明治安田生命J1リーグは、12月2日に第34節9試合が行われました。
J1 2017シーズンの最終節となります。
さて、今節の注目の試合は、なんといっても優勝をかけた2試合、首位の鹿島vs磐田、そして2位川崎Fvs大宮の試合です。
*J1 2017シーズン 優勝の行方~鹿島、川崎の対戦相手とスケジュール~ はこちら
首位鹿島と2位川崎Fの勝点は2差、得失点差は川崎Fが12多くなっています。
そのため、鹿島が自力で優勝するためには、勝利しかありません。
鹿島が引き分けに終わると、川崎Fが勝利した場合は得失点差の関係で、川崎Fの優勝となります。
川崎は当然、まず自分たちが勝利するしかありません。
引き分け以下で、優勝の可能性はなくなりますので、シンプルですね。
*【保存版】過去10年のJ1優勝チーム総括~2007-2016~ はこちら
残留争いでは、現在リーグ最下位のアルビレックス新潟と17位の大宮アルディージャの降格が既に決定。
残り1枠、清水エスパルスとヴァンフォーレ甲府のどちらかとなります。
清水はアウェイで神戸と、甲府はホームで仙台と対戦します。
*【保存版】過去10年のJ2降格チーム総括~2007-2016~ はこちら
それでは結果を見ていきましょう。
■試合結果
キックオフ | ホーム | 試合結果 | アウェイ |
12/2(土) | 札幌 | 3-2 | 鳥栖 |
12/2(土) | 浦和 | 0-1 | 横浜FM |
12/2(土) | 柏 | 1-0 | 広島 |
12/2(土) | FC東京 | 0-0 | G大阪 |
12/2(土) | 川崎F | 5-0 | 大宮 |
12/2(土) | 甲府 | 1-0 | 仙台 |
12/2(土) | 新潟 | 1-0 | C大阪 |
12/2(土) | 磐田 | 0-0 | 鹿島 |
12/2(土) | 神戸 | 1-3 | 清水 |
まずは、首位鹿島アントラーズと5位ジュビロ磐田の一戦。
結果は0-0で両者勝点1を分け合う結果となりました。
鹿島アントラーズとしては痛恨の引き分けですね。
今日、勝たないと自力で連覇出来ないという形でしたので、引き分けに終わった事で川崎Fの結果次第で優勝を逃すこととなりました。
このような試合では憎いほど確実に勝利をおさめ、タイトルを獲得するのが鹿島アントラーズでしたが、今年はどうしたのでしょうか。
続いて、逆転優勝を目指す2位川崎フロンターレと17位大宮アルディージャの試合。
結果は5-0で川崎Fの勝利となりました。
この瞬間、川崎FのJ1リーグ初優勝が決まりました。
川崎Fとして、今まで何度挑戦しても届かなかったJ1でのタイトルに遂に辿り着いた瞬間となりました。
試合は前半40秒で阿部選手が電光石火の先制点を決めると、そこからは小林選手のハットトリックもあり、5-0で勝利。
試合終了の瞬間、中村憲剛選手が泣いて崩れ落ちるシーンは、川崎Fファンでなくても心打たれるものがあったと思います。
私も試合をライブで観戦していましたが、感動的なシーンでした。
本当にJ1初優勝、おめでとうございます!
そして、残留争い。
まずは14位の清水エスパルスと9位のヴィッセル神戸の試合。
結果は3-1で清水エスパルスの勝利となりました。
神戸の渡邉に前半13分に先制点を入れられ、嫌な雰囲気が漂いましたが、その後逆襲し、後半12分までに3点を入れ、試合を決めました。
これで最終節、自力でのJ1残留を決めました。
1年でのJ2への逆戻りとならず、ホッと一息ですね。
続いて、16位のヴァンフォーレ甲府と11位のベガルタ仙台の試合。
結果は1-0で甲府の勝利。
甲府は最終節勝利、そして清水が引き分け以下に終わればJ1残留でした。
最終節後半51分にリンス選手のゴールで劇的勝利し、最低限のノルマはクリアしましたが、清水が勝利した為、J2降格が決定しました。
毎年J1にギリギリで残留してきましたが、とうとうJ2降格となってしましたね。
これで、今シーズンJ1に昇格してきた、札幌、清水、C大阪の3チームはすべてJ1残留になりました。
■2017年12月2日(土)時点の順位表
順位 | チーム名 | 勝点 | 得失点差 |
1位 | 川崎F | 72 | 39 |
2位 | 鹿島 | 72 | 22 |
3位 | C大阪 | 63 | 22 |
4位 | 柏 | 62 | 16 |
5位 | 横浜FM | 59 | 9 |
6位 | 磐田 | 58 | 20 |
7位 | 浦和 | 49 | 10 |
8位 | 鳥栖 | 47 | -3 |
9位 | 神戸 | 44 | -5 |
10位 | G大阪 | 43 | 7 |
11位 | 札幌 | 43 | -8 |
12位 | 仙台 | 41 | -9 |
13位 | FC東京 | 40 | -5 |
14位 | 清水 | 34 | -18 |
15位 | 広島 | 33 | -17 |
16位 | 甲府 | 32 | -16 |
17位 | 新潟 | 28 | -32 |
18位 | 大宮 | 25 | -32 |
最終順位は上記の通りです。
川崎Fが念願の初優勝、昨シーズンの王者鹿島が2位、C大阪が3位となり、この3チームが来シーズンのACL出場権を獲得しました。
また4位の柏レイソルですが、天皇杯でC大阪が優勝すれば繰り上げでACLに出場できるようになります。
こう見ると、前半戦を1位、2位で折り返したG大阪と浦和レッズは本当に後半戦失速しましたね。
ここ数年、この2チームが共に優勝争いに関わらなかったことはなかったと思うので、少し寂しいシーズンとなりました。
そしてJ2降格は、甲府、大宮、新潟の3チームとなりました。
以上、明治安田生命J1第34節の結果及び、年間の最終順位でした。
*【J1第33節・結果】鹿島分け・川崎勝利で優勝は最終節に持ち越し、大宮は分けJ2降格決定